【おもてなし】ひなまつりは「ひしもちカラー」で♡和のテーブルコーデを100均でオシャレに☆
こんにちは!食空間コーディネーターのEmiriです。
みなさんは、おもてなしやテーブルコーディネートと聞くとどんなイメージを持ちますか?
もしかしたら、「高価なテーブルウェアをそろえなければ…」「マナーをきちんとしなければ…」などなど、ちょっと構えてしまう人も多いかもしれません。
でも、100均などのプチプラショップのアイテムでも、十分ステキにコーディネートできるんです! 大切なのは、「おもてなし」する気持ち。
このコラムでは、身近なアイテムを上手に活用したテーブルコーデのアイデアを提案していきます!
今回のテーマは、「ひなまつり」。
「日本の伝統行事を子供へ伝えたいけれど、忙しくてちゃんとやってあげられない!」
「和食器が無いけれど、どうしたらいい?」「和の食卓って、どうやったらオシャレに出来る?」などなど…
お悩み中の方、必見です!
男の子ママも、よかったらご覧ください♪
日本の伝統文化なので、男の子にも是非伝えてほしいです!
(私も男の子ママです(*^-^*))
公開 2020/02/18
emiri
千葉市在住。食空間コーディネーター。カルチャースクール・企業ショールーム講師。食空間スタイリング・撮影・レシピ開発・執筆などで雑誌、TVにて活躍。アメリカ在住経験等から培ったライフスタイル提案が得意。2児の母。 http://tegonepan.exblog.jp 【インスタグラム】https//www.instagram.com/emiri_estyle
記事一覧へ目次
食卓から伝えてみましょう!
伝統行事には、それぞれ「行事食」があります。
「食べる」ことは、生命を維持するために、とっても大切なこと。
忙しくて時間のないときは、行事食をおいしく頂ける食卓だけでも整えてみましょう♪
日本の文化を知るきっかけになります☆
「それでも、大変じゃない?!」と思われるかもしれませんが…
・行事食やアイテムは、全部そろえる必要はなし!
・少し省略しても、おうちごはんだから大丈夫!
伝統行事も、今の時代に合ったやり方で、流行も取り入れつつ出来る範囲で、次の世代に伝えてみましょう♪
「ひなまつり」の行事食・必要要素(アイテム)は?
行事食は、ひし餅・雛あられ・蛤吸い物・五目寿司・白酒・桃花酒・甘酒・よもぎ餅など。
必要要素は、桃の花・菜の花・雛人形・雛道具(ぼんぼりなど)・蛤の貝合わせ・手鞠など。
これらの物をいくつか取り入れて、ひな祭りの食卓を作ります☆
「ひなまつり」は「ひしもちカラー」で失敗なし!
年齢に合わせて「色の面積比」を変えてみましょう♪
「食」と「アイテム」と、もう一つ、テーブルコーデで重要なのは「色」。
ひなまつりの代表カラーは、桃色、若草色、たまご色などです。
今回は、誰もが知っていてイメージしやすい「ひしもち」の色をベースに使い、
そこに、菜の花(春の花)の「黄色」をアクセントに加えました。
ひし餅の色は「白い雪の下には新芽が芽吹き、春に桃の花が咲く」と言う「桃色、白、緑」の3色で、下から「緑→白→桃色」の順番で重ねられています。
どの色を多めに使うか(色の面積比)で、雰囲気が変わります!
小さい子なら、ピンク(桃色)を多めに使い、可愛らしい雰囲気に。年齢が上がるにつれて、緑色を多めにしていくと、落ち着いた雰囲気に…と、年齢に合わせて「色の面積比」を変えてみましょう♪
今回は、小学校中~高学年くらいの子どもを対象にコーディネートをしてみました。
「ひなまつり」と言うと、ピンクのテーブルクロスを使うことが多いけれど、面積が広いクロスを緑色に変えれば、グッと落ち着いた雰囲気になります。
他に、ペーパーナプキン、箸袋、ガーランドにも、緑色を使いました。
和食器が無くても、大丈夫!いつもの白食器を「ひしもち風」に♪
「和」のテーブルコーデで、洋食器を使って和洋折衷にすることは、現代のライフスタイルで受け入れられています。
なので、和食器を無理に用意しなくても、家にある普段使いの白食器を「ひしもち風」に仕上げ、ひな祭りに合うように一工夫してみましょう♪
例えば…
写真の様に、ペーパーナプキンを細長く折り、ピンク、緑と重ねます。
※色の重ねる順番は、実際のひし餅とは違います。
↓↓↓
ナプキンの両端を皿の下に折りこめば、「ひしもち風」の出来上がり!
↓↓↓
最後に、ひし餅の桃色とはトーンの違うグレイッシュピンクの小皿をのせると、今っぽいオシャレでハイセンスな感じに♪
(グレイッシュピンクの小皿は、100均で購入)
※「いつもの食器を〇〇風にする」
これは、私Emiriが得意とする小技(オリジナルテクニック)。過去コラムにも具体例があるので、よろしければご覧ください♪
【おもてなし】お月見♪家にある物&100均で「和」のテーブルコーデ
【おもてなし】~七夕~「和」のテーブルコーディネートの作り方
「和」のテーブルコーデをオシャレに作るコツ
今回は、2つのコツをご紹介します☆
【コツその1】和紙を使う!
