【山武市蓮沼】海水ねぎ焼きサービス/道の駅 オライはすぬま
道の駅オライはすぬまで販売している「海水ねぎ」はミネラルが豊富で甘みたっぷり。
年々人気が上がっている。
台風の被害から新しいねぎが誕生
平日でも海水ねぎを求めて道の駅オライはすぬまに買いに来る人がいる。
この海水ねぎについて店長の川嶋喜久夫さんに話を聞いた。
2002年10月、関東沿岸部を通過した台風21号による、海風に乗ってきた塩の影響で、菜っ葉類をはじめほとんどの農作物が被害を受けた。
その中で、ねぎだけは元気に成長を続け、食べてみると例年よりも甘みが増しておいしくなっていた。
そこで、JAと山武農業事務所が、海水を使った栽培方法に取り組み始め、数年間試行錯誤を繰り返し、海のミネラルを含んだ海水とねぎの生育の相性を求め続けた結果、ベストな海水の薄め方とまく回数を見いだすことに成功し、「九十九里海っ子ねぎ」が誕生。
オライはすぬまでは、同じ方法で育てたねぎを「海水ねぎ」として販売。
口コミで年々ファンを増やしてきた。
海水ねぎ3本入り
販売時期は11月〜3月ごろ
生産農家である押尾俊彦さんの畑で生育法について聞いた。
ねぎの生育の後半に、薄めた海水を5回ほどまくことで、ミネラル豊富で甘みたっぷりな海水ねぎが育っていく。
収穫は通年11月中旬ごろだが、今年は台風の影響で少し遅れているとのこと。
台風の影響を心配して、オライはすぬまに販売時期の問い合わせの電話があるほどの人気ぶりだ。
真冬になると寒さから身を守ろうと栄養をため込むのでさらに甘さが増すという。
3月ごろまで店頭に並ぶ予定だ。
最も売れる時期には100袋がはけ、品薄にならないように1日数回に分けて納品されている。
「手作業の海水まきや天候に左右される農作業は決して楽ではないが、待っていてくれる人がいることは、ありがたい」と語る押尾さん。
オライはすぬまに立ち寄ったさいは海水ねぎをチェックしてみて。 (杏)
海水ねぎ焼きの様子(2019年12月15日)
海水ねぎ焼きサービス
日時/1月26日(日)
午前・午後 各1回
場所/道の駅 オライはすぬま
(山武市蓮沼ハ4826)
料金/無料
問い合わせ/0475-80-5020
オライはすぬま