【習志野市】習志野フィルハーモニー管弦楽団♪創立50周年記念・第96回定期演奏会
演奏される機会が少ないマーラーの交響曲第9番。
習志野市を拠点に活動を続ける習志野フィルハーモニー管弦楽団が、創立50周年を記念して、今までにない大曲に挑戦する。
記念の演奏会は
マーラーの難曲に挑戦!
演奏会に向け、練習にも熱が入る
習志野市内にはいくつかアマチュアオーケストラがあるが、中でも一番の老舗に当たるのが習志野フィルハーモニー管弦楽団だ。
年明けに行われる第96回定期演奏会は創立50周年記念として、メインの選曲もこのタイミングだからこそ取り上げる、難易度の高い、マーラーの交響曲第9番となった。
現代音楽が流行している時代の影響を受け、新しい技法を取り入れたこの曲は、技術的にも難曲といわれる。
モーツァルトやベートーベンの曲とは一味違い、演奏する側にとって慣れない部分が多いのだとか。
第9番は「愛」や「神」といったテーマを投げ掛けてくる。
また、マーラーが自身の死に近い時期に作曲しており、そんな予感をさせる第4楽章のゆったりとした曲調も印象的だ。
聴き手としても解釈が容易ではないものの、マーラー好きのクラシックファンにはこたえられない作品だという。
一番大事なのは音楽を楽しむこと
アマチュアオーケストラのいい所は、音楽を好きな気持ち一つで、何人もの人とつながりを持てること。
その魅力があって、ここまで続けてこられたというコンサートマスターの成田泰司さん。
「私は学生の頃から40年以上活動しているから、人生の大半をここで過ごしています。その頃からの仲間は、家族のような存在ですね」。
ここは本業以外でスイッチを切り替えられる、息抜きの場所なのだろう。
「難しい曲なのは覚悟で挑んでいます。その困難を乗り越えて、皆で曲をつくり上げる過程に面白さがあるんです」と話すのは団長の山口憲次さん。
誰もが大変、と言いながらも楽しげなのは、音楽に親しむ気持ちが根底にあればこそ。
悩みながらも団員皆で楽しく練習に取り組む、ホッとする光景があった。 (なご)
日時/2020年1月19日(日)午後2時~
場所/習志野文化ホール
(習志野市谷津1‐16‐1)
料金/一般1,000円・学生500円
(全自由席)
問い合わせ/090-4423-7780 安達