【千葉市・松戸市・江戸川区】第47回 富士百景 写真展2020

近くから見る富士山、遠くから見る富士山、登って見る富士山、そして四季それぞれの富士山……。

毎日まったく違う富士山を、47 年間も撮影し続けたカメラマンたちの渾身の作品が一堂に見られる写真展が開催される。

富士山「春、桜」 撮影/多田惠治
「春、桜」 撮影/多田惠治

30年以上たっても
美しさに魅了される

今年で47回目を数える「富士百景写真展」。

アマチュアカメラマン約50人が所属する富士愛好会が、四季を通じて撮影し続けてきた富士山の雄姿100作品が飾られる写真展だ。

年に8度ほどみんなで撮影会を実施して出掛けている。

ただし相手は大自然、同じ場所でも毎年違うし、行っても撮影できないこともあるが、そこがまた面白いと同会の樋口淳雄さん。

「撮影場所はもちろん、撮影する時間によっても表情は違うし、その時々の雲の様子の違いもやめられない理由のひとつ」と樋口さん。

つるし雲など変わった雲と富士山のコラボが撮れるのも、カメラマンにとってはうれしい瞬間だとか。

すでに30年以上この会で活動しているが、飽きることがなくさらに魅力を感じていると話す。

富士山「朝焼けのメルヘン」撮影/竹内勝一
「朝焼けのメルヘン」撮影/竹内勝一

いろんな表情で
楽しませる富士山

直線距離にして200㎞先まで見られるという富士山の姿。

さまざまな場所から、さまざまな角度で撮られ、四季折々の美しさや迫力を楽しむことができる。

「富士山の写真はみんなに喜んでもらえる。それも励みとなって、ここまで続けられています」と樋口さんは話す。

富士山を見たことはあっても、ここまで多様な表情をするのかという驚きがある展覧会だ。

千葉県立美術館で展示された後、松戸市文化ホール、その後タワーホール船堀で写真展は開催される。

各所でその姿を見せてくれる日本のシンボルである富士山のさまざまな表情を、ぜひ堪能して。(いくら)

富士山「雲切れて」撮影/鈴木よし子
「雲切れて」撮影/鈴木よし子

第47回 富士百景 写真展2020

日時/1月7日(火)~13日(月・祝)
午前9時~午後4時30分

会場/千葉県立美術館
(千葉市中央区中央港1-10-1)


日時/2月29日(土)~3月4日(水)
※3月2日(月)は休館日午前10時~午後6時
(初日正午~、最終日~午後4時)

会場/松戸市文化ホール
(松戸市松戸1307-1 松戸ビルヂング4階)


日時/3月9日(月)~12日(木)
午前10時~午後6時
(初日正午~、最終日~午後4時)

会場/タワーホール船堀
(江戸川区船堀4-1-1)


問い合わせ/090-1666-1261 樋口