【栄養士の料理】甘酒&塩麹レシピ麹パワーで、おいしく元気
こんにちは。
料理担当のみぃすけです。
私は最近、発酵食品にはまっています。
中でも注目しているのが「米麹」!
今回は、その「米麹」についてお話したいと思います。
公開 2018/06/05
みぃすけ
越谷市在住。栄養士。香川栄養専門学校卒業後、食事委託会社に就職し、特別養護老人ホーム・産婦人科・病院で経験を重ねる。その後転職し、私立一貫校の学生食堂で責任者として栄養・調理業務の他、給食管理業務も行う。現在は1児の母。
記事一覧へ米麹は優秀食材!
麹には、たんぱく質分解酵素が含まれているため肉や魚を柔らかくします。
また、その分解したたんぱく質をうまみ成分に変える働きも持ち合わせています。
そのため料理に使うにはもってこいの食材!
しかし加熱をしてしまうと成分が働かなくなってしまうので、効果を期待したいのなら加熱前に使用しましょう。
実は私、甘酒の原材料が「酒粕」と「米麹」の二種あるということを、恥ずかしながら甘酒ブームで知りました。
それまで甘酒が苦手で飲めなかったのですが、私が苦手だったのは酒粕の甘酒で、米麹の甘酒を初めて飲んだ時はあまりのおいしさに衝撃を受けました!!
米麹の甘酒は、アルコール0%のため妊娠・授乳中の方、子供も安心して飲めます。
体の疲れを感じている人や体力が落ちた時の回復を助けたり、美肌効果、整腸作用などさまざまな効果が期待されます。
しかしいくら体に良いからといって、一度にたくさん摂取するのはいけません。
適量を心掛けましょう。
米麹の甘酒の作り方
<材料>
・米麹 …… 300g
・水 …… 300cc
※保温効果がある耐熱容器と温度計をご用意ください。
<下準備>
耐熱容器に熱湯(分量外)を入れて容器を温めておく。
<作り方>
(1)米麹はパラパラになるまでほぐす。
(ほぐれているものなら、そのままで大丈夫です)
(2) 小鍋に分量の水を入れ65℃まで温め、(1)を加え55~58℃まで温める。
水分がほとんどありませんが大丈夫です。
(3) 温めておいた耐熱容器の湯を捨て、(2)を入れ3時間放置。
(4) 3時間後、中身を再度55~58℃に温め容器に戻す。
それを4時間以上放置すれば完成。
粒々が気になる方は、ミキサーにかけてください。
砂糖が入っていないことが信じられないほど、とっても甘い甘酒です。
このまま飲んでも良いですが、私は甘すぎるため牛乳や豆乳で割って飲んでいます。
まろやかでとってもおいしいですよ。
砂糖の代わりに調味料として使うこともオススメです。
甘酒活用レシピ!べったら漬け
上記で作った甘酒を使用したレシピです。
少し手間と時間がかかりますが、その分出来上がったものはとてもおいしいです。
<材料(食べきり量)>
・大根 …… 450g
・粗塩 …… 15g
・手作り甘酒 …… 適量
・乾燥昆布 …… 適量
・赤唐辛子 …… 適量
(1) 大根は皮をむき、容器に入る大きさに切り、塩をすり込む。
(2) 大さじ1(分量外)の水をふりかけ、重石を乗せて冷暗所に置き2~3日間下漬け。
(3) 水気を切り、ざるに並べ半日ほど表面を乾燥させる。
(4) 綺麗な容器に大根を入れ、甘酒を全体が浸るくらい入れる。
好みで昆布、唐辛子を入れて、重石を乗せて冷蔵庫で5~6日間本漬けする。
塩麹の作り方
また、作っておくと何かと便利なのが塩麹!
おうちでも簡単に作れるんですよ。
<材料>
・米麹 …… 100g
・塩 …… 32g
・水 …… 100cc
※保温効果がある耐熱容器と温度計をご用意ください。
<下準備>
耐熱容器に熱湯(分量外)を入れて容器を温めておく。
<作り方>
(1) 米麹は、パラパラになるまでほぐす。
ほぐれているものなら、そのままで大丈夫です。
(2) (1)と塩をてのひらでよくすり合わせるように混ぜる。
(3) 小鍋に水を60℃に温めておく。そこに(2)を加え55~58℃に温める。
(4) 温めておいた耐熱容器の湯を捨て、(3)を入れ一晩おいたら完成。
塩麹に豚肉や鶏肉を漬けて焼くと、シンプルで簡単なのにとってもおいしいです。
私は塩麹で、焼きそば作ってみました。
味付けは、中華だし・塩麹・胡椒・ごま油のみですがおいしかったです。
たまにはソース味ではない焼きそばもいかがですか?
意外と簡単にできる、甘酒と塩麹。
自分で作ると経済的で安心。
おいしい上に体にうれしい効果が期待できる、うれしい食品なので、ぜひ日々の生活に取り入れたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。