千葉でコーヒー豆を買うなら ビギナーから玄人までが通う名店・遠山珈琲(白井市)

白井市では知らない人はいないといえるほど、地元では超有名なコーヒー豆専門店「遠山珈琲」。確かな品質にひかれて、近隣住民だけでなく遠方から足を運ぶコーヒー好きの人たちで、連日にぎわっています。

 

とはいえ、「コアユーザー向け」というわけではなく、コーヒー初心者でも気軽に入れる親しみやすさもあります。

コーヒー豆だけでなく、コーヒーと相性の良い食品やコーヒー器具類が所せましと並ぶ店内は、見て回るだけでも楽しい!そんな魅力いっぱいの「遠山珈琲」をオーナーの遠山克利さんに案内していただきました。

<目次>

・コーヒー豆は品質の良さと品ぞろえが自慢!

・コーヒーによく合う食品もチェック

・コーヒー愛にあふれる遠山さんの半生

・遠山珈琲の足跡(そくせき)にも注目

コーヒー豆は品質の良さと
品ぞろえが自慢!

昔から、喫茶店でコーヒーを飲む時間が大好きだったという遠山さん。

高校の頃は、乗り換えで利用していた吉祥寺駅周辺のコーヒー店によく通っていたそうです。

 

気が付けば、業界内でも老舗のコーヒー豆の販売会社に就職していました。

その会社は、明治末に日本に喫茶店文化を根付かせた「カフェーパウリスタ」の前身として知られています。

遠山さん自身も1970年に復刻開業した「カフェーパウリスタ」で店長に就任しました。

その後、文化センターでの講師などを経て、1984年に独立し、現在の場所に「遠山珈琲」をオープン。

約70坪と広々とした店内には、遠山さんのこだわりが随所に光ります。

 

コーヒー豆のラインナップは…

 

季節や入荷状況により変動しますが、コーヒー豆の種類は50~100種。

コーヒー会社時代から培った知識やネットワークを駆使して、遠山さん自ら吟味した品ばかりです。

中には、遠山珈琲だけでしか手に入らないオリジナルの銘柄も。

平日でもにぎわいを見せる店内では、店頭に並ぶ500g入りのコーヒー豆を買われていく方がほとんど。

遠山珈琲

多い方で何十袋と購入されていました!

 

安定してよい豆を仕入れられる秘密は、遠山さんの「現場主義」にあります。

できるだけ自身が産地に赴き、直接オーナーと商談する。

確固たる信頼関係を築き、相手と「アミーゴ(友達)」になることを大切にしています。

コーヒー豆は農作物なので、天候などによってでき映えが左右されます。

そんなときでも「アミーゴ」なら絶対に裏切らない。「トオヤマのために商品を確保しよう」と動いてくれるのだそう。

 

またスタッフ全員がコーヒーインストラクターの資格を所有。

珈琲豆の相談ができる

「どんな豆を選べばいいのか分からない」という初歩的な相談にも、丁寧に応じてくれるのが心強いですね。

 

遠山さんも店頭に立つときは、お客さんと積極的にコミュニケーションをとるようにしています。

話の内容は、コーヒー豆についてはもちろん、産地や歴史についてなど雑学的なものも。

「コスタリカってどんな国か知ってますか? 中米の国…ということくらいしか知らない人も多いかと思います。実は経済も安定していて、治安もよく豊かな国なんです。

コーヒー豆を選ぶ際はどういう環境で栽培されたのかも大切なポイント。

そんな知識があると、コーヒーがより一層楽しくなりませんか?」と笑顔で話す遠山さん。

おいしさはもちろん、そういったよもやま話もコーヒーを彩る魅力。

もし遠山さんをお店で見かけたら、ぜひお話を聞いてみてください!

 

焙煎へのこだわり

 

仕入れた豆は、もちろん店内で焙煎。遠山珈琲には全部で4台の焙煎機があります。

そのうちメインの一台は最大30㎏と大量の豆を焙煎できる、直火と遠赤外線を組み合わせた焙煎機。

焙煎

間近で見ると迫力あります。

遠山さん曰く「家一軒買えるくらい」高価なもの!

