「スワッグ」に最適な花は? 作り方は?
手作りスワッグで新生活に彩りを

春はなにか新しいことを始めたくなる季節。

今年こそ、自宅に花を飾るような余裕がほしいと考えている筆者ですが、お花の水替えがどうにも面倒になってしまいます。そこでちょっと気になっているのが、カフェやインテリアショップで最近よく目にする「スワッグ」。 

水やりの手間も花瓶の準備もいらず、壁に掛けておくだけで文字通りお部屋に華を添えてくれる「スワッグ」なら、気軽に草花をインテリアに取り入れられそう!

というわけで、フラワーアレンジメントやブーケなどの教室も開催する生花店「花拍子」(千葉市稲毛区)オーナーの田中みのりさんにハンドメイドのスワッグについて教えてもらいました。

スワッグとは

ここ1年でよく耳にするようになった「スワッグ」はドイツ語で「壁飾り」という意味。

日本でスワッグというと、ドライフラワーのブーケを指すことが多いようですが、クリスマスのときに飾るリースなども広い意味ではスワッグといえるようです。

 

スワッグは「壁掛け」という意味を持ちます

壁に吊るしておくので、小さいお子さんやペットがいるおうちでも気兼ねなく楽しめるのが人気の秘密。

吊るすだけでナチュラルでオシャレな雰囲気になるのもいいですよね~!

 

スワッグの種類

田中さんいわく、スワッグの作り方は大きく分けて3つあるそう。

 

・生花で作る。

・ドライフラワーで作る。

・プリザーブドフラワーで作る。

 

ドライフラワーは好みの草花が入手できるとは限らないので、一番手軽なのは生花を使う方法。

または生花とドライフラワーをミックスして作ることもできます。
プリザーブドフラワーは扱いが難しいのでビギナーのスワッグ作りにはあまり向いていません。

 

スワッグは生花やドライフラワーの他、プリザーブドフラワーでも作れますがビギナー向きではありません
田中さんが過去に作ったプリザーブドのスワッグ。贈答用にオーダーされることが多いそう。

 

さらに、ただ麻紐などで束ねただけのものから、小さなブーケをいくつか作ってそれをワイヤーで束ねていくもの、三日月のような「クレッセント型」にするものなど形状もさまざま。

生花にくらべれば長く楽しめますが、高温多湿の日本では1年を目処に処分するのが無難です。

スワッグに適した
植物が知りたい!

でも実際に、「生花でスワッグを作ってみよう!」とお花屋さんに出掛けてみても、どんな花を選べばいいのか素人にはなかなかピンと来ません。

そこで田中さんに聞くと、「スワッグに向いているのはズバリ、ドライフラワーにしてもある程度キレイなものです」とのこと。

例えば以下のような植物。

 

・あじさい

ドライフラワーに向く植物「あじさい」

・プロテアやリューカデンドロンといった「ワイルドフラワー類」(手前左)、ガルピニ(バーゼリア)(手前右)

ドライフラワーに向く植物「ワイルドフラワー類」

・センニチソウ

ドライフラワーに向く植物「センニチソウ」

・ユーカリ類

ドライフラワーに向く植物「ユーカリ」

・ペッパーベリー

ドライフラワーに向く植物「ペッパーベリー」

などなど…。

その他、綿花、バラやエリカ、スターチスなどもスワッグに適しているそうです!

逆にスワッグに不向きなのは、マーガレットやガーベラ、スイートピー、カーネーションなど。
どれもキレイな花なんですけどね~!
ドライにすると花びらが茶色くなってしまうので、これらの花々はやはり生花で楽しむのが一番です。

スワッグを作ってみよう

「スワッグ作りは特に『こうしなきゃダメ!』という決まった作り方があるわけじゃないんです」と田中さん。

今回は、一番シンプルな「ただ束ねる」という方法を教えてもらいました。

「ポイントは、全体のバランスを見ながら使うお花や葉を選ぶこと。
吊るしたときに逆三角形になるようなイメージで配置していくとキレイにできます。
また、生花を用いる場合は、乾燥する過程で茎がやせてくるので、束ねるときにとにかくきつくしっかりと縛ることが大切!」 

今回はドライフラワーと生花のミックスで作ります。

 

【使用した植物】

ドライフラワー…ベアグラス/チモシー/パラノムス/ラベンダー/ヘリクリサム

生花…オオバユーカリ/グニユーカリ/ガルピニ/あじさい

 

束ねるのには麻紐やラフィア(天然繊維)を使います。

「ラフィアはそのままだと固いので、あらかじめ水で湿らせておくと縛りやすくなりますよ」(田中さん)。

 

しかし、こんなにたくさんの植物をいざ目の前にすると、どう組み合わせていいものかと悩んでしまいそうです!

