家族が乳がんそのとき、どうする?
【家族にできること】

ある日突然、「乳がん」の告知。本人はもちろん家族も突然のことに驚くはず。

そんなとき家族はどうしたらいいのでしょうか? 

乳がんを経験した時田和子さんと娘の真佐江さんに、話を伺いました。

 

 

 

時田和子さん

 

 

時田真佐江さん

本人にとっての ベストを応援したい

和子さん 私は乳がんだと診断されてもあまり深く考えなかったから、家族に話した時も、「とれば治るよ〜」という感じで軽く話したよね。

 

真佐江さん そうそう。普段からママは明るくてその時も明るかったから、「治るだろうな」って思ってた。

もちろんすごくショックだったけど、ママが前向きで、早く治して大好きな仕事をしたいと思っている気持ちが伝わってきたから、治すことを一緒に

目指そう、バックアップしようと思ったよ。

 

和子さん 診断されて、「すぐに全摘」と私が決断したのを聞いてどう思った?

 

真佐江さん ママが自分の命を一番に考えて決断したことだから、私も賛成だったよ。本人がベストだと思うことを応援したかったから。

何もできないつらさも体験

和子さん 手術で入院はしたけど、入院友達もできて楽しかったよ。

その後、抗がん剤治療で15キロくらい痩せたけど、結局自分が頑張るしかない、私がくよくよしたらみんなも暗くなっちゃうって思って頑張ってた。

 

真佐江さん 私も心配しすぎないようにしてた。

もう十分頑張っているママに「頑張れ」とは絶対に言えないと思って、普段と変わらないように心掛けてたよ。

 

和子さん 結局自分との闘いだったから。「絶対勝つぞ」と思って。

私は仕事が大好きだから「〇日までには治して仕事するぞ!」って目標を決めてストイックに過ごしてた(笑)。

 

真佐江さん 本当につらそうなときは、何もしてあげられないという苦しさもあったな。

どういうふうにしてあげたらよかったのか今も分からない。

でも、結局私たちができるのは普段と変わらない空気づくりしかなくて。

家族がいかに生活を変えずにいられるか、いつも通りに仕事をできるか、安心感をつくろうとしていたよ。

 

和子さん パパはちょっと違うかもね?

 

真佐江さん うん、言葉には出さなかったけどつらそうなときはあったね。

やっぱり自分の妻のことだから、しんどかったかもなと思う。

 

和子さん そうだね。でもおかげでパパと息子は家事が何もできないことが分かったから、今後はちゃんとできるようにしとかなきゃいけないなって思ったよ(笑)。

 

 

仲睦まじい時田さん母娘

家族みんなが明るく、いつもケラケラ笑っているという時田家。乳がんにも、この明るさのまま立ち向かったそうです。

サポートする側も頑張りすぎないで

真佐江さん ママがいないときに、本当に「いつもこんなにたくさんのことをしてくれてたんだ!」って初めてありがたさが分かった。

 

和子さん いい機会だったでしょ(笑)。

 

真佐江さん 私って何もやってなかったんだなって思ったよ。

 

和子さん やっぱり病気は、初期の初期に見つけられるのが一番だよね。

気になることがあったら、どんなにその病院を信頼していても、セカンドオピニオンが大事。

自分の命のために、しっかり見つけて治さないとね。そして家族と一緒に頑張れたら。

 

真佐江さん 家族が乳がんって言われたら、どうしても動揺したり頑張ろうとしてしまったりするけど、サポート側も頑張りすぎず、ちゃんと休みをとって余裕を持って寄り添いつつ治療を進められるといいよね。

 

 

国立がん研究センター「がん情報サービス」内の「ご家族、まわりの方へ」のページも参考に

 

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ちいき新聞web編集部

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千葉在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。 明日が楽しくなる“千葉情報”をお届けします!!

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