ギフトにもおすすめ 補聴器で家族の会話をもっと楽しく

もうすぐ父の日。2018年の父の日は617日の日曜日です。

また、7月の第4日曜日は「親子の日」だってご存知ですか?

「親子の日」とは、「親と子が共に向き合い、親子の絆が強められる1日になれば素晴らしい」との願いから、アメリカ人写真家、ブルース・オズボーンの提唱でスタートした記念日です。

この機会に、両親や祖父・祖母との会話をより楽しくする方法を考えてみてはいかがでしょうか。 

話しかけた時に「え?」と聞き返されることが多くなるなど、年と共に聞く力が衰えるのは誰にでも起こりうること。

そんな時手助けをしてくれるのが「補聴器」です。

かつてはお年寄り扱いするようなプレゼントは敬遠する傾向にありましたが、補聴器によって家族とのコミュニケーションや毎日の生活が楽しくなれば、父の日や母の日、敬老の日やお誕生日、長寿祝いなどでも、きっと喜ばれる贈り物になるはず。

ですが、初めての補聴器選びは分からないことだらけですよね。

そこで、千葉県船橋市の補聴器専門店リオネットセンター船橋店(船橋駅北口より徒歩3分)の沼田雅美(ぬまたまみ)さんに、補聴器について伺いました。

 

公開 2018/05/31(最終更新 2023/03/01)

補聴器の種類や選び方、おすすめは?

補聴器専門店リオネットセンター船橋店の沼田雅美さん

 

――沼田さん、親や祖父母の耳の状態が気になってはいるけれど、本人も家族も「まだ大丈夫」と思っていたり、加齢によって聞こえなくなるのは仕方がない、もしくはどうしたらよいのか分からずそのままにしてしまっている、という方も多いと思います。

まず、補聴器が必要かどうかは、どうやって判断すればよいのでしょう?

 

そうですね。例えば・・・

この中に当てはまるものが一つでもあれば、補聴器が有効かもしれません。

「聞こえにくくなった」と周囲の方から言われたり、ご本人が自覚されたりしたら、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

補聴器が必要と診断されたら補聴器専門店にご相談ください。

 

――聴力の低下は、何歳くらいから始まるのでしょうか?

 

人によって違いがありますので、詳しくは耳鼻咽喉科医師にご相談ください。

日常生活で困っていることが少しでもあるなら、年齢にかかわらずなるべく早いうちにつけることをおすすめします。

 

なぜなら、はじめは補聴器に「慣れる」必要があるから。

 

電源や音量調節などの操作ももちろんですが、音に慣れるためのトレーニングも必要です。

音の刺激が少ない状態に慣れているので、補聴器をつけた時に「うるさい」と感じてしまうんです。

 

――それは知りませんでした!

慣れるまでにはどれくらい時間がかかるのですか?

 

当店では大体3カ月くらいを目安に考えています。

まずは7割程度の音量から始めて、段階的に音量を上げるなど、お客様の聞こえに合わせて定期的に調整を行います。 

最初の1カ月くらいは少し大変と感じるかもしれませんが、焦らずに続けることが肝心です。

慣れるためのコツもアドバイスさせていただきますので、ご相談ください。

 

――補聴器購入後のサポートも大切なんですね。

 

はい。なので、リオネットセンターで補聴器の調整をする際は、今感じている問題点やご要望などを調整スタッフが伺います。 

適切に調整された補聴器でトレーニングしなければ効果がないので、リオネットセンターでは必ず補聴器をつけた状態で聞こえの測定を行います。

効果を確認しながら調整を加えて、お一人おひとりの耳に合わせてフィッティングさせていくんです。

 

(筆者もリオネットセンター船橋店内にある測定室で聴力測定を体験。さまざまな種類の音に対する聞こえ方を、詳細に確認してくれます。)

 

――これだけ細やかなフォローをしてもらえると心強いですね。

そのようなトレーニングを経て補聴器をつけることには、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

 

第一に、車や自転車が近付いていることやクラクションなどに気付かないととても危険ですので、外出時の安全の確保ですね。

また、ご家族やご友人といった親しい人と会話することは、人生に彩りを与えてくれると思います。

聞こえにくいことを理由に諦めていた旅行やお出掛け、家族やお友だち大勢での食事など、さまざまなことにチャレンジして生活をより豊かに、より楽しいものにしていただけたらと思います。

 

――「聞こえる」ということは、生き生きとした暮らしにもつながるんですね。

補聴器にもたくさん種類があるようですが、選び方やポイントを教えてください。

 

補聴器は大きく分けると3タイプあります。

 

