行徳まつり2019「神輿のまち」で秋祭りを楽しもう!
「日本一の神輿のまち」を掲げる市川市行徳で、10月27日、行徳まつり2019 が開催される。
神輿パレードをはじめ、市民ステージやハロウィーンイベントなど、この日の行徳はお祭り一色となる。
公開 2019/10/17
「神輿の伝統」と「地域連帯」への思い
行徳まつりは今年が15回目。
「行徳神輿の伝統を末永く伝えるとともに、地域の一体感を高める」(行徳まつり実行委員会の青山真士・実行委員長)ことが目的だ。
行徳にはかつて幕府直轄の塩田があり、農・漁業が栄える一方、成田街道入り口の宿場町としても発展。
寺社も多く建ち、宮大工が大勢いたことから神輿造りが盛んになったという。
青山さんによると、全国の神輿の4割が行徳神輿といわれ、浅草の三社祭りなどでも担がれている。
一方で、現在の行徳は東京のベッドタウンとして、外国人も含め新たな住民が増えている。
実行委員会関係者は、「お祭りを通じて人々の連帯感を高め、地域をさらに盛り上げていきたい」という思いを抱いている。
威勢よく進む江戸神輿
行徳神輿の渡御
外国住民との共生へ国際交流も柱に
当日は行徳駅前公園がメイン会場となる。
市民ステージでさまざまな演目が披露される他、模擬店やフリーマーケットも設営。
地元愛好家による蒸気機関車の運行も実演される。
神輿関連では、パネルコーナーで神輿を紹介し、行徳神輿と江戸神輿、子ども神輿の三基を展示。
駅前公園から駅周辺にかけて神輿がパレードし、婦人会による演舞などが花を添える。
さらに、市内在住の外国人と共生を目指そうという思いを込めて「国際交流エリア」を設け、外国人による模擬店が出されるのも特徴だ。
市川市に住む外国人は6479人(2015年10月1日現在、市川市人口の1・3%)で、県内では千葉市、船橋市、松戸市に次いで多い。
会場周辺では同時開催イベントとして、今年5回目となる「行徳ハロウィン」も開かれ、パレードや仮装コンテストなどが行われる。 (NK)
写真提供/行徳まつり実行委員会
商店街を練り歩くパレード
日時/10月27日(日)
午前9時30分~午後4時
小雨決行(荒天中止)
神輿出陣式は午前10時10分から
主会場/行徳駅前公園
(市川市湊新田2-4)
問い合わせ/047(395)6781