[テーブルクロス]
今回は、越前和紙を使用。
テーブル全体に敷いても良いし、ブリッジランナーとして、テーブルの奥行に対して橋渡しにかけるのもおすすめです☆
(越前和紙は、100均で購入)
写真の様に、薄い紙(トレーシングペーパーなど)を重ねると演出効果が高くなります。
[花器(フラワーベース)]
今回は、なんと!「和紙の提灯(ちょうちん)」を花器として使ってみました~☆
材料は、こちら♪↓
桜模様が春らしい和紙の提灯と、菜の花・桜の造花。
※生花を使用する場合は、水を入れたグラス(花器)などを提灯の中に入れてアレンジして下さい。
[箸袋]
今回は、和紙の折り紙を使用。
写真の様な感じで折って、最後に和紙シールで留めました。↓↓
【コツその2】「和」をイメージさせる「オリジナル品」を加える
一般的なテーブルコーデは、行事の必要要素、イメージカラーを取り入れて作るとほぼ失敗なく作り上げられます。
ですが、そこに自分だけのオリジナルの「なにか」を入れると、より趣のあるおもてなしの気持ちが伝わる食卓になりますよ。
今回もオリジナルの物を考えてみました~♪
一般的なコーデにオリジナリティーを加える「Emiri流☆ちょこっとハンドメイド」シリーズです!
今回は、海外でも「Zen Garden」と呼ばれ、人気のある日本庭園の代表、小石を敷いて水面に見立てる「枯山水」をイメージした物を取り入れてみました。
題して「日本庭園風ひなまつり飾り」。
※特に、「和」では「見立て」と言う表現方法をよく使います。
ハンドメイドのアイデアや「見立て」については、過去のコラムでもご紹介しているのでよろしければご覧ください♪
ただ白い小石を敷いただけなのですが、これがあるだけで、キュートな中にもキリッとした「和」の雰囲気が漂います!
材料は、こちら♪↓
フォトフレーム、グリーンクラフト(小石)、ラタンボール、桜、ぼんぼり、雛人形。
作り方は、こちら♪↓
フォトフレームに、グリーンクラフト(小石)を敷きます。
小石の下にラップなどを敷いておくと、後片付けが簡単☆
↓↓↓
「枯山水」のような小石の日本庭園イメージです。
ここに、ひな祭りアイテムを飾り付けていきます。↓
ラタンボールに、桜の造花を挿した簡単フラワーアレンジも加えて…
Emiri流オリジナル「日本庭園風ひなまつり飾り」の出来上がり!
反対側や、どこから見ても、キュートに仕上がっています♡↓
伝えられる時期はあっという間に過ぎてしまいます!
中学生、高校生になると、子供にもそれぞれに予定があり、行事を家族みんなで楽しむことが難しくなってきます。
わが家の子供達も、実際に行事を楽しんでいたのは、小学校中学年位まで。
その後は、習い事や塾などで忙しく…。
あっという間に、伝統行事を伝える時期が過ぎてしまいました。
小さい子供を育てている時は、とっ~ても忙しいけれど、その時期に伝統行事を伝えてあげないと、日本の伝統を知らず、経験せず成長してしまいます。
最近は、小学校から英語の勉強が始まることもあり、華やかで楽しいハロウィン、クリスマス、イースター、バレンタインなどの海外行事はするけれど、日本のお正月、五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)、節分、お月見などの行事は、何となくスルーしてしまっている人が多いのではないでしょうか。
海外在住時に、自国の文化を知っていることの大切さを痛感しました。
他の国の人に、日本の伝統文化を必ずと言っていいほど聞かれ、教えてほしいと頼まれます。
これからの子供達は、色々な国の人たちと仕事や交流をしていくことが当たり前の社会で生きていきます。
是非是非、そんな子供達に、おうちで、出来る範囲で、今の時代に合ったやり方でかまわないので、日本の伝統を少しでも伝えてあげてほしいなぁと、母として、食空間コーディネーターとして思います。
食卓を整えて、日本文化を知るきっかけ作りをしてみて下さい♪
100均アイテム ここで買いました!
今回使用したアイテムは、家にあった白い皿(ウエッジウッド)とペーパーナプキン(イケア)を除いて、全て100均商品です。
ご参考までに、アイテム購入先を掲載します☆
[セリア]
越前和紙・フォトフレーム・トレーシングペーパー・和紙シール・桜ブッシュ(造花)・ウッドオブジェ(ひなまつり)
[キャンドゥ]
提灯(和紙)・ぼんぼりオブジェ・桜ガーランド
[ダイソー]
ラタンボール・菜の花(造花)・桜(造花)
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
このコラムが、ママ達のご参考に少しでもなれば、幸いです♡