ちょっと工夫するだけで、いつでも・どこでも・気軽にキャンプ体験が楽しめる、アウトドア初心者に優しいキャンプスタイルを紹介します。

取材協力/WILD-1越谷レイクタウン店 https://www.wild1.co.jp/shop/koshigaya/
一般社団法人日本RV協会 https://www.jrva.com/

公開 2023/04/26(最終更新 2023/12/25)

編集部のやまぐち

編集部のやまぐち

編集者&ライター。最近は動画編集にも手をだしています。怖がりだけどホラー映画とホラー系のゲーム実況見るのが好きです。ゾンビはダッシュしない派。

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ママキャンパー芸人 グッピーこずえさんに聞く!「おうちキャンプ」「べランピング」の魅力と楽しみ方

ママキャンパー芸人 グッピーこずえさん
登録者数6万人(※2023年4月時点)を超える人気YouTubeチャンネル「こずちゃんネル。」をはじめ、ママキャンパー芸人として活躍中

自宅がキャンプ場に!? おうちキャンプ

おうちキャンプ

おうちキャンプとは家の中で楽しむキャンプ体験のこと

――おうちキャンプの魅力はどんなところですか?

いつも過ごしている場所で「非日常感」を味わえるのがおうちキャンプの魅力。しかも、トイレはあるしお風呂も入れるし、片付けの手間もなし! とっても楽なので、お子さんが小さいうちはおすすめです。部屋の電気を消して真っ暗な状態でLEDランタンをつけたり、テントを張ってその中に布団を敷いて寝たり、それだけでも楽しいですよ。雨でどこにも行けない時などにやると娘もすごく喜びます。

ママキャンパー芸人 グッピーこずえさん
家族で楽しんでます♪

徒歩数歩で行けるキャンプ場 べランピング

べランピング

べランピングとはベランダで楽しむキャンプ体験のこと

――べランピングの魅力はどんなところですか?

サンシェードテントを立てて、テーブルとこだわりのカップ、そこに好きな飲み物を入れてゆっくりするだけで楽しい! シェラカップにおつまみやちょっとした料理を入れればアウトドア気分がグッと高まりますよ。派手なことをしなくても気楽にアウトドア感を楽しめるのがべランピングの魅力。妊娠中はなかなかアウトドアでのキャンプが難しくなってくるので、そういう時にべランピングをして楽しんでいます。(妊娠中の今は飲めませんが、飲める時は)昼からベランダでおつまみをつまみながらビールを飲んでる…ちょっとあかんことしてるっていう背徳感も快感です(笑)。

ママキャンパー芸人 グッピーこずえさん
食器を変えるだけでも雰囲気が変わります
シェラカップ アウトドア気分
アウトドア気分を高めてくれるシェラカップ

おすすめのグッズ・キャンプ飯&ベラ飯

――盛り上がるグッズやおすすめグッズはありますか?

キャプテンスタッグの「アルミロールテーブル(コンパクト)」は一番最初に買って今もずっと使っているお気に入りのテーブルです。折りたたみ式で小さくなるので持ち運びにも便利です。最近は色んなメーカーからも文庫本くらいのサイズに折りたためるテーブルも出ていてサイズ展開も豊富なので、ベランダのサイズに合わせて選んでみるといいと思います。あとはシェラカップ! アウトドアメーカーや100均でも売っているんですけど、ここに乾き物やお豆腐を入れるだけでも気分が違いますよ。シェラカップに飲み物入れて飲むのもおすすめです。

――おすすめのキャンプ飯・ベラ飯は?

