【流山市】混声合唱団フォンテ「クリスマスコンサート」歌でつづるクリスマスの物語
12月15日(日)、流山市文化会館で混声合唱団フォンテの第44回定期演奏会が開催される。
同合唱団は流山市内で44年間活動を続け、毎年演奏会を開いている。
今年は12月に開催し、コンサートの後半で、クリスマスキャロルでつづる音楽劇を披露する。
▲毎回緊張しながらも楽しい定期演奏会
クリスマスキャロルで
幼い兄妹の物語を
コンサートの前半では、6人の作曲家による「AveVerumCorpus」と、モーツァルトのミサ曲KV167を歌う。
後半は、オーストリアの作家シュティフター作の「水晶」を語る音楽劇。
クリスマスの前日、おばあさんに贈り物を届けた幼い兄妹がアルプスの森で迷い、幾多の困難を乗り越え家路をたどる物語だ。
元NHKアナウンサーの川上典子さんが朗読し、誰もがなじみのあるクリスマスキャロル14曲に乗せて話が進む。
団長の古市眞さんは「後半の音楽劇は、お子さまから大人の方まで、ワクワクしながら聞いていただけると思います。楽しいですよ」と話す。
合唱好きの老若男女が
土曜の夜に集う
▲美しいハーモニーを求めて練習に励む
「フォンテ」は、30〜80代の男女35人が所属する混声合唱団。
1974年に流山市民合唱団として誕生し、名称変更を経て活動を続けている。
メンバーは創立以来のベテランから今年入った新人まで、合唱経験も学生時代からという人もいれば定年退職後に始めた人など幅広い。
主にヨーロッパ宗教音楽やポピュラー曲などを歌い、5年に1度はオーケストラと共演している。
創立以来のメンバー・石林昭子さんは「ここまで続いたのは、混声合唱の曲の素晴らしさと指揮者の熱意、仲間との交流の楽しさがあったから」と語る。
44年間指揮をとるのが唐沢昌伸さん。
1995年に流山市内の合唱団から成る合唱連盟を結成。
流山市制40周年と50周年の「第九演奏会」では、市民合唱団の指揮者を務めた。
現在は七つの合唱団を指導している。
合唱に情熱を注ぐ姿に「流山のカラ(唐)ヤン」と呼ぶ人も。
前半のミサ曲では、唐沢さん手作りの小型パイプオルガンで伴奏が奏でられる。
後半の音楽劇は、唐沢さんによって構成・編曲され、クリスマスの雰囲気を楽しめる作品になっている。 (緑)
▲厳しくもユーモアあふれる指揮者・唐沢昌伸さん
日時/12月15日(日)
午後2時開演(午後1時30分開場)
場所/流山市文化会館ホール
(流山市加1-16-2)
料金/800円(全席自由)
問い合わせ/04-7147-7438 古市