※この記事は2018年5月1日に更新されました。
2月2~4日、幕張メッセで360台以上のキャンピングカーが展示される日本最大の「ジャパンキャンピングカーショー2018」が開催されました。
最新キャンピングカー事情を知りたくて、2月2日潜入取材へ。
この日は、第6回「キャンピングカーアワード」授賞式も同時開催。タレントの“ぐっさん”こと山口智充さんが受賞し、一般社団法人日本RV協会会長 降旗(ふりはた)貴史さんからクリスタルが授与されました。

※キャンピングカーアワード…キャンピングカー好き(キャンプやアウトドア好きも含む)の著名人を毎年表彰。第1回は、「ペナルティ」のヒデさん、第2回はつるの剛士さん、第3回はヒロミさん、第4回と5回は2年連続テリー伊藤さん。
副賞として最新型キャンピングカーが1年間無償貸与されるそう。うらやましいです!

副賞のキャンピングカーについて、
「今までは自分を運ぶ道具だった車。キャンピングカーは行った先で充実できる。車から降りなくても、どんな天候でも、どこにいっても大丈夫! 可能性が広がります」とのこと。根本は「でかけよう」「外にでよう」「旅にでよう」。過ごした分だけ物語ができると話されていました。
山口智充さんを魅了するキャンピングカー、私も乗ってみたい!!
そもそも、キャンピングカーって、憧れるけど、ちょっと遠い存在ってことありませんか?
でも、もっと気軽にキャンピングカーを楽しむことができるはず!
…というわけで、会場で見つけました。気軽にキャンピングカーを楽しむ方法です。
①キャンピングカーをレンタルしてみよう!
興味はあるけど、実際に手にするとなると、置き場所に困ったり、家族の同意が得られなかったりなどちょっと躊躇しちゃいます…そこで、キャンピングカーのレンタルをする人が増えているそうです。
昨年あたりから急激に広まりはじめ、認知度も上がってきているとのこと。中には、1日1万円程度から借りられるお店もあります。
キャンピングカーレンタル店舗の情報サイトなどを利用して、条件にあうキャンピングカーを探してみるのもいいですね。

ちなみに、写真は5人寝れるタイプの車中。ちょっとしたリビングみたい♪
「アウトドア大好きで、キャンプによく行っています」という人より、「テントに寝るのは抵抗があるけれど、アウトドア気分を味わいたい!」という人が体験するケースが多いそう…納得です。
②コンパクトでかわいい見た目のキャンピングカーで普段乗りも
キャンピングカーと聞くと、大きなリーゼントみたいなものがついた車をイメージします…よね。
いわゆる、キャブコンといわれるもので、大人が立って歩くことができる広い室内が特徴です。
が、普段使いにはちょっと…そうなると二台持ち…そんな余裕はありません!と諦める人もいると思います。
でも!コンパクトでかわいい見た目のバンコンなら普段使いにも。ハイエースやキャラバンなどの1ボックスや、ミニバン、ワゴン等をベースに改造したバンコン。車の買い替え時期にバンコンに変えてしまうなんていうのもいいかもしれません。

メーカー/WHITEHOUSE
乗車定員/5人 就寝定員/4人
車両本体価格/3,133,148円(税抜)
写真(上)は、会場で見つけたバンコンのキャンピングカー。こんなかわいい見た目なら、抵抗なく乗れそうですよね。
バンコンよりもうちょっとキャンピングカーな雰囲気を出したい! でも、リーゼントはちょっと…な人には…軽キャブコンも(写真下)。

車両名/バロッコ
乗車定員/4人 就寝定員/4人
車両本体価格/3,256,000円
こちらのタイプ、家族4人が乗れて、寝られるのに軽自動車。居住性にも優れています。ちょっとおしゃれな家族を演出できそうです…見た目から入るタイプ!?にはぴったり。 内装にもこだわりつつ、軽であることも利用して普段使いもしちゃうなんていう欲張りな使い方ができそうです。
③キャンピングカーでの行き先に困ったらここ!
キャンピングカーを手に入れたら、次は行き先。途中で休憩はさみながら、九州の温泉行っちゃう? どこまでも続く北海道の道を走っちゃう? なんて夢は膨らみます。道の駅や高速道路のパーキングは、基本的には仮眠用に認められたスペースだそうで、長時間の滞在はマナー違反になることもあるそう。
そんなとき、安心・安全な「RVパーク」が便利なんだとか。ほとんどのRVパークは予約が不要(一部は予約が必要になるのでHPで事前に確認を)なので、空きがあれば当日入場も可。電源完備やトイレが24時間利用可能なのもうれしいです。
周囲に観光スポットや温泉などがある施設も多いので、旅の拠点になりそう!

