ソアラ・ジャガー・ジムニー! 芸人・ヒロシさんが語る車愛
「キャンプ道具の1つ」「相棒」と話す愛車の「ジムニー」、若い頃に憧れた「ソアラ」、成功の証「ジャガー」。
ヒロシさんの人生とともにあった車たち。
小さい頃から車が大好きだったというヒロシさんに車との思い出、車の魅力をたっぷり語ってもらいました。
(こちらの記事はちいき新聞2020年2月28日号の紙面記事を再編集してお届けします)
撮影/山下陽子
ヒロシ・コーポレーション所属。
ピン芸人として「ヒロシです」のフレーズで始まる自虐ネタで大ブレイク。
現在は自身の趣味であるキャンプの動画をユーチューブで配信し、チャンネル登録者数は59万人以上と人気ユーチューバーとしても活躍中。
3月にはキャンプ本も発売予定。
■Youtube「ヒロシちゃんねる」
■ツイッター/@hiroshidesu0214
公開 2020/02/26
「カッコいい、女にモテる」から「機能性」へ
――愛車遍歴を教えてください
一番最初は親の車に乗っていました。
車の名前は分からないけど赤い軽自動車でしたね。
お金もなかったので、しばらくは親の車に乗っていて、大学3、4年の頃に友人から2万円でミニカという軽自動車を譲ってもらい、それが初めて自分で買った車です。
次に、当時憧れていたソアラを手に入れ、芸人としてブレークしてからはジャガーに乗っていました。
ただ、ジャガーって修理にすごくお金がかかるんですよ。
故障がきつくて…。
その反動で、国産車の安い車にしようと思って、中古の「ノア」に買い替えました。
今は、仕事用にアルファード、キャンプ用にジムニー、最近山林を買ったので作業用に軽トラ、この3台持ちです。
――色んなタイプの車に乗られてますが、車選びのこだわりは?
ジャガーまでは、「カッコいい、女にモテる」という選び方。
僕が10代の頃って、車を持っているとモテたっていう時代だったんです。
車でナンパしに行くので、車で値踏みされる。
だからソアラが欲しかったんですよね。
ジャガーは、カッコいいというのもありますけど、「売れたら外車に乗りたい!」っていう夢があったので、ステータス的な意味もあります。
その後は選び方が変わって、おじさんになったせいか機能性。
ジムニーと出合い行動範囲が広がった
――機能性という面で、愛車のジムニーはどうですか?
ジムニーは、これまでの車の概念を覆しましたね。
とにかく走破性がずば抜けていて、「え?こんな所も走れるの?」っていう普通の車では行けないような悪路も行けちゃう。
ジムニーに乗ることで、さらに行動範囲が広がりました。
本当に面白い車です。
――他にも四駆はありますが
そうですね。
ランクルやベンツのゲレンデなど、もちろんカッコいいなって思います。
ただ、日本の林道って狭いので、軽自動車のジムニーが日本の道に合っているなって。
ジムニーを運転すると、車の能力ってここまであるんだって感じさせてくれるんです。
今まで見ていたさらに奥を見せてくれる。
これがあればどこにでも行ける気になります。
あとは、単純にビジュアルがカッコいい。
女性からモテるとかではなくて山に合う。
同じビジュアル選びでもちょっと違う。
もともとは車高が低い車をカッコいいと思っていたので、まさか自分がこんな車高の高い車に乗るとは思わなかった。
ただ今は、このジムニーが無くなったとしても、また買うと思います。
▲ジムニーの魅力を熱く語るヒロシさん
――惚れ込んでいますね
自分の想像を超えていく、そんな車なので。
ずっと乗りたいですね。
ソアラやジャガーもそうですけど、気に入って買った車って愛着が湧くんですよね。
僕が所ジョージさんみたいな成功者だったら、ソアラもジャガーも欲しいですもん。
家に置いておきたい。
それくらい今でもカッコいいなって思いますね。
▲愛車のジムニーは、今では珍しい幌モデル
乗るたびにあの頃に帰れる
――時代ごとを彩ってきたので思い出深くもありますよね
それぞれにありますね。
ソアラなんかは中古屋で買ったわけではなくて、廃車寸前だったものを先輩たちに手伝ってもらいながら修理して乗れるようにしたので、すごく印象に残っています。
ジャガーは、「売れたからこれが買えたんだ」っていう実感を持たせてくれました。
売れるなんて僕にはないと思っていたので、届いたときは喜びもひとしおで、「よし!」って思いましたね。
ジムニーは、「乗るたびにあの頃に帰れる」そんな車。
僕が19歳の時に作られた車なので、パワーウィンドウではないしオモステだし、狭いし、クーラー効かないし雨漏りするし。
とにかくボロい。
でもね、それがいいんですよ。
そういうアナログ感が、昔自分が車に憧れていたあの頃の気持ちを思い出させてくれる。
ノスタルジックな気分になれるんです。
進化する世の中で車くらいはアナログ感がほしいですね。