【千葉ジェッツ】#準備はいいぞ 2020-21シーズン
新体制発表会&注目選手インタビュー

新体制発表会&
10周年プロジェクト

9月14日、後日公式動画チャンネルで配信された「2020-21シーズン 新体制発表会&10周年プロジェクト」の公開収録が行われました。

おなじみの面々が久しぶりに集合!

場所は船橋アリーナのサブアリーナ。

田村征也社長のあいさつのあと、本番さながらスタージェッツによるキレッキレのパフォーマンスが披露されました。

ドラムパフォーマーのKatsunariと共に、今シーズンも選手たちにエナジーを送って後押しします。

スタージェッツ
▲華麗なダンスでチームを鼓舞するスタージェッツ

スタージェッツとKatsunari
▲ドラムパフォーマーのKatsunari(中央)

さて、いよいよ選手たちの入場です。

本番のような会場暗転やプロジェクションマッピングこそないものの、おなじみのMC・RISUKE(リスケ)のコールと共にスモークの中から選手たちが入場してきました。

RISUKE
▲半年ぶりに聞くMC・RISUKEのシャウト「ア~ユゥ~レディ⁉」

おーみさん
▲「おーみ、どうしたの?」パンツをかなり上まで引っ張り上げて登場した大宮選手にジャンボくんもびっくり

ふたご
▲「ジャンボくんの双子の兄弟」と言われる藤永選手ですが、見つめるジャンボくんに対し無反応(笑)。ツンデレでしょうか…

ぎゃびんとじゃんぼ▲ここは安定の仲良しぶり。今季から帰化外国籍選手登録となったギャビン・エドワーズ選手

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新体制発表で思わず
ざわつくサプライズ!

続いて選手たちがコート中央に集まり、新体制の発表が行われました。

大野ヘッドコーチの口から新キャプテンの名が告げられます。

「勇樹にやってもらおうと思います」

これにはゲストの佐々木クリスさん・上田まりえさんもびっくり!

これまでプレーでジェッツを引っ張ってきた富樫勇樹選手ですが、正直キャプテンのイメージはあまりなく…。

本人も「キャプテンは小学6年生のとき1年間やったぐらい。あまり経験がないのでちょっとどうしていいか分からないですけど、副キャプテンと力を合わせて頑張ります」とコメント。

その副キャプテンに任命されたのが田口選手です。

富樫と田口
▲秋田ノーザンハピネッツ時代からの仲良しコンビ

「今季は富樫がキャプテンをするという大変なシーズン。サポート役の自分が最大のキーマンになると思いますが、何が何でも優勝します!」と力強く宣言してくれました。

その後、選手たちが順番にコメント。

赤穂雷太
▲「ダンク10本が目標」と赤穂雷太選手。「シャイなので、(師匠と仰ぐ)大宮選手にトークを教わりたい」

おーみギャグに苦笑するふーみん
▲サイズ選手に対抗して脚を長く見せようとパンツを上げた大宮選手(後列中央)。「おーみの後はコメントしづらい」と苦笑いの西村選手(前列右)

佐藤卓磨
▲新加入の佐藤卓磨選手。「チームに新しい風を吹き込みたい」

セバスチャン・サイズ
▲昨年の開幕戦、サンロッカーズ渋谷の一員としてジェッツを苦しめたセバスチャン・サイズ選手がチームメイトに!

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期待の企画が続々登場!
10周年プロジェクト

続いて田村社長から10周年プロジェクトの発表がありました。

10周年にちなんで10の企画が用意されているのですが、この日はそのうち7つまでを発表。

専用練習場となる体育館建設や10周年記念グッズの発売など胸躍る企画がめじろ押しです。(プロジェクトの詳細はこちら

中でも強いインパクトがあったのは、公式動画「ジェッツチャンネル」でシーズン通して配信されるチームの密着ドキュメンタリー「THE INSIDE powerd by Sateraito Office」。

一体どんなドラマを見せてくれるのか、優勝というハッピーエンドまでの道のりを、別視点からも楽しめるシーズンになりそうです。

 

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注目選手にインタビュー!