BBQで火が起きる前に食べるおつまみとしてよく作るのが、アボカドとクリームチーズ、玉ねぎのみじん切りを少し、そこにクレイジーソルトとオリーブオイルを入れて混ぜたディップ。お菓子のタコスをつけて食べるんですけど、とっても好評なのでおすすめです。枝豆をごま油で炒めて、塩コショウやBBQスパイスを振って食べるだけでもおいしいですし、ホットサンドメーカーを使って餃子を焼いたり、カマンベールチーズを中央に入れて、そのまわりにウィンナーやパプリカなどを並べたら簡易的なチーズフォンデュに。彩りも良いので目でも楽しめます。

――広さがない場合のおうちキャンプのセッティングのコツまたはアイデアを教えてください

ドーム型のテントやサンシェードテントを使用するのがいいと思います。ドーム型はサイズがさまざまありますし、自立式なので置くだけで設置できるのでおすすめです。テント内に布団を敷いて寝たり、ランタンを置いたり、ホットプレートを使うだけでも盛り上がるので、無理なく気楽におうちキャンプやべランピングを楽しんでみてください。

アウトドア専門店のスタッフに聞く!「おうちキャンプ」「べランピング」におすすめのグッズ

WILD-1越谷レイクタウン店 キャンプ担当 石田 敏さん
WILD-1越谷レイクタウン店 キャンプ担当 石田 敏さん

おうちキャンプにおすすめのグッズ

(1)テント

コールマン クイックアップIGシェード+
コールマン クイックアップIGシェード+(10,890円)※テント内のラグは別売

2~3人用のサンシェードテントは部屋で広げるのにちょうど良い大きさです。収納袋から取り出して広げるだけで設営できるポップアップタイプなので初心者も安心。

サンシェードテント
tent-Mark DESIGNS LaLa(52,800円)

WILD-1だけが取り扱いのあるブランド「tent-Mark DESIGNS」より、2022年秋に発売された「LaLa」は、テントとしてはもちろんサンシェードとしても使える全天候型TC(ポリエステルとコットンが混ざった生地)ドームテントです。テント前面には取り外し可能なシートが装備され、4面のドアと窓はメッシュにできるため通気性も抜群。さらに奥の窓はテントには珍しい丸窓になっており、機能性だけでなくデザイン性も兼ね備えた優秀テント。

サンシェードテント
丸窓がかわいい

(2)木製食器

木製食器 ブナ
FORESTABLE OUTDOOR (左)タンブラー(右)ブナカップS(ともに2,420円)

ブナの天然木を使用した木製食器は、見た目のかわいらしさに加え、軽くて丈夫と使い勝手も良いので普段使いにもおすすめ。SDGsの観点から木製食器を選ぶ人も増えているようで注目が高まっています。

(3)ホットサンドクッカー

マルチホットサンドイッチメーカー
tent-Mark DESIGNS マルチホットサンドイッチメーカーⅡ(6,578円)

18mmの浅いタイプと28mmの深皿タイプがセットになった新発想のホットサンドクッカー。直火で調理するタイプで、2種類の鉄板を使い分ければ調理の幅も広がります。各メーカーからさまざまなタイプがリリースされていますが、深さの違う2種類の鉄板が付いたタイプは珍しくtent-Mark DESIGNSならではの魅力。

+1でおしゃれ度アップ♪

(4)ラグ

おうちキャンプ ラグ
Oregonian Camperニューダイヤモンドセンター(9,900円)

大判のラグをテントの中に敷くだけでおしゃれな雰囲気に。

べランピングにおすすめのグッズ

(1)テーブル

Qualz メッシュトップテーブル6040
Qualz メッシュトップテーブル6040(4,950円)

WILD-1のオリジナルブランド「Qualz」が展開するテーブルは、天板がメッシュになっているため熱や濡れに強く、汚れても簡単にお掃除ができるのも魅力。足の高さは27.5cmと51.5cmの2段階に調整でき、付属の足をはめ込むだけで簡単に調節可能。折りたためばコンパクトになるので持ち運びも楽にできます。

(2)チェア

Helinox チェアツー
Helinox チェアツー(19,800円)

安定感と抜群の座り心地で不動の人気を誇るHelinox(ヘリノックス)のハイバックチェアは、軽量かつ耐荷重140kgと強度の高さも特徴。折りたたむとコンパクトになるので荷物が多くなるファミリーでのキャンプはもちろん、ソロキャンプ時にも大活躍。

コンパクトチェア
GRAND TRUNK ALITEメイフライチェア(16,500円)

