春日部市の子育て支援「ぽっけのおうち」が共栄大学でイベント開催
昨年4月から、春日部市委託事業として活動している「地域子育て支援拠点ぽっけのおうち」。
子育て支援活動を広く知ってもらいたいと、市内にある大学の学園祭でイベントを開催する。
若い人も関心を持って
地域で子育てを
「ぽっけのおうち」に集まる親子たち
安心して子育てができる地域づくりを目指して、子育て相談や援助、交流支援、子育てイベント開催などを行っている「ぽっけのおうち」。
ここに集う親子は活発に楽しく活動しているが、子育ては周囲から孤立しがち。
もっと地域全体で子育てを、という思いを抱く「ぽっけのおうち」管理者の山本桂子さんは、「子育て応援マルシェ」開催に当たり、若い世代にも関わってほしいと、市内の共栄大学に会場提供を打診。
すると大学は会場と共に、教育学部の学生も当日協力してくれることに。
「学生たちも、子どもや親と触れ合う体験を通して子育てについて学ぶきっかけになれば」と山本さんは語る。
子育てサークルなどの情報提供も
共栄大学の学園祭(昨年)
今回のマルシェには、多彩な地元の子育てサークルや子育て支援団体が、大人も子どもも、そして子育て世代以外の人も楽しめる企画やブースを用意。
多言語絵本読み聞かせサークルによる「多国籍カフェ」、ハンドメイドサークルや親の会の雑貨販売・ものづくりワークショップ、ゴスペルステージなど、親たちも得意分野を生かして参加する。
「ぽっけのおうち」に寄せられた「父・母の思い」をガーランドにして会場を飾るので、そちらも注目したい。
複数の子育て支援団体が情報提供スペースを設けるので、子育てに悩んでいる人や、支援活動に興味がある人にとっても良い機会になりそうだ。
「世代や地域の枠を超えて、誰もが子育てに関わる社会づくり」を目指す「ぽっけのおうち」と、学園祭のコラボがどんな効果を生み出すか、楽しみだ。(かなえ)
絵本を多言語で楽しく読み聞かせ