「500g入り」をはじめ、店頭に並ぶコーヒー豆はこちらの機械で焙煎を行っています。

この焙煎機の10分の1サイズで喫茶店などからのオーダーに応じる焙煎機もあり。

 

また、おもに来店したお客さんに対応するための高速焙煎機が2台完備されています。

高速焙煎機は、生豆から選びたいというこだわり派のお客さんもいらっしゃるため、そのニーズに応えられるよう5分で焙煎を完了。

「浅煎り」「深煎り」などの好みにももちろん対応可能ですよ。

 

コーヒーミルが自宅にないという人は、もちろん店頭で挽いてもらうこともできます。

レジカウンターの後ろに高性能の高速電動ミルが5台鎮座しているので、時間があまりない…というときでも安心です。

 

コーヒーの木も栽培

 

店舗裏にあるビニールハウスでは、なんとコーヒーの木を栽培しています。

「コーヒーの木を育ててみたい」という好奇心から、1988年に栽培を開始。

順調に成長するまで苦労もありましたが、今ではこんなに見事な実を付けるまでに!

珈琲の木を栽培

地元の小学生が授業の一環で見学に来るなど、地域の人たちにとってコーヒーを身近に感じられる場所となっています。

ちなみにこちらの木から採れたコーヒー豆は、残念ながら商品としては加工されません。

あくまでコーヒーの花や実を見てもらうためのものです。

 

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コーヒーによく合う食品もチェック

遠山珈琲の店内は、コーヒー豆以外にも食品を中心にワクワクするような商品がたくさん並んでいます。

 

というのも、遠山珈琲は店舗で消費者向けに商品を販売するだけでなく、喫茶店やカフェなどにもコーヒー豆を卸しています。

その関係で、喫茶店などで提供される業務用メニューの取り扱いもしているのです。

店舗でも一部の商品を販売していて、評判を呼んでいます。

 

なかでも人気商品は業務用ケーキ!

100種以上を扱っており、県内随一のアイテム数を誇ります。

その一部が店頭で購入できますよ~。

遠山珈琲の店内

冷凍とあなどるなかれ。

チーズケーキやチョコレートケーキ、フルーツタルト、ロールケーキなど、種類さまざま。

あらかじめ切れている「6カットタイプ」と好きなサイズにカットできる「フリーカットタイプ」があり、ご自宅のおやつや急な来客用に…と買われていくお客さんも多いそうです。

そのほか、フライやピザなど食事系の冷凍食品も豊富。

業務用とあり、内容量もたっぷりでお買い得です!

 

また、個人的に見ていて楽しかったのが、レトルトカレーのコーナー。

喫茶店の定番で、コーヒーにもよく合うという理由から、棚いっぱいにずらりと並んでいます。

遠山珈琲の店内

欧風からエスニック系まで種類いろいろ。

定期的に商品は見直しているので、どの品も平均して人気があるそう。

1つ150~200円とお手頃価格で、ついあれもこれもと購入したくなってしまいます!

遠山さんが商品開発した、白井市名物の梨を使った加工品もチェック。

ゼリーやジュース、ジャムやコンポートなどさまざまな商品があり、お土産にもぴったりです。

 

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コーヒー愛にあふれる
遠山さんの半生

忙しい日々の中いちずにコーヒーと向き合い、コーヒーと共に歩んできた遠山さん。

おいしさを伝えることはもちろん、歴史や背景、産地などを含めた「コーヒー文化」を多くの人に広めたい、という思いが根底にあります。

遠山珈琲の遠山さん

――会社員をやめて、独立しようと思ったのはなぜですか?

 

遠山さん:会社が大きくなるにつれ、「自由にできない」と感じることが増えてきて、独立を意識し始めました。

組織が大きくなればなるほど、アイデアを思い付いてから実行するまで、会議や稟議などでどうしてもタイムラグが発生してしまう…。

そのことにジレンマを覚え、「自分でやろう」と考えるようになったんです。

コーヒー会社を退職する5年ほど前から、自宅でコーヒー豆の販売も始めていました。

近隣の方に向けて、チラシで告知したり公民会で即売会を行ったり…。

そのとき私はまだ会社員だったので、妻が宣伝から販売、配達まで一手に担ってくれていました。

口コミで広まって、定期的に購入してくれるお客さまも少しずつ増えていきました。

当時のお客さまの中には、今でも遠山珈琲を利用してくださる方がいるんですよ。うれしいことですね。

 

――脱サラ・開業に、不安などはありませんでしたか?

