船橋市でたい焼きといえばそう、「天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店」! 2017年に京成船橋駅前にオープンした天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店は、オープン当初から行きかう人が思わず足を止めてしまうことも多い盛況ぶり。お店から漂う香ばしい匂いにはそそられてしまいますよね。

今回は、鳴門鯛焼本舗社員の森本さんにお話を伺いながら、 そのおいしさの秘訣に迫ります。実食リポートも!

※内容は取材時点のものです。最新情報は公式HPまたはSNSでご確認ください

公開 2023/06/30(最終更新 2023/07/03)

編集部 S

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編集部所属。茨城生まれの千葉育ち。書(描)いたり撮ったりしています。日常のことを文字やイラスト・漫画・写真で発信することが好き。ファインダー越しに見る千葉の高校野球が色々な意味で熱い。

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天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗は、ドリームアドバンス株式会社が運営する天然のたい焼き屋です。船橋店の他、関東や東海・関西・中国・九州エリアなど全国に店舗を構えています。

船橋駅前店は、京成本線の京成船橋駅東口の階段を下って横断歩道を渡り、駅前通り(県道39号)沿いを歩いてすぐの場所にあります。船橋駅前店に限らず、店内にイートインスペースなどはなくテイクアウト専門です。

船橋駅前店は23時までの営業で、たい焼き店にしては珍しく夜遅くまで営業しています。

なぜ夜遅くまで営業しているかを社員の森本さんへ尋ねたところ、その理由はシンプルに「遅い時間にもたい焼きを食べたい人がいるから」だそう。

そのため、自分用はもちろん、例えば飲み会終わりの家族へのお土産だったり、2軒目へ赴く前の差し入れだったりと、ちょっとした贈り物の際にも利用する人が多いのだとか。

天然たい焼きとは?

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 天然たい焼きとは

気になるのは、店名にもなっている「天然鯛焼」について。たい焼き業界における「天然」とは一体どういった意味合いなのか、森本さんへ聞いてみました。

どうやらたい焼きには1匹ずつ丁寧に焼く「一丁焼き」という焼き上げ製法と、屋台などでよく見かける5匹ほどが並んだ型に生地を流して焼き上げる製法があるとのこと。前者を「天然」、後者を「養殖」と呼んでいるそうです。

「一丁焼き」は一気に焼き上げることができる製法とは違い、一つの焼き型に生地と餡をのせ、火床の上でガチャガチャと移動させ、直火で丹精こめて焼き上げています。

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼きを作る様子

1匹ずつとなるため効率は悪いのですが、連なっている焼き型特有の奥や手前の火力の違いによる焼きムラなどがなく、おいしいたい焼きができあがるのです。

ちなみにこの焼き型、一つ2キロもするそうです。スタッフさんに聞いたところ、忙しいときは片手で4キロを扱うこともあるとか!

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼きを作る様子

おいしいたい焼きを食べてほしいというシンプルな思いだからこそ、提供するたい焼きに妥協はありません。特に、いかに薄皮にするか、どこから食べても餡がびっちり詰まっているようにするかにこだわっています。職人一人一人の技量により差が出ないような焼き加減などを徹底しています。

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼きを作る様子

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店のたい焼きを実食リポート!

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼きのメニュー

船橋駅前店で購入したのは「十勝産あずき」「鳴門金時いも」「プレミアムチョコレート」の3つ(カスタードのみ、現在鳥インフルエンザの関係で販売休止中となっています)。

まずはオープン当初からのメイン商品、「十勝産あずき」を実食! 甘みがほどよく控えめだと伺いましたが、実際にいただいてみます。

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼き 十勝産あずき

たしかに、控えめな甘さでしつこくなく、自然と次の一口へと進んでしまうような味わいです。そしてやはり、薄皮で中身がびっしりと詰まっているのが魅力的だと改めて思いました。

次に、こちらもオープン当初からのメイン商品である「鳴門金時いも」。

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店  たい焼き 鳴門金時いも

食べる前に、中身はほぼお芋だと森本さんから伺っていたのですが、食べてみて実感しました。お芋そのもの! 焼き芋を食べているような感覚です。白餡も入っていますが、お芋と白餡の比率は圧倒的に金時芋の方が多いようで、薄皮の生地との相性も抜群でした。

最後に、現在販売休止中のプレミアムカスタードの代わりとなる商品「プレミアムチョコレート」を実食。こちらも、甘さは控えめでどちらかというと大人の味とお聞きしましたが…?

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 たい焼き プレミアムチョコレート

ガーナ産チョコレートを使用したチョコレート、とても上品な味でした。濃厚だけど飽きがきてしまうような甘いものではなく、ビターテイスト。“疲れているときに食べたいたい焼き”、そんなイメージを持ちました。

ちなみにこちらのチョコレートは、安っぽさがなくどこにでもない味の「鳴門のチョコレート」を目指して開発されたのだそう。プレミアムカスタードの代わりの期間限定なのがもったいないと思ってしまいます!

今回販売休止中だったプレミアムカスタードは、天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗開業から約13年後に登場しました。「十勝産あずき」も「鳴門金時いも」も人気でしたが、お客さまから「カスタードはないの?」という声が多かったそうです。

その声を受け、他の店にはない鳴門だけのカスタードが生まれました。要望が多かったカスタードは、やはり大ヒット! 実際に船橋店にて撮影中、お客さまとの「カスタードはないの?」といったやり取りをしているところを見ました。

大人気のとろとろとした濃厚なカスタード、販売が再開したらぜひ食べてみてくださいね。

また、天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗では、たい焼き以外の商品も販売中です。

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店 アイスメニュー

特に夏場にうれしい「アイスもなか」や「抹茶もなか」などは、あずき入りもあるのが魅力的です。

店舗により、夏限定で抹茶スムージーやほうじ茶ラテもあるとのこと! 船橋だけではなく全国に展開しているので、見かけた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

たい焼き持ち帰りの場合のおいしい食べ方&保存方法

たい焼きは焼きたてがおいしくておすすめですが、お土産などで持ち帰る場合は以下のようにするとおいしく食べることができます。

1.小さじ1杯ほどの水でたい焼き全体にまんべんなくなじませる
2.オーブントースターで3~4分焼くと、薄皮のパリッとした食感がよみがえります

冷凍保存の場合は、下記の通りに!

1.たい焼きを1匹ずつ丁寧にラップにくるみ冷凍保存
2.食べる前は、冷凍庫から取り出し常温に戻す
※冷凍保存の場合でも2~3日以内に食べるように

天然鯛焼 鳴門鯛焼本舗 船橋駅前店の店舗詳細

住所/千葉県船橋市本町4-45-21
アクセス/京成本線「京成船橋」駅徒歩30秒
営業時間/10:00~23:00
定休日/なし
駐車場/なし
ホームページ/https://www.taiyaki.co.jp/