耐震工事のため2年間休館していた柏市教育福祉会館が「誰もが集える みんながつながる 地域へ広がる」をコンセプトに4月1日から本稼働。

イタリア語で「収穫」や「集い」を表す「ラコルタ」から「ラコルタ柏」という愛称も付きました。

柏市教育福祉会館ラコルタ柏
▲柏駅東口から徒歩10分、柏市役所と図書館の間に立地

公開 2021/05/07(最終更新 2021/05/12)

ちいき新聞ライター

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誰でも利用しやすい空間が誕生

「ラコルタ柏」は、総合福祉センター(1・2階)と中央公民館(3〜5階)からなる複合施設。

リニューアルを機に両方の受付を3階の「総合窓口」に集約し、館内のことを全て案内できるようになりました。

1階には「断らない相談窓口」をうたった「福祉の総合相談」を設置。

福祉や生活に関することなら何でも相談できる頼もしい存在です。

2階と3階には、Wi-Fi完備のフリースペースが誕生。

3階のオープンスペースには、柏で人気のぺジーブルの姉妹店が出店し、天然酵母パンやコーヒーなどを味わえます。

オシャレなカフェもオープン(月~金曜午前10時~午後5時45分)
▲オシャレなカフェもオープン(月~金曜午前10時~午後5時45分)

また、2階の多世代交流スペースは、みんなの居場所として、従来の将棋や囲碁の利用に加え、市民提案型のイベントも開催できます。

「小さなお子さんが遊べる部屋や授乳室も設置しました。囲碁を楽しむ高齢者を見て子どもたちが興味を持ち、教えてもらう。そんな交流が生まれるといいですね」と柏市役所の小川正洋さん。

今まで利用できる人が限られていた施設が、誰でも気軽に利用できる場に生まれ変わりました。

ラコルタ柏
▲床や壁は白くなり、外も見えるようになり、明るくなった3階フロア
ラコルタ柏1階には障害者の作品を展示販売するコーナーも
▲1階には障害者の作品を展示販売するコーナーも

壁一面のお絵かきが楽しめる交流室も

中央公民館は、何かしらの学習活動を行う登録団体向けの貸し部屋(有料)が中心。

要望の多かった小部屋を増やし、音楽室には壁面鏡を設置。

パーテーションで大きさを変えられる部屋も増え、利便性が高まりました。

ラコルタ柏

また、4階には左右の壁一面がホワイトボードの交流室や調理台の高さを調節できる料理実習室もあり、親子の活動を応援してくれます。

館内は耐震性の向上やバリアフリー化が進み、照明もLEDに。

中央公民館の和島拓也さんは、「利用者から明るくなったと好評です。まずは見学していただき、居心地の良い場所や自分なりの使い方を見つけて欲しいです」と話します。(取材・執筆/琉)

柏市教育福祉会館「ラコルタ柏」

住所/千葉県柏市柏5-8-12

開館/午前9時~午後9時(施設により異なる)

※年末年始休館

問い合わせ/ 04-7164-1811