新体制発表会当日、3人の選手に今季に懸ける思いなどを聞きました。

(メディアによる共同インタビューの内容を基に構成しています)

原修太選手

地元船橋高根台出身、チームの末っ子キャラとして愛されてきた原選手も5年目を迎えました。

シーズン前には、2年前に難病の潰瘍性大腸炎と診断されていたことを公表し、長期療養児とのオンライン交流なども実施しています。

はらちゃん

―このたび病気のことを公表されましたが、気持ちの変化はありましたか?

別に隠していたわけではなく、病気と分かった瞬間から「いつか公表する」と決めていたので、特に気持ちの変化はありません。

公表後、知り合いやバスケ関係者以外の方からもSNSでフォローしていただいて、「私はこういう病気です。一緒に頑張りましょう」といったメッセージをくれる方もいて。

それで自分も勇気をもらえました。

と同時に、「こんなにたくさん同じ境遇の人がいるんだ」と驚きました。

こういう人たちや長期療養の子どもたちなど、自分と似たような境遇で苦しんでいる人たちのためにもいいプレーをして、勇気を与えられるようになりたいと思っています。

 

―田口選手からチーム内の注目選手に挙げられていましたね。

素直にうれしいです。

ポジションが重複するので、プレータイム(出場時間)を奪い合うという意味ではライバルなのかもしれませんが、シゲとは一緒にジェッツでやるようになって3シーズン目ですし、とてもいい関係です。 

―シゲって呼んでるんですか?(笑)

1シーズン目からそうです。

(富樫)勇樹もそう呼んでるし。

上下関係がないっていうか、もしかしたら敢えてなくしているのかもしれないですけど。

ジェッツの場合は自分が入団したときからそういうフランクな感じで、やりやすいです。(荒尾)岳さんとか(西村)文男さんとかイートン(伊藤俊亮元選手)とか、大宮さんとか…。

一応「さん」付けはしますけど、みんな「いいお兄ちゃん」。

頼りにしているお兄ちゃんという感じで、気軽に相談もできますし、言いたいことも言える、すごく良い環境です。

―今季に懸ける思いを聞かせてください。

プロ入ってからずっと、「より長く試合に出て、チームに貢献して優勝したい」という姿勢は変わりません。

そういう意味では出場時間にこだわりはありますが、まずは自分の仕事を全うしたい。

そうすれば大野コーチは必ず認めてくれる。

それが分かっているので、今は自分の課題に集中してプレーできているのかなと思います。

原選手にインタビュー
▲ソーシャルディスタンスを保った上で行われたインタビュー

―数字的な目標はありますか?

出場時間はもちろん長ければいいですが、単純に数字というよりは、勝負所の良い局面で使ってもらえるようになりたいです。

コロナで終わってしまった昨シーズンはは別として、その前のBリーグ2年目3年目のシーズン(いずれもチャンピオンシップ決勝で敗れる)の悔しさが残っているので、今シーズンこそ、この千葉で優勝して、船橋パレードを実現したいです!

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富樫勇樹選手

チームのエースであり、Bリーグの顔でもある富樫選手。

まさかのキャプテン就任の真相は…?

―キャプテン就任について大野ヘッドコーチから打診があったときは、どう思いましたか?

最初は断りました。

でも「勇樹ももう27歳だし、一つ上のレベルに行くための良いステップになるんじゃないか?」と勧めてくれて。

せっかく大野さんがそこまで言ってくれるなら、やってみよう…か…な…と。

キャプテンだからこうしてほしい、という具体的なことは求められていないですが、期待に応えられるように頑張りたい。

成長の機会ととらえて、よりチームや周りの選手、特に若いチームメートに目を向けられるようになれればと思います。

今までチームで一番下の世代だったので、5歳も下の選手が入って来るのは不思議な感覚ですね。

富樫勇樹

―キャプテン就任で負担も大きくなると思いますが、どうですか?

