【柏レイソル】澤昌克選手インタビューサッカーママ必見!「一番大事なのはハート」
2008年から2013年まで柏レイソルに在籍し、その後ペルーのチームに移籍。
そして、今シーズン、レイソルに復帰することになった澤選手。
1月10日に行われた「2018柏レイソル新体制発表会」に集まったサポーターたちからの声援は一際大きく、サポーターからの期待を感じました。
35歳という年齢でレイソルに復帰するパワー、このタイミングで戻ってきた理由、ペルーで培ってきたものなど心境や意気込みを聞いてみました。
澤昌克PROFILE
MF(ミッドフィルダー)/1983年1月12日生まれ/茨城県出身/173cm・70kg
公開 2018/02/07
目次
ペルーから戻った理由ペルーで培ったもの
―――ご家族(澤選手の奥さまはペルーの方)は日本に戻ることを反対しませんでしたか?
むしろ嫁さんは喜んでました。
日本からペルーに戻ったとき(2013年当時)反対したのは嫁さんなんです。
今回レイソル復帰の話になったとき「いいんじゃないの」って後押ししてくれました。
―――なぜ、ペルーを離れ、違う場所でやってみようと思ったのですか?
昨年1年間、正直納得できるシーズンじゃなくて、チームは僕のことを今年も更新してくれるっていうのはあったんですけど…外国人枠の一つを使っているのでそこの責任は重いなっていう思いもあって、独断で5年間お世話になったチームを去ることを決めました。
そうしたら、こちらに来る話が持ちあがって、これはいいチャンスだと思ってのっちゃいました(笑)。
――――35歳、選手としてあと数年…レイソルはメンバーも若返っています。どのような印象ですか?
短くて1年ですかね、目標としては40歳くらいまでできたらいいなって思っています。
ペルーにいた時もニュースとかネットとかでレイソルの結果は常に追っていたので、なんとなく選手の感じは把握できてます。
若い子たちは僕の半分くらいの年齢なので、プレッシャーというよりもうまくやっていけたらいいなって思ってます。
レイソル、昨年のリーグ戦、最終的には4位でフィニッシュ。
悪くはないですが、自分たちの試合ができていないとき…、ボールを保持しているときはいいけど、そうじゃないとき、どうしてもうまく逆境をはね返すことができない…そういうところでアクセントを入れられる選手が必要だという話を聞いていたので、自分の役割はそこかなって思います。
今の子たちはボールを扱うのが得意で、誰が見ても上手で、クール。
ただ、サッカーって、やっぱり技術もそうですけど、ハートの部分は本当に大事だなって…ペルーに行って特に分かりました。
コーチや監督は常に強いハートを持てと、チームのために一丸となって頑張れと、ホント日本でも普通に聞くような言葉を試合の度に練習の度に全監督が話すので、そこは、気持ちをしっかり前面に出して、ちょっとでも僕の“ちっちゃな背中”から感じ取ってもらうことができればいいかなと。
サッカー選手としてレイソルにもたらすもの
――――強いハートを持つとは?
あるフィジカルコーチから「人間の体の中で一番大事な筋肉はなんだ?」って言われたんです。「脚の筋肉かな~」って答えたら、「違う!心臓だ!!」って、心臓は100%筋肉で、24時間365日延々と、生きている間休まず動いている。
そのハートを大事にできてない選手はどんなにうまくても試合で自分の100%を出し切れない選手だし、局面で消えてしまう選手なんだって言われたんです。そういうことだと思います。
――――澤選手はレイソルになにをもたらしますか?
平均年齢をあげてしまうのは申し訳ないですけど(笑)。
自分の持ち味は、どんな逆境でも、最初からでも、途中から出ても流れを変えることができること。
向こうでもそれを証明してきたので、おじさんですけど、それができるように努めるだけです。若手の選手も(優勝するという)目標は同じだと思うんで頑張っていきたいです!
日本でやりたいことを聞くと、「お寿司をたくさん食べたいです」と笑顔を見せてくれた澤選手。まじめな話のときに見せる真剣な表情と、反面くだけた笑顔が印象的でした。
レイソルの若い選手たちはもちろん、サッカー選手を目指す子どもたちにも強いハートをたくさんみせてくれることを期待します!
最後に…
――2018柏レイソル新体制発表会の壇上コメントーー
2013年の退団セレモニーを覚えているかどうかわかりませんが、サプライズだったので、サプライズ退団して、サプライズで新加入という形で戻ってきました。
このお話をいただいたときに信じられないという気持ちがあって、じゃああの退