「駄菓子屋カフェくるくる」は松戸市内のお寺や個人宅などに、キッチンカーを出店。

地域のみんながホッと一息つける居場所作りを展開しています。

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公開 2022/05/09（最終更新 2022/04/27）

ちいき新聞ライター

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子どもたちが安心安全に遊べる場所

2020年10月、コロナ禍でイベントが中止になり体験の機会がなくなった上に、室内施設などに行きづらくなった親子のため、「何かできないか？」と考えた子育て支援を行う市民団体「まつどでつながるプロジェクト」のメンバーが「駄菓子屋カフェくるくる」を発案。

子どもたちが好きな駄菓子をキッチンカーに載せ、大人たちにはおいしいコーヒーや軽食を提供する活動を2021年3月にスタートさせました。

参加者の口コミで次第に広まり、いつも会場は明るい笑顔で溢れています。

子どもたちはお小遣いを握り締め、好きな駄菓子を買って友達と食べたり、スタッフたちが用意したけん玉やコマ、ボードゲームなど昔ながらの遊びを楽しんだりと交流を深めています。

その様子を眺めながら親はゆったりとお茶を飲み、日常の何げない話やちょっとした悩み相談をすれば、「人とのつながり」を感じられる有意義な時間が過ごせるでしょう。

授乳やおむつ替えスペースもあり、小さな子ども連れの親子でも安心して参加することができます。

地域の人たちをつなげていきたい

参加者たちからは、「定期的に開いてくれて、近所で気軽に行ける場所があるのはありがたい」「ここはお祭りの縁日のような雰囲気。子どもに、あそこに行ってみようかと言えることがうれしい」など喜びの声が上がっています。

中には「生後8カ月の子をなかなか外に出せず、初めてこのカフェで家族以外の人に会った」という人も。

運営スタッフの山田美和さんは「コロナ禍で家にこもりがちになってしまいますが、気軽にキッチンカーに遊びに来てもらい、地域の人たちをつなげていきたいです。情報共有をするなど、誰もがくつろげる場所になったらうれしいです」と話します。

屋外が気持ちいい季節。

子どもたちを連れて「おたのしみ」がたくさん詰まったキッチンカーに出かけてみてはいかがでしょう。（半藤智津江）

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