正直、プロのチームのキャプテンて、そんなに大変じゃないですよ。

それぞれみんなプロなんだし。

まあ、このチームはキャプテンのハードルが低めだから、それに関してはよかったです。

(小野)龍猛さんも文男さんもキャプテンらしさゼロじゃないですか(笑)。

それでも二人ともそれぞれの個性があって、その良い面を見てきましたし。

自分も自分らしさをしっかり出しながらやっていきます。

変えられない部分があることも分かった上で、大野さんも選んでくれているので。

―今シーズンの目標を教えてください。

3年前ぐらいからずっと言っているのですが、プレーの質にこだわりたいです。

今年もそこは変わりません。

何点取りたいとかそういう数字的なことではなく、得点の確率を上げるための良いセレクション(プレーや作戦の選択)、最適なタイミングでシュートを打つことなどを大事にしたいです。

―優勝候補と言われることにプレッシャーは感じますか?

それはないです。

今シーズンに関しては「楽しみ」という気持ちが一番。

(セバスチャン)サイズという、誰が見てもジェッツのバスケに合うだろうなと思うような選手が入ってきました。

彼とBリーグオールスターの時に話をして、すごく熱い気持ちを持った良い選手だということが分かったんです。

熱すぎて、小さいことでも負けるとすごく落ち込むのがまたかわいいんですよ。

チームで遊びの卓球をして盛り上がっていたときも、自分が負けた瞬間から一言もしゃべらなくなっちゃった(笑)。

サイズのことを語る富樫
▲サイズ選手とのホットラインでジェッツのバスケがさらに加速しそう

―オリンピックが延期になりましたが、モチベーションはいかがですか?

そこは自分がコントロールできることではないので。

オリンピック以外にBリーグという大きな舞台もありますから。

来年オリンピックがあれば日本代表に選ばれるように、まずは今シーズンもBリーグで活躍しないと、と思っています。

オリンピックはここ数年の目標だったので、なくなったら残念ですが、ないならないで仕方がない。

自分がコントロールできることに集中して、千葉ジェッツを1試合でも多く勝たせることが目標です。

 

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田口成浩選手

副キャプテンは昨シーズンに続いて2年連続、秋田ノーザンハピネッツ時代から富樫選手と仲の良い田口選手です。

田口成浩
▲楽しいトークで取材陣も和ませてくれる田口選手。つかみはOK♪

―富樫キャプテンは「田口さんが副キャプテンだとやりやすいですか?」という質問に対して「別に(笑)」とおっしゃってましたが、それを聞いていかがですか?

いやいやいや、本人はそんなこと言ってますけど、彼の私生活のフォローが一番大変なんですよ!

プレー中も熱くなりすぎて冷静さを失うことがあるので、そういうときに「落ち着け!」と声を掛けてサポートしないと。

富樫に対してガツンとはっきりものを言えるのは僕ぐらいしかいないので。

だから副キャプテンに任命されたんだと思います。

―円陣を組んだときの掛け声は田口選手が担当なんですね。

富樫が「掛け声やるぐらいならキャプテンをやらない」というので、大野さんが「じゃあ自分がやるから」と言ったら、「いや、シゲにやらせます」って。

それでやることになりました(笑)

田口成浩
▲今年も「おいさー!」の雄たけびでチームに勢いをつけてくれそう

―今シーズンの目標は何ですか?

まず(シュートの)規定本数に達すること、その上で常に3ポイント王は目指しています。

シュート数を増やし、かつゴールの確率も上げたい。

そのためにもけがをせずに、シーズン通してチームに貢献し続けるのが目標です。

―チーム内でのポジション争いが熾烈ですね。

確かにプレータイム(出場時間)の奪い合いにはなるので、そこはしんどいですけどね。

でもジェッツでは3年目、これまでの経験があるので自分がやるべきことは分かっています。

30歳ですし、若手と比べればメンタルの立て直し方なども含め、自信があります。

ライバルは何人もいますが、「ピュアシューター」=シュートの専門職、は自分だけ。

それだけに、試合ではゴールを決めていかないと説得力がありません。

馬鹿にされないように頑張りますよ。

昨シーズン不完全燃焼だった分、今シーズンに懸けています。

その気持ちが伝わったら拍手してください。

皆さんと一緒に戦っていきたいので、よろしくお願いします!

 

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この記事を書いた人

編集部 R

「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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