「初心者の方でもバランスを取りやすい『グルーピング』という手法がオススメです。同じ種類の植物や似た色の草花を近くに配置する方法でフラワーアレンジメントのテクニックの一つなんです」と田中さん。

 

前述した通り、「吊るしたときに逆三角形」になるよう、まずは穂先の細い植物から手に取ります。

手前になるにつれてだんだんと短く、ボリュームが出るよう植物を選んでいきましょう。

植物ごとになんとなく高低差を出すとメリハリが出ますよ。

ドライフラワーと生花を使った豪華なスワッグも手作りできます

時々逆さまにしてバランスチェック。

ドライフラワーと生花を使った豪華なスワッグも手作りできます

手前には、色鮮やかな花や大輪の花などを持ってくるとアイキャッチになり全体が引き締まります。

ドライフラワーと生花を使った豪華なスワッグも手作りできます

紐をぐるぐると巻いて、固結びでぎゅっと束ねます。

※慣れないうちは片手で縛ろうとするとせっかくまとめた植物がバラバラになってしまうので、家族の人などに手伝ってもらうのがベターだそうです!

ドライフラワーと生花を使った豪華なスワッグも手作りできます

仕上げに茎を短くカット。このとき、花と茎の割合がだいたい2:1くらいになるようにすると、バランスよく仕上がります。

また、さらに紐を巻き、吊るすための輪っかを作っておけば、吊るしている間に紐がゆるむのを防げます。

リボンなどを上から巻いて紐を隠してもOK。

 

完成です!

ドライフラワーと生花を使った豪華なスワッグも手作りできます

 

かなり豪華なスワッグが出来上がりました!

まとめると…

  • 「グルーピング」でバランスよく
  • 手前になるにつれて、草花が短くなるように手に持つ茎の長さを調整する
  • 手前にはポイントになる植物を配置する
  • 束ねるときはきつく縛るのがコツ

 

生花の場合はここから乾燥をさせていくわけですが、とにかく湿気は禁物。

短い期間でしっかり乾かすことが大切なので、風通しのいい場所に吊るしておきましょう。

そういう意味でも生花でスワッグを作る際は梅雨の時季は避けたほうが安心です。

 

ただ、ドライフラワーについてもどのお花屋さんでも扱いがあるわけではありません。
入手方法を田中さんに聞いてみると、

「最近では生花市場でもドライフラワーを見かけるようになってきているので、もし行きつけのお花屋さんがあるなら、仕入れの可否について相談してみるのも一つの手ですよ」と教えてくれました!

 乾燥したスワッグは、色あせの原因になるのでなるべく直射日光のあたらない場所に飾って楽しみましょう♪

 

本当にただ「束ねる」だけでできてしまうスワッグ。
植物と紐、ハサミさえあれば、すぐにチャレンジできるのも魅力です。
まずは少量ずつでも好きなお花を買ってきて小さいものから作ってみるのもよさそうですね♪

 

【取材協力】

花拍子

住所/千葉市稲毛区小中台6-14-6
営業時間/10時~19時、土日10時~18時
定休日/木曜日、第4水曜日
問い合わせ/043-253-1874

アレンジメントの基礎などが学べるレッスンも随時開催中。3歳から中学生を対象にした「キッズクラス」も好評です。

 

この記事を書いた人

ちいき新聞web編集S

ちいき新聞web編集S

千葉市生まれ、千葉市在住のアラフォー。編集プロダクションなどを経て「ちいき新聞」編集部へ。甘いものとパンと漫画が大好き。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。

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