【木更津】落花生の老舗「鈴市商店」の自社工場に潜入! ピーナッツバターは食べてみる価値アリ!

(画像提供:鈴市商店)

千葉県の名産品といえば、落花生!

実は美と健康のスーパーフードなのです。

満腹感と食欲抑制効果があるのでダイエットに取り入れてもOK!

美味しく食べながらキレイになれるので、女性からの人気が高まりつつあります。

今回は、そんな落花生を専門的に取り扱う老舗店「鈴市商店」を取材しました。

鈴市商店は木更津で創業して 130 年以上になる、歴史ある専門店です。

人気のおすすめ商品はもちろんのこと、自社工場の様子もお伝えします。

明治15 年創業
130 年以上の歴史を持つ老舗店

鈴市商店が創業したのは明治15 年、つまり西暦1882 年。

落花生の名産地である千葉県で約130 年もの間、落花生専門店としてお店を構えています。

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さらに栽培農家に優良種子を斡旋するなど、千葉県の落花生業界の発展に力を入れています。その努力は各所から認められ、千葉県知事からは落花生取り扱い優良業者3店(昭和52 年)として表彰されました。

さらに、木更津観光協会と千葉県優良県産品推奨協議会から推奨状も受け取っています。

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▲店内に飾ってある表彰状が鈴市商店の長年の努力を物語っています。

 

そんな鈴市商店は木更津駅から徒歩10 分。

歴史ある専門店に気軽に足を運ぶことができます。

 

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お店に近づくと、落花生の芳ばしい香りが鼻まで届きました。

どうやらお店のすぐ裏にある自社工場で焙煎をしていたよう。

焙煎の香りで出迎えてくれるなんて、いかにも落花生専門店らしいですね。

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おすすめ商品3 選!
ふんわりふわふわクリーミーピーナッツバターも

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落花生専門店というだけあって、商品の種類は多岐に渡ります。

皆さんが想像するような、さや付きの落花生はもちろんのこと、みんな大好きピーナッツバターまで。

筆者がおすすめする3 つの人気商品をご紹介します。

(すべて実食済みです。)

①パンの優秀なお供!ふんわりなめらか「クリーミーピーナッツバター」

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▲クリーミーピーナッツバター(270g 税込540 円、135g 税込356 円)

 

こちら大人気のピーナッツバター。

有名グルメ雑誌や全国放送のテレビにも多々紹介されたピーナッツバターです。

実は筆者が鈴市商店のクリーミーピーナッツバターを知ったのは某雑誌を読んでのこと。

へ〜!木更津にそんなに美味しいピーナッツバターがあったのか!

と興味津々になり取材へ至りました。

これは試さずにはいられない!そう思い、購入して実食。

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バターナイフですくったら、あらびっくり!ふわふわ!

柔らかくてふわふわしっとりで、パンにも塗りやすい。

パンのお供に優秀です。

こんなにふわふわでパンに合うピーナッツバターは初めてでした。

香料・保存料不使用なので安心して毎日食べられますね。

②「さや付き落花生」で自然本来の旨味をいただこう

鈴市商店が販売しているさや付きの落花生は多々ありますが、その中でもおすすめなのがこちらの3 種類。

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左から順に、Q なっつ(キューナッツ)、千葉半立(ちばはんだち)、中手豊(なかてゆたか)です。

一番左の「Q なっつ」は2 年前に新しく誕生した品種。

甘みが特徴的です。

一番右の「中手豊」はあっさりとしています。

甘さを出したくない料理にも向いているかもしれません。

そして真ん中が「千葉半立(ちばはんだち)」。

一番人気の落花生です。

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▲さや付き落花生(千葉半立)130g (税込756 円)

 

数多くある千葉県の落花生の中でも、千葉半立は千葉を代表する落花生です。

甘みとコクが共存する、深みのある味です。

他の落花生と食べ比べてみると、コクが際立っています。

③カラフルな「ピーナッツタイム」はお土産にもぴったり

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▲ ピーナッツタイム(ミルクココア味、ストロベリー味、チーズ味の3 種類)(各種税込324 円)

 

「落花生業界は若い女性からは敬遠されがちなので、落花生が親しみやすくなるようにこちらの商品を作りました」と代表取締役の鈴木さん。

カラフルでかわいらしいパッケージの中には、チョコ菓子のような見た目のピーナッツが姿を覗かせています。

「こちらの商品は女性スタッフが頑張ったんですよ」と鈴木さんが話すように、パッケージのデザインは女性スタッフが考案しました。

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味はミルクココア味、ストロベリー味、チーズ味の3 種類。

どれも馴染み深い味です。

甘い粉でまぶされているので、一見中身がピーナッツだと分かりません。

パクッといただくと、まるでホワイトチョコレート。

コクがあり、まぶしてる粉と相まって甘みがさらに引き立てられます。

中身がピーナッツだと気づかない人もいるのでは?

3 種類を詰め合わせたセット(税込1,188 円)も販売しているので、お土産にも良さそうですよね。

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【貴重】特別に自社工場も見学
〜煎りざやの落花生ができるまで〜

鈴市商店では単に落花生を販売するだけでなく、自社工場を構えて殻剥きから焙煎まで一貫して行っています。

普段は関係者しか立ち入ることのできない自社工場を今回は取材ということで特別に案内していただきました。

見学させていただいたのは、土ざやの状態から焙煎されて商品化されるまでの様子です。

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▲土ざや

※土ざやとは

収穫した落花生の土をふるい落とし、自然乾燥させたものです。

さやに土が付いている状態なので「土ざや」と呼ばれています。

まだ加工をする前の段階の落花生です。

①実の詰まった土ざやを重さで選別

重い落花生は大きな実が詰まっているものが多く、軽い落花生は実が小さく商品にならないものが多いので、風力選別機を活用して重い落花生と軽い落花生を選別します。

機械の中で風を起こし、軽い落花生は写真の左側のバケツに、重い落花生は写真右の入り口の中にふるい分けられるようになっています。

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▲風力選別機

②土ざやを水洗い

実の詰まった重い落花生は商品化されるので、殻についた土の汚れを水洗いしていきます。

土ざやを洗う専用の機械がこちら。

どれだけの量の土ざやを洗うと思いますか・・・?