コンパクトチェアの元祖とも言われる「ALITE(エーライト)」が、アメリカのトラベルブランド「グランドトランク」のもと復刻し再び注目を集めています。写真映えするカラフルなデザインも◎。

(3)シェラカップ

シェラカップ
WILD-1 ご当地シェラカップ(1,100円)

食器や調理器具などさまざまな使い方ができる万能ギア「シェラカップ」は、キャンパーの必須アイテム。WILD-1オリジナル「ご当地シェラカップ」(全24種)は、各店舗限定のデザインが刻印されコンプリートしたくなります。写真はナマズがデザインされた越谷レイクタウン店限定のシェラカップ。

マンスリーシェラカップ
tent-Mark DESIGNS マンスリーシェラカップ(999円)※写真は5月

季節ごとの絵柄の入ったtent-Mark DESIGNS「マンスリーシェラカップ」(全12種)は、WILD-1全店で取り扱いされています。誕生日などアニバーサリー月のデザインを自分用として、またプレゼント用にもおすすめ。

+1でこなれ感アップ♪

(4)ランタン

ランタン
BAREBONES レイルロードランタンLED(12,980円)

置くだけで雰囲気を盛り上げてくれる存在感のあるランタン。

日本RV協会・佐野さんに聞く!
キャンピングカーでの車中泊体験の魅力

キャンピングカー
(写真提供/一般社団法人 日本RV協会)

――キャンピングカーの魅力は?

自由気ままに好きな時に好きな所へ出掛ける事が出来ることが最大の魅力です。さらに車内はベッドやキッチンなどの居住空間に加え、電源も使用できるので、いつもの生活そのままに旅をすることが可能です。四季折々いつでもどこでも、ペットやお子様を連れての旅行など、旅の選択肢を広げるツールでもあると思っています。

キャンピングカー
写真提供/WORKVOX(車名:SEDONA)https://sedona-vanlife.com

――車中泊の魅力は?

テントを張り、寝袋で寝るような「キャンプ」は、それ自体が旅の目的になる事が多いですが、キャンピングカーをはじめとする「車中泊」は1つの目的地で楽しむだけでなく、自由気ままに寄り道をして、その寄り道も楽しむことができるのが魅力です。また、キャンプ場での就寝については、雷雨など急な天候の変化に左右されにくく、動物や害虫から身を守ることもできますので、女性一人での旅や初心者の方には安全を確保しやすいのではないでしょうか。

キャンピングカー
(写真提供/一般社団法人 日本RV協会)

――キャンピングカーでのアウトドアライフの楽しみ方は?

キャンピングカーは「旅行を伴うキャンプ」です。旅行をしながら現地の食材を購入し、車内で料理をすることを楽しんでみてはいかがでしょうか?車にすぐに積み、持ち帰ることも出来ますので、お酒などの重くなってしまうお土産も買いやすいですよ(キャンピングカーによっては車内に冷蔵庫が付いている車両もあります)。

――初心者が注意する点はありますか?

キャンピングカーは乗車定員の他に「就寝定員」というものがあります。乗車定員とは、自動車として走行する際の定員であり、就寝定員は就寝時の定員となります。キャンピングカーで車中泊をされる際には、就寝定員を適正利用人数としてお考えいただき、車両をお選びください。その他には、車中泊をする際は該当施設が宿泊可能な施設であるかを必ずお確かめください。施設によっては休憩は認めているものの宿泊を認められていない場合もあります。日本RV協会では「快適に安心して車中泊が出来る場所」として「RVパーク」を全国に広げています。

――現在の「RVパーク」の設置数はどのくらいですか?

2020年の累計設置数は168件でしたが、2021年は223件、2022年は312件と、ニーズとともに年々増えております。今年2月には鳥取県初となる「RV PARK 皆生~おーゆ・ランド~」を新たに認定し全47都道府県にRVパークが設置されました。余裕のある駐車スペースや24時間利用可能なトイレ、入浴施設が近くにあるなど、安心して旅を楽しむことができる「RVパーク」(https://www.kurumatabi.com/rvpark/)をぜひご利用ください。