 

遠山さん:退職後しばらくは、経験を買われてカルチャーセンターでプロを相手に講師をしていました。

その仕事が定期的にあったので、正直なところお店の開業にも不安はあまりなかったんです。

自宅のある千葉県白井市に、店舗を構えたのは1984年のこと。

オープン当日は、自宅で販売していたときのお客さまがたくさん来てくださったのを覚えています。

 

――会社員時代は、営業だけでなく「カフェーパウリスタ」の店長も経験されたそうですね。

 

遠山さん:そうなんです。メニュー構成や料理の盛り付け方、お店の内装にいたるまで、喫茶店経営についてのノウハウを学びました。

だから、喫茶店の開業を志望する人を対象とした「コーヒー教室」を開いて、コンサルのようなことも行っていたんですよ。

 

――他のお店の応援まで!

 

遠山さん:コーヒーって、以前は高級品だったんです。

かつては、ぜいたく品にかけられていた「物品税」の課税対象になっていたほど。

だけど私は、コーヒーはそんな特別なものじゃない、という思いを持っていました。

もっと一般の人でも楽しめるものにしたいとずっと願っていたんです。

だから、自身の店は誰もが気軽に利用できるものにしました。

加えて、喫茶店がもっと増えれば、人々にとってコーヒーがより身近になる。

そんな思いから取り組みをはじめ、今日にいたります。

コーヒーには長い歴史があり、それだけで何時間も語れるくらい奥深いもの。

知れば知るほどコーヒーのことを好きになるから、何十年もこの商売を続けられるんだと思いますよ。

 

――ありがとうございました!

 

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遠山珈琲の
足跡(そくせき)にも注目

35年の歴史を持つ遠山珈琲では、今となっては貴重な昭和時代のコーヒーミルやコーヒーメーカーなど、業務用から家庭用まで、コーヒー器具を数多く所有しています。

長年、2階の倉庫に眠っていましたが2020年2月に開始したリニューアルで、店内にディスプレイをスタート。

お買い物のついでに、ミュージアム感覚でレトロな器具を見学できます。

 

焙煎機

遠山珈琲、焙煎機

こちらは、主にコーヒー豆専門店などに置かれていた1ポンド用の業務用焙煎機。

アメリカにあるサンフランシスカン社製のものだそうです。

 

クラシックサイフォン

クラシックサイフォン

今ではなかなか見られない横式のクラシックサイフォン。約30年前のもので、当時は定価30万円ほどと高級品でした。

 

コーヒーミル

珈琲ミル

インテリア感覚で使えるコーヒーミルを発見!

 

壁付けだから、場所も取らず見た目もオシャレ…という、使い勝手とデザイン性を両立した素敵なお品です。

これはほしい!

その他、ドリップマシンやマグカップ、コーヒー豆の樽やコーヒー産地の民芸品なども展示されていますよ。

 

実は、これらはすべてもともと商品として販売していたもの。

廃番になってしまった器具を保管しているうちに、コレクションと呼べるほどの品数になってしまったのだと教えてくれました。

 

ただ、豆を購入するだけでなく、コーヒーによく合うお菓子や食品をチェックしたり、昭和の時代に活躍したレトロな器具を見学したり…。

遠山社長のコーヒーへの愛情に満ちた「遠山珈琲」に行けば、きっとますますコーヒーが好きになりますよ!

遠山珈琲

住所/白井市根1889-6

営業時間/10時~19時(MAP

定休日/第3火曜

駐車場/あり

アクセス/北総公団線西白井駅から徒歩10分

電話番号/ 047-491-8440

 

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この記事を書いた人

編集部 テラモト

編集部 テラモト

WEB編集者。千葉市生まれ、千葉市在住のアラフォー。編集プロダクションなどを経て「ちいき新聞」編集部へ。甘いものとパンと漫画が大好き。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。

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