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正解は600kg!1 袋30kg も入っている落花生を20 袋分も水洗いします。

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5 回に分けてたった2 時間ですべてを洗うのです。凄まじい量とスピードですね。

③洗って乾燥させた落花生を大きさで選別

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大量に水洗いされた落花生は乾燥させ、また選別にかけます。

土ざやの状態では問題のなかった落花生でも、水洗いと乾燥を終えると割れたりかけたりするものもあるからです。

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▲乾燥機の出口。落ちるときに選別にかけられます。

 

こちらの写真をよく見ると、網目がついているのが分かりますか?

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▲大きさで選別される落花生

 

この網目よりも大きい落花生は商品化の対象になり(左へ流れます)、この網目よりも小さいものは自然に網をくぐって下に落ちるようになっています。

これだけの量の落花生の大きさを選別するための工夫がされていますね。

④職人さんの手と目で選別

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網目よりも大きかった落花生は職人さんの手元に渡ります。ベルトコンベアーに落花

生が流れ込むので、機械では限界のある細かい選別を職人さんが行います。

⑤焙煎

機械と職人さんを通して選別された落花生がついに焙煎されます。焙煎機はこちら。

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かごいっぱいの落花生を焙煎機に一気に流し入れます。

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焙煎中、芳ばしい空気が広がりました。

そう、お店に向かう途中にかいだあの香りです。

⑥職人さんの最終選別を経て商品化!

風力や網目、職人さんの手と目など、様々な選別を経た落花生たち。

焙煎後にも、職人さんによる最後の選別が待ち構えていました。

何度も選別を行うことで、品質を安定させているのです。

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無事に選別された落花生は計量と袋詰めがされ、やっと商品に!

すべてお店のすぐ後ろの自社工場で一貫して製造しているので、お店には出来立てが届けられます。

〜おまけ〜 剥き実の作業工程もお見せします

おまけに剥き実が焙煎されるまでの作業工程もちょっぴりお見せします!

機械で殻を剥いた後、さや付きの落花生と同じように機械を通して大きさと品質を選別します。数回にわたる機械選別を経た落花生は、職人さんによる最終確認が入ります。

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不揃いなものがないか、欠けたり割れたりしたものはないか、職人さんがひと粒ひと粒見ていきます。

そして、2 等(とても綺麗な状態)と 2 等半(概ね綺麗な状態)とガチャ(見た目が悪かったり割れたりした状態)、油実(腐って変色した状態)の4 つに選別。

それぞれ加工される商品が異なります。

概ね綺麗な状態の2 等半はバタピーに加工されるのだとか。

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▲一番左が2 等、一番奥が2 等半、一番右がガチャ

 

とても綺麗な状態として2 等にふり分けられた剥き実は焙煎されます。

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焙煎したばかりの落花生はまだ熱を持っているため、お互いがお互いを焙煎し続けないように平らに寝かして素早く熱を冷ましていきます。

その後、計量と袋詰めをして商品化されます!

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土ざやの状態から選別、水洗いした後も大きさで選別、その後も人の手と目で選別、殻をむいた後も人の手と目で選別・・・といったように、何重にもわたる選別が繰り返されています。

鈴市商店の品質が安定しているのは、こうした努力があるからなのです。

取材と撮影にご協力いただいた鈴市商店の皆さま、誠にありがとうございました。

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ライターあとがき 〜落花生は映えないかもしれない、でも〜

「落花生は映えないんですよね。茶色いし、地味だし。でも、美味しいんですよ!」

と代表取締役の鈴木さんは話します。

たしかに、落花生は映えないのかもしれません。

パンケーキのように流行っていなければ、マカロンのように彩りがあるわけでもない。

でも、落花生には素材本来で勝負できる力強さがあると思うのです。

何も加工されていないそのままの状態で食べても美味しく、加工されている商品には毎日食べたくなるような中毒性があります。

鈴市商店の自社工場を見学し、筆者はますます落花生が好きになりました。

こんなにも手間暇がかかっている落花生の工程を目の当たりにし、この様子を広めたいと強く

感じたのです。

きっとそれは、鈴市商店の皆さまも感じているはず。

こちらの記事を読んで、少しでも読者の皆さまが落花生と鈴市商店に興味を持っていただけたらライター冥利につきます。

千葉県を代表する落花生専門店の鈴市商店、是非皆さまも足を運んでみてくださいね。

 

鈴市商店

営業時間/9:00~17:00

定休日/日曜

電話番号/0438-22-2319

住所/千葉県木更津市新田1-5-19

アクセス/

JR 内房線 「木更津駅」から徒歩10 分
「木更津金田IC」より車で約15分(店舗正面に駐車場有り)

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この記事を書いた人

梶原 よんり

梶原 よんり

大学卒業後、旅行会社の広報部に就職するもライターの夢を追いかけるために退職。現在は雑誌や新聞など各種媒体で執筆中。2019ポートクイーン千葉としても活動している。 ★instagram★ https://21/www.instagram.com/yonri.kajiwara/

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