①耳穴型(オーダーメイド)

 

 

耳の穴に入るタイプで、一人ひとりの耳の形に合わせて製作します。

 

②耳かけ型

 

 

耳の後ろにかけるタイプで、種類や機能が豊富です。

 

③ポケット型

 

 

ポケットやカバンに入れて使うタイプで、スイッチやボリューム調整部分が大きく、操作が簡単です。

 

この3種類それぞれにも、さまざまなカタチがあります。

 

 

デザインや大きさだけで選ぶのではなく、聴力に合った補聴器を選ぶことが大切。

あとは、好みやライフスタイルに合わせて選ぶといいですよ。

 

――オーダーメイドもできるんですね! 耳穴型や耳かけ型はコンパクトで軽いし、つけていてもほとんど目立たない。ところで、

「集音器」と「補聴器」って違うものなんですか?

 

はい、実は全く別ものです。

リオネットセンターでは、集音器は一切取り扱っていません。

 

補聴器は医療機器です。

補聴器メーカーが厚生労働省に届け出て、薬事法(医薬品医療機器等法)で定められた管理医療機器として、効果や安全性の基準をクリアしたものが補聴器です。

適切な販売のために、対面販売を基本としています。

 

それに対して、「集音器」は医療機器としての管理や規制は受けていません。

見た目からは違いが分かりにくいので、補聴器を購入する時は、お店で医療機器認証番号の表記があるかどうか確認することをおすすめします。

 

――そうなんですね。

補聴器の寿命は、どれくらいなんですか?

 

補聴器は精密器械ですので、汗や汚れによって故障しやすくなります。

障害者総合支援法における耐用年数では5年と定められていますが、使用する環境や頻度などによって大きく異なります。

日頃のお手入れや販売店での定期的なメンテナンスによって長持ちさせることができますし、リオネットでは保証期間内に自然故障が発生した場合の修理は無料なので、お使いの補聴器がおかしいなと思ったら、すぐに販売店にご相談ください。

 

――最後に、聞こえが不自由な方に対して、家族や周囲の人ができること、気を付けることなどがあれば教えてください。

 

聞こえが不自由な方は、早口で話す言葉や騒音の中での会話の聞き取りが難しくなっています。

正しく調整された補聴器をお使いなら、大声で話しかける必要はありません。

 

大きな声で話しかけるよりも、ゆっくり、丁寧に話していただくと聞き取りやすいです。

 

補聴器ご購入時は聴力に合わせた選択をするため、ご使用になるご本人の来店が必要です。

補聴器に馴染みのない方の中には、補聴器専門店の存在をご存じない方もいらっしゃると思いますし、聞こえづらくなっていると外出もおっくうになってしまう場合があるので、是非ご家族の方とご一緒にご来店いただければと思います。

また、アフターフォローや微調整のためにも、お住まいの近くのお店で購入することをおすすめします。

 

――補聴器のこと、なんとなく知っているようで知らないことばかりでした。

沼田さん、分かりやすく教えていただきありがとうございました!

 

リオネットセンター船橋店は、
国産補聴器メーカー「リオン株式会社」の販売子会社「東日本リオン株式会社」の直営店。

リオン株式会社は、1948年に初めて日本の量産型補聴器を発売した会社です。

以来「日本語の聞き取りやすさ」を追求し続け、国内製造にこだわって補聴器を作っています。

 

補聴器は、「会話」という実践で使うことがとても重要なのだそう。

家族との会話によってトレーニングの効果を実感できると、より一層意欲がわくといいます。

「補聴器」を贈るということは、「家族との楽しい会話」を贈ることといえるかもしれません。

父の日や母の日、敬老の日やお誕生日、長寿祝いなどに、補聴器というギフトで感謝の気持ちを伝えてみては。

 

 

補聴器専門店リオネットセンター船橋店

住所/千葉県船橋市本町6-2-6 扇屋ビル201号室

JR船橋駅北口より徒歩3

電話番号047-407-3328

FAX047-407-3359

営業時間9時~17

定休日/日曜・祝日

駐車場/扇屋ビル1F入口のイトーヨーカドー船橋店立体駐車場をご利用ください。
・リオネットセンター船橋店をご利用のお客様は、駐車当日の店舗ご利用時間分駐車料金サービス。
・ご利用の際には駐車場発行の駐車票に認証印が必要となりますので、駐車票をご持参ください。
・満車となっていても店舗用にスペースを確保してあるため、駐車場係員へお声がけください。

 

※補聴器は適切なフィッティング調整によりその効果が発揮されます。しかし、装用者の聞こえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。