世界のトップアスリートが選ぶ投てき用具を製造
陸上競技用器具専門メーカーの
株式会社ニシ・スポーツ

ニシ・スポーツ船橋工場でのハンマー検査
船橋工場内でのハンマーの重心検査の様子

東京都江東区に本社がある株式会社ニシ・スポーツ(以下ニシ・スポーツ)

投てき用具はもちろん、国内の陸上競技用器具のシェア約80%を占めるメーカーです。

ニシ・スポーツとはどんな会社なのか、取材に行ってきました!

(取材日/2019年11月28日)


<目次>

トップアスリートから選ばれるニシ・スポーツの投てき用具

日本のニシ・スポーツから世界のニシ・スポーツへ

トップアスリートから選ばれる
ニシ・スポーツの投てき用具

男性用ハンマー

ハンマー(男性用)

 

ニシ・スポーツは、日本の陸上競技用器具シェアNO.1のメーカー。

特に投てき用具(ハンマー・砲丸・円盤・やり)は、国際陸上競技連盟の承認器具に認定され、室伏広治さんをはじめ、多くのトップアスリートから選ばれています。

写真のシールが高い基準と検定をクリアしている証拠です。

砲丸(左が男性用 右が女性用)砲丸(左が男性用 右が女性用)。JAFF検定シールとIAAF承認品シールが高品質の証し

 

現在の陸上競技用器具のシェア約80%を占めるニシ・スポーツですが、創業は1951年。創業者の西貞一氏は、陸上競技(男子200m・1600mリレー)で1932年ロサンゼルスオリンピックに出場したこともあるアスリート。

創業当時は、東京都新宿区で陸上用スパイク・シューズ、アパレル用品を中心に製造・販売していました。

その後、1980年代になってから、海外製品の輸入販売や、自社での陸上競技用器具の製造・販売へ。

事業拡大に伴い、千葉県八千代市にあった八千代器具工場も1981年に船橋市豊富町へ移転しました。

1987年には、投てき用具が世界大会で公式採用されたのを皮切りに、1999年には日本のメーカーで初めて世界陸上競技連盟の承認器具に認定され、ニシ・スポーツの投てき用具は世界の舞台で活躍していきます。

ハンマーでは室伏広治さんも世界大会で使用されていることが確認されています。(同社調べ)

 

思ったより重いハンマー
実際に持ってみました! お、重い~!(一般女子規格品 4.00kg)

手裏剣をイメージした円盤
日本らしいデザインの円盤

カラーリングやデザインが印象的な同社の投てき用具。

世界大会では、公平性を重視するため世界陸上競技連盟の承認品の中から主催者側が何種類か準備します。

そのため、どの製品をどの選手が使用したかは、目視で確認するしかないそうです。

ニシ・スポーツ 第一事業推進室 室長 山岸路典さん
ニシ・スポーツ 第一事業推進室 室長 山岸路典さん

「ハンマーや円盤は色やデザインで弊社の製品だとわかるのですが、砲丸は肌触りを重視するのでカラーリングができず確認が大変です」と第一事業推進室の山岸路典さん。

世界大会で調査をしていると、1回目の投てきで、一番いい記録を出した選手が投げたメーカーのものを使ったりすることもあり、自社用具に変えた選手の記録が上がるシーンをみると、何とも言えない感動がこみあげてくるそうです。

「2011年の世界陸上選手権で、室伏広治選手が、自社製品を使用し、6回の試技の中で記録を更新され、見事金メダルを獲得されたときはとても誇らしい気持ちになりました」と山岸さん。

メーカー冥利につきますね!

 

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日本のニシ・スポーツから
世界のニシ・スポーツへ

ハンマーの材料と、円盤・ハンマー投用囲い
(左)ハンマー材料 (右)円盤・ハンマー投用囲い

これらの投てき用具は、千葉県の船橋工場で年間約5250個を製造。

製造スタッフはハンマー・砲丸で2人と少数精鋭ですが、合わせて15人ほどで、「円盤・ハンマー投用囲い」などの大型の用器具も製造しています。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会も近づいてきて、2018年、2019年は大忙しとのことです。

ハードルも国際陸上競技連盟の承認器具
ハードルも国際陸上競技連盟の承認器具

 

ニシ・スポーツでは、現在陸上用の商品を約5000点製造・販売しています。

陸上用器具はもちろん、スポーツ用のアパレル、トレーニング器具など開発・改良を重ねています。

ニシ・スポーツ 第一事業推進室 田子雅さん
ニシ・スポーツ 第一事業推進室 田子雅さん

そんなニシ・スポーツさんのスローガンと今後の目標を聞きました。

「陸上競技を行うすべての人、愛好者、アスリートの競技力向上とさらなる飛躍を支えること、『すべてはアスリートのために』というスローガンのもと、業務に取り組んでおります」とほほ笑みながら語ってくれた第一事業推進室の田子雅さん。

ご自身も陸上経験者で、社員の約7割が陸上経験者だそうです。

「日本陸上競技界でのシェアは80%を占めていますが、これからは日本国内だけではなく海外の方にも使っていただけるようになりたいですね。

また、陸上競技で培ったノウハウを他競技へ応用したり、生涯スポーツなどの事業へ展開したり、幅広い事業展開が今後の目標です」と語ってくれました。

すべてはアスリートのために!

ジュニアからシニア、小規模(地区大会)から国際大会まで、さまざまなスポーツシーンでニシ・スポーツの用器具を目にするのが楽しみです。

株式会社ニシ・スポーツ

所在地/東京都江東区新砂3-1-1

電話/03-6369-9000(代表)

設立/1951年5月

事業内容/陸上競技用器具・電子機器・スポーツアパレル・トレーニング機器の製造・販売、競技記録計測、競技会運営サポート

http://www.nishi.com

 

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この記事を書いた人

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