(イメージ)
全国に102カ所のRVパークが認定(2018年1月現在)されているので、HPでチェックして旅のプランに合せて場所を選ぶといいかもしれません。
全国RVパークリスト(http://www.kurumatabi.com/rvpark/list.html)
エリア別 “気になる”RVパークをご紹介
◎北海道エリア
RVパークつどい農園
気になるポイント/手作りのツリーハウスや五右衛門風呂がある集いの場
住所/北海道旭川市神居町台場20番地
料金/1泊 1,500円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/当日13時~ 翌日13時
問い合わせ/090(2871)3071
◎東北エリア
RVパーク秘湯 夏油温泉
気になるポイント/奥羽山脈に抱かれた850年の歴史誇る秘湯
住所/岩手県北上市和賀町岩崎新田8-7
料金/1泊 2,000円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/特になし
問い合わせ/0120(9797)26
◎関東エリア
RVパークみどりの村
気になるポイント/県営公園内にあり、カフェも併設した施設
住所/埼玉県秩父市上吉田1011
料金/1泊 2,000円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/当日12時~特になし 翌日11時
問い合わせ/090(2166)0447
◎北陸・甲信越エリア
RVパークねやフィッシングパーク太公望
気になるポイント/潮風がただようフィッシングパーク。天然イルカに会えるかも
住所/石川県七尾市能登島閨町口42-3
料金/無料
チェックイン・アウト/当日8時~18時 翌日特になし
問い合わせ/0767(85)2919
◎東海エリア
RVパーク天然温泉 湯の花あじさい
気になるポイント/潮干狩りや海水浴が楽しめ、観光地へのアクセスもよし
住所/愛知県蒲郡市鹿島町浅井新田1番36
料金/1泊 1,000円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/当日15時~ 翌日12時
問い合わせ/0533(66)4126
◎関西・中国・四国エリア
RVパーク豊平どんぐり村
気になるポイント/屋根付きRVパーク。1時間圏内に世界遺産が4カ所
住所/広島県山県郡北広島町都志見12609
料金/1泊 2,160円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/当日16時~18時 翌日9時
問い合わせ/0826(84)1414
◎九州・沖縄エリア
RVパークB&B阿蘇
気になるポイント/阿蘇駅と内牧温泉の中間に位置し、阿蘇観光の拠点
住所/熊本県阿蘇市黒川807-662
料金/1泊 2,000円 1台(トレーラー含む)
チェックイン・アウト/当日12時~20時 翌日11時
問い合わせ/080(1763)2275
④~上級編~
内装にもこだわりたい!
内装にもこだわりたい!
キャンピングカー上級者は、家のリビングを作っていくように模様替えしたり、新しい椅子を入れたり、小物を追加したり…そんな楽しみも。
使い慣れたら、内装にこだわって快適にオシャレに過ごしてみたいですね。
会場で見つけた素敵な内装がコチラ



どれもわが家のリビングより住みやすそうです…。こんなキャンピングカーライフを送れる人になりたいものです。
いかがでしたか? キャンピングカーの最新事情。
ペットと一緒に旅に出たり、夫婦2人で出かけてみたり、ファミリーでアウトドアを楽しんだり…ライフスタイルに合わせた使い道で、ぐっと人生が豊かになる…山口智充さんの話す「過ごした分だけ物語ができる」が見えた気がします…。
よし、このまま会社休んで、キャンピングカー借りて、旅にでよっと!
では!!
⑤~番外編~
キャンピングカーレポート
キャンピングカーレポート
というわけで、実際にキャンピングカーをレンタルしてクルマ旅してきました!
上記で紹介したキャンピングカーレンタル情報サイト「レンタルキャンピングカーネット」を利用して自宅からいちばん近いレンタカー屋さんを選択。
キャブコンタイプのキャンピングカーを借りることに。
キャブコンとは、ハイエースやトラックなどの運転席部分を残したまま、荷台に住居をのせたものをイメージしてください。
リーゼントをのせたような、よく見かけるあれです。

(キャブコンタイプのキャンピングカー ※イメージ)
特別な免許が必要なんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、普通自動車免許で運転することができます。これって、キャンピングカーへのハードルがさがりますよね!
そして、運転があまり得意ではない私…。こんな私でも運転できるのでしょうか?
答えはできます!!
無謀にも運転手は私一人…名古屋方面~長野~山梨へ2泊3日の旅に出かけ、無事故無違反で帰ってこれました。
何から何までわからないことだらけのキャンピングカーですが、レンタルするときに、レンタカー屋さんのスタッフの方にいろいろ聞きましょう!
ガソリンはどこからいれるの? 鍵をかける場所は何カ所あるの? ベッドの組み立て方は?
などなど、細かく教えてもらえば安心です。
運転に関して注意が必要なことは、高さ制限。
高さが2.85mと制限があるため高架下、立体駐車場など通れない、入れないところがあります。
幅や長さは大型ミニバンとほぼ同じくらいなので、案外抵抗なく乗れます。
ただし、車体の揺れは大きいので、でこぼこした道や強風には注意が必要です。
高速道路を運転する際は、結構激しく揺れることもあったのでスピードは抑え目で運転したほうが良さそうです。
慣れないうちは、飲み物がこぼれたり、カードゲームのカードが吹っ飛んだりなんてこともありました…ご注意を。
今回は急に思い立って出かけた旅だったので、泊る場所も無計画。
そこで、上記の「全国RVパークリスト」から泊り先を選んで当日予約をしてみました。
泊った場所は2カ所。
場所/愛知県蒲郡市鹿島町浅井新田1番36
料金/1台1,000円
※別途入浴料 大人1,100円 子ども400円(入浴時間10:00~23:00)
トイレ洗面所/24時間利用可
利用条件も特になく、当日の電話で予約できました。
美肌効果が期待できる泥パックのある蒲郡天然温泉「湯の花あじさい」に何度でも入浴可。
ショッピングセンターの中にあるので、買い出しも便利です。
ラグーナ蒲郡や愛知こどもの国など周辺施設も充実していました。
場所/山梨県南アルプス市西南湖1299-1
料金/1台1,000円
※別途入浴料 大人600円 子ども300円(入浴時間10:00~22:00)
トイレ洗面所/24時間利用可
山梨で「フルーツ狩りをして、富士山をのぞみながら朝日を見たい!」という思いから、山梨の拠点になるこちらの施設に。
こちらも当日の電話予約で入れました。
「フルーツパーク斎庵」というイチゴ狩りスポットが隣接していて、施設内の公園にはテニスコート、プール、遊具広場などがありファミリー層にぴったりの施設です。

(「フルーツパーク斎庵」から望む富士山)
さて、キャンピングカーの寝心地はどうでしょう?
ベッドはそこまで広くはないので、少しだけ窮屈な感じはあります…とはいえ、朝までぐっすり(笑)できました。
ありがたいことに、テント泊では暑さ寒さ対策が必要ですが、キャンピングカーはエンジンを切っても冷暖房が使えます。
たくさん電気を使う際は、オートキャンプ場の電源付きサイトを利用すると車中の充電を気にせずに電気を利用できるそうです。
知らずに、電源付きサイトは使用せずの2泊3日でしたが、就寝中の暖房と携帯電話の充電くらいでは、充電を使い切ることなく過ごすことができました。
また、今回は使用しませんでしたが、、
冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ、水道設備もあるので車内で料理もできちゃいます。
そうなると、BBQや車内での料理にも挑戦してみたくなりますね。
まだまだ奥が深そうなキャンピングカーの旅。いろいろな使い道で楽しむことができそう!
皆さんもぜひ、お試しください♪