【栄養士の料理】節分の過ごし方恵方巻きと豆料理のレシピも紹介
こんにちは。料理担当のみぃすけです。
今年ももう1月が終わり、早くも2月になりました。
2月の行事といえば『節分』!
子供の頃、「鬼は外!」と豆を外に投げることが楽しみで仕方がなかった私。
しかし、豆なんかで本当に鬼が逃げるの?なんて事を思ったこともありました。
皆さん、もし子どもに「節分ってなぁに? なんで豆をまくの?」などと聞かれたら、きちんと答えられますか?
そこで、今回は「節分」について説明させて頂きます。
公開 2018/02/01
みぃすけ
越谷市在住。栄養士。香川栄養専門学校卒業後、食事委託会社に就職し、特別養護老人ホーム・産婦人科・病院で経験を重ねる。その後転職し、私立一貫校の学生食堂で責任者として栄養・調理業務の他、給食管理業務も行う。現在は1児の母。
記事一覧へ節分とは
節分とは、冬から春に変わる「立春」の前日を指し、2月3日であることが多いのですが、まれに日にちが前後することもあります。
(※編集部注:2021年は立春が2月3日なので節分は2月2日になります!)
「鬼」は、病気や災難の象徴です。
その鬼を追い払うため、炒った豆を「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまきます。
そしてそのまいた豆を自分の年齢よりも一つ多く食べることで、体が丈夫になり風邪もひきにくくなるといいます。
そもそもなんで豆(大豆)なの?
豆をまく理由は、その昔都を荒らす鬼の目を豆(大豆)で潰し、退治した伝説が始まりだそう。
このことから、豆には魔除けの力があると信じられているのです。
または語呂合わせで「魔目(まめ)」「魔滅(まめ)」に通じることから、鬼にぶつけることにより一年の無病息災を願うという意味合いもあるのだとか。
地域によっては、大豆ではなく落花生をまくこともあります。
豆のまき方
豆は、一家の主がまきましょう。
しかし、年男・女、厄年の方がいる場合、その人がまいた方が良いそうです。
まき方は、まず窓を開けて「鬼は外」と言いながら外に2回。
すぐに窓を閉め、今度は「福は内」と言いながら部屋に2回まきます。
家の奥の部屋から順番にまき、玄関は最後にまきましょう。
ただし、鬼が神様とされている地域では、「福は内、鬼も内」と唱えるのだそうです。
皆さんの地域はどうですか?
同じ日本でも、色々と風習が異なり面白いですね。
次は、節分にオススメのレシピを紹介したいと思います。
家族が喜ぶ♪節分レシピ
●野菜たっぷり恵方巻
野菜をたくさん使い、子どもが好きそうな物を一緒に巻いてみました。
手作りだから添加物もなく安心。
縁起をかついで7種類の具を巻いています。
≪材料≫
・厚焼き玉子(小さめ1本分)
鶏卵 ……4個
だし汁……30cc(大さじ2)
上白糖……20g
・かんぴょう
乾かんぴょうを軽く水洗いした後、多めの塩で弾力が出てくるまでよく揉む。
何度かすすぎ、5分ほど水に浸して戻す。
その後、熱湯で2分ほど煮たら湯を切り、醤油・酒・みりん・上白糖・だし汁で好みに合わせ味付け。
・ツナマヨ
ツナ缶 …… 1~2缶
マヨネーズ …… お好みの量
・ほうれん草
・人参
・しめじ
・かにかま
・酢飯(米1合に対してすし酢30mlが目安)
・焼きのり
≪下準備≫
かんぴょうは前日に煮ておくと楽です。
酢飯は混ぜておき、厚焼き玉子は焼いて冷ましておいてください。
≪作り方≫
①ほうれん草・人参・しめじは塩ゆでをする。
厚焼き玉子は細長く切り、ツナはマヨネーズと合わせる。
②巻きすを用意し、のり、ごはん、具材の順に乗せ、手前のごはんと奥のごはんの端を合わせるつもりで一気に巻く。
※厚焼き玉子の分量は作りやすい分量です。少し多めに出来上がります。
今回しめじはゆでただけですが、甘辛く煮てもおいしいと思います。
●大豆の甘辛揚げ(4人分)
前回のうどんに引き続き、こちらも我が家の定番レシピです!
豆嫌いのパパが、パクパク食べてくれる一品。
炒り豆が苦手という方にもオススメです。
≪材料≫
乾燥大豆 …… 150g
片栗粉 …… 少々
合わせ調味料
・醤油 …… 大さじ1
・みりん …… 大さじ1
・砂糖 …… 大さじ1
・酢 …… 大さじ1/2
≪作り方≫
①大豆は軽く洗いボウルに入れ、一晩たっぷりの水で戻しておく。
戻した水ごと鍋に入れ、弱火でコトコト1時間ほど豆が柔らかくなるまで煮る。
※吹きこぼれ注意
②大豆の水気をよく切っておき、ビニールに入れ片栗粉をまんべんなくまぶす。
③180℃の油で、からりと揚げる。
その間に調味料を大きめのボウルに合わせておく。
④揚げたての大豆を、調味料に絡めて完成。
※豆を油に入れるとき、やけどに注意してください。
調味料はあくまでも目安なので、好みに合わせて調節してください。
いかがでしたでしょうか?
恵方巻は、神様のいる方角(恵方)を向いて食べるもの。
そして、全部食べ終わるまでしゃべってはいけない、また一口大に切ってもいけないというなかなか大変なルールがあります。
ちなみに今年の方角は「南南東」ですよ!
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