2022年7月に千葉県南房総市でオープンした「海鮮食堂 ISOBA」。
こちらの人気メニュー「いかメンチ」の専門店が、2023年1月4日木更津市にオープンしました。
いかメンチとはどんなメニュー? 味の秘密やなぜ木更津に専門店がオープンなのか?…などなど、気になるあれこれを調査しました!
公開 2023/02/28(最終更新 2023/12/25)
花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
記事一覧へ売り切れることもあるいかメンチ。確実にゲットしたいなら午前中に!
いかメンチ専門店の営業時間は、平日10時30分~15時。
「いかメンチとはいかなるものか、まずは食べてみなくては」と14時ごろ購入に向かいました。
ところが…
何と!この日のいかメンチはすでに売り切れ。
公式インスタグラムにも「数量限定販売なので、無くなり次第終了となります」とはありましたが、まさか1時間前に終わってしまうとは。
呆然とする私に近くで作業されている方が
「確実に買いたいならお昼くらいまでに来ないと。13時で終わっちゃってる日もあったよ」
と教えてくれました。
まじか。
いかメンチ人気を甘く見てました。
ということで、日を改めて今度は11時に再チャレンジ!
窓口で数を伝え、会計を済ませて無事いかメンチをゲット!
今すぐにかぶりつきたい衝動を抑えて持ち帰りました。
帰宅の車の中がいかメンチの香りで満たされて、つまみ食いをこらえるのが大変だったことをお伝えいたします!
こうして我が家にやってきたいかメンチ。
いよいよオープン!
見た目はコロッケに似ています。
まだだ…まだかじっちゃだめだ。
まずは中身をチェックしないと!
包丁を入れた瞬間の「サクッ」という音がもう飯テロ。
断面からはぎっしりつまったいかの身が見えます。
ではもう食べてもいいでしょうか?いただきます!
ん~!
口いっぱいに広がる香ばしいいかの風味。
大きめにカットされたいかの歯ごたえがまた良い!
いかの味を引き立てるような野菜の旨みも、ほんの少し感じられました。
しかし、なぜ木更津市に南房総名物の専門店が?いかメンチの由来や味の秘密は?などなど気になる点が続々。
そこで、海鮮食堂ISOBAさんに取材を申し込み、取締役の平野さんにお話を伺うことができました!
専門店だから提供できる、手作り・できたてのいかメンチ
――そもそもなぜ木更津にいかメンチ専門店をオープンさせたのでしょうか?
(以下平野さん)「いかメンチは海鮮食堂ISOBAのテイクアウト可能なメニューとして開発しました。当初はISOBA店内で生産・販売していたんですが、人気が出たためにISOBAでの生産が間に合わなくなったんです。
そこでスタッフ募集がかけやすく、南房総へのアクセスも良い木更津市内に生産だけを行う工房を立ち上げたんです」
――えっ、じゃあ直売所というよりは、生産所だったんですか!
「そうです。せっかくここで生産しているなら、自慢のいかメンチを地元の方にも味わっていただきたいと、製造の合間に販売したんですよ。
それがおかげさまで想像以上の売れ行きで、終了時間前に売り切れてしまうことも多くご迷惑をおかけしています。2023年2月からは生産量をアップさせていますので、売り切れ状況は改善できるかと思います」
――いかメンチのおいしさの秘密は、生産直売だったんですね。
「手作り、作りたてにはこだわっています。
いかのゴロゴロとした食感がしっかりと感じられるようにカットから気を配り、メンチのつなぎもいか100%のすり身で、混ぜ物は一切使っていません。
『おいしいメンチカツは味付けなしでおいしく食べられる』と言います。いかメンチもソースや醤油なしでおいしく食べられるようにと味付けも工夫しました」
――いかメンチは南房総ではメジャーなメニューなんですか?
「実はそれほどポピュラーな料理じゃないんですよ。でも、昔からあったメニューではあります。僕は富浦で生まれ育っているんですが、子どもの頃、海で遊んだ帰りなどに町の商店でいかメンチを買い食いしてたんです。いかメンチの原点は、僕の思い出の味ですね。
だから、いかメンチのおすすめの食べ方は、窓口で受け取ったらその場で揚げたてを食べてもらうことかな」
――先日揚げたてをいただいたんですが、1つは食べきれずに翌日まで持ち越してしまいトースターで焼き直したら、こちらも香ばしくておいしかったです。
「揚げたてが一番ですが、冷めても温め直しでもまた違った風味で楽しめますよ。おやつから晩ごはんのメインまで、幅広くお召し上がりください」
なお、いかメンチ専門店の営業時間は現在15時までとなっていますが「夕方の営業を」の声が多いため、営業時間を延長できるよう調整中なのだとか!
実施時期などはインスタグラムやツイッターをチェックしてください。
海鮮食堂ISOBAが推す南房総観光プラン
オープン以来、地元の方はもちろん、ツーリングやドライブのスポットとして訪れる人もいるといういかメンチ専門店。
実は南房総地区の観光事業も手掛ける平野さん。
平日昼間のみ販売するのには「休日には房総地区に遊びに来て、ISOBA本店でいかメンチを食べて欲しい」との思いが隠されていました。
そこで、南房総観光のプロでもある平野さんに、おすすめの観光プランを教えていただきました。
「1月から5月のゴールデンウイーク終了時まではやっぱりいちご狩りでしょう。春が早い南房総は、この時期花摘みも楽しめますよ。
いちごの時期が終わると、5月からはすぐにハウスびわの販売やびわ狩りが始まります。6月からは露地もののびわも出回ります」
「海鮮食堂ISOBA」は道の駅とみうら枇杷倶楽部の敷地内にあり、同敷地内には地元農家さんが営業する直売所「房総の蔵お百姓市場」もあります。
房総の蔵お百姓市場のツイッターやインスタグラム、YouTubeチャンネルでは南房総情報も発信しています。
お店情報はもちろん、房総観光の参考に活用されてみてはいかがでしょうか?
いかメンチ専門店
住所/千葉県木更津市祇園2丁目30-21
営業時間/10時30分~15時
※無くなり次第終了となります
定休日/土曜・日曜・祝日
駐車場/5台
アクセス/JR久留里線「祇園駅」から徒歩約10分