
乳がん検診体験記「検診ホリデー」【自分にできること】
マンモグラフィー検査は痛いって本当?
エコー(超音波)検査との違いは?
乳がん検査未経験の記者Aが検診ホリデーを取って体験してきました!
(撮影・取材協力/新松戸中央総合病院)
「検診ホリデー」とは…
地域新聞社が提唱する、仕事を休んだり家族に協力してもらったりして1日を検診に当て、自分をいたわる日のことです。
<検診に出掛ける当日の注意事項>
●ワンピースではなく、上下が分かれている服装で
●制汗スプレーやボディークリームには、レントゲンに映ってしまう成分(銀など)が含まれることがあるので、検査前には使用しない
公開 2019/10/08

検診の流れはこんな感じ
最初は触診から。
小さながんまでは見つけることができないので、触診の情報を持ち寄ってエコーやマンモを受けるのが望ましいそうです。

※新松戸中央総合病院では診察時に必ず女性スタッフが立ち合います。
続いてはマンモグラフィー検査
(乳房全体を機器で圧迫して薄く平たく伸ばし、X線で撮影します)
検査時間は5~10分程度で、乳房圧迫の時間はわずか5秒程度。
必要な検査なので、少しだけ頑張って我慢してほしいとのこと。
マンモグラフィー検査の特徴
しこりができる以前に、乳がんの兆候として現れることがある「石灰化」を見つけることができます。
小さな乳腺腫瘤は乳腺に埋もれると画像に写りづらいため、乳腺が発達している若い人より中高年向き。
画像情報が残るので、検査後でも客観的に病変の有無を調べられるのが長所。

※乳房が1cm薄くなると被ばく量が2分の1になるのだとか。
続いては、エコー検査

胸部にゼリーを塗って端末機械を当て、体内の画像を映し出して観察する検査。
痛みはありません。
エコー検査の特徴
20~40代の比較的若い人向き。
マンモ以上に小さなしこりを見つけるのが得意で、X線を使用しないので、妊娠中や授乳中の人でも安心して受けられます。
欠点は、検査時にがんを見落としてしまうと、後で見つけることができないこと。
終了!
入室から退室まで15~20分程度、無事検査終了です。
結果は後日郵送されてくるとのこと、ドキドキして待ちたいと思います! お疲れさまでした!
先生からのアドバイス
新松戸中央総合病院乳腺外科部長 高柳博行先生
「マンモによる早期の乳がん発見で寿命が延びる」という科学的根拠(エビデンス)があります。
痛みの感じ方は人それぞれ。受診してみると意外に痛くないという人もいるので、ぜひトライしてみてください。