千葉県香取市佐原を散策②
風情あふれる町で「荒物」をお買い物

 

利根川の水運で栄えたこの町は、現在でも町並みに江戸の風情が残ります。

今回は町並み散策とお買い物スポットについてご紹介です♪

香取市佐原の風情あふれる景観

フォトジェニックなスポットが満載

中心部を流れる小野川沿い、香取街道沿いは関東地方で初めて「重要伝統的建造物保存地区」に指定された、歴史的な建造物が並ぶエリア。
こちらの記事で紹介した小堀屋本店を含め、8軒が千葉県有形文化財に指定されています。

香取市佐原の町並み。小野川沿いに風情ある建物が並びます

 

ただ散策するだけでもまるでテーマパークにいるようなワクワク感!

小野川では水上から佐原の町並みが堪能できる観光船も運航しています。
(小江戸さわら舟めぐり/約30分 大人1,300円、小学生700円)

そんな風に小野川のほとりをふらふら歩いていると、突然ジャー!!と大きな水の音が。

駆け寄ってみると橋の下から水が出ていました。

あとで調べてみると、この橋は「樋橋(とよはし)」という名前で、かつて佐原村の用水を対岸に送るために用いられていたそうです。

下側に付けられた大きな樋(とい)から水があふれ、「ジャー」と大きな音を立てていたことから、「じゃあじゃあ橋」の愛称で住民に親しまれてきました。

この景色を残すべく、現在でも橋の下から30分に一度(9時~17時)落水させているのだとか。

「じゃあじゃあ橋」は伊能忠敬旧宅のすぐ目の前にあったので、もしかしたら伊能家のみなさんもこの音を聞いていたのかもしれませんね。

蔵のある雑貨店で日本各地の「道具」に出合える

観光、グルメに続いて、せっかくだからお買い物も…と立ち寄ったのは、創業250年の「植田屋荒物店」。

佐原の植田屋荒物店

 

江戸時代中期から佐原で暮らす人々の生活を支えていたという老舗です。

「荒物」とは雑貨のなかでもほうきやザルなどのこまごまとしたものを指すそうで、ここでは、日本各地から集められた日用品や台所用品、食器などさまざまな「暮らしの道具」が手に入ります。

店内には、棕櫚(しゅろ)のほうきやたわし、盆ザルや竹製のお箸など自然素材を使った本物志向の道具がぎっしり。

お店の裏には蔵があり、店内の通路から自由に入れます。
この蔵は明治初期に造られたもので、1階には蓄音機や大正時代のテニスラケットなど歴史を感じる品々が展示されていました。

 

はしごのような階段を登って2階へ。

こちらにもところせましと雑貨が並んでいます。

 

佐原の植田屋荒物店の店内

中でも店主の一押しは宮城県蔵王町のスリッパ(写真左)。

蔵王は日本一のスリッパ産地だそうで、履き心地や丈夫さに定評があるのだそうです。

その他にも、佐賀県有田町の窯元から仕入れた和食器、栃木県鹿沼市で作られた桐のおひつやまな板、大分県日田市の下駄、そして女性人気が高い曲げわっぱのお弁当箱や山葡萄のかごなど、こだわりの国産品がズラリ。

 

佐原の植田屋荒物店の山葡萄のかごバッグ

 

 

佐原の植田屋荒物店の曲げわっぱ弁当箱

 

さらにうれしいのが、すべて産地から直接仕入れているので、比較的お手ごろな価格で購入できること。
漆器の中には1000円以下のものもありましたよ!

 

佐原の植田屋荒物店の漆器

 

蔵の奥にはかつて使用していたという重厚な看板が掛けられていました。

 

 

佐原の植田屋荒物店の看板

「青筵特約販売」と書かれています。

ここで店主から「青の次に書いてある漢字、読み方わかる?」という問いかけが。
「何か見たことありますね~」と言いつつ、答えられない筆者。

お分かりになった読者の方もいらっしゃると思いますが、これは「むしろ」と読みます。
佐原に住む畳職人へ、九州や岡山から買い付けた「むしろ」を卸していたそうです。当時はこのことを「輸入」と言っていたので、看板には「産地直輸入」とあるんですね。

こちらの店主、佐原の歴史や日本各地の伝統工芸などについてとっても造詣が深く、面白いお話をたくさん聞かせてくれます。
ぜひお話好きの店主とおしゃべりを楽しみながら、お気に入りの一品を見つけてください♪

 

「植田屋荒物店」

住所/香取市佐原イ1901

定休日/不定休

時間/10時~17時

問い合わせ/0478-52-2669

この記事を書いた人

ちいき新聞web編集S

ちいき新聞web編集S

千葉市生まれ、千葉市在住のアラフォー。編集プロダクションなどを経て「ちいき新聞」編集部へ。甘いものとパンと漫画が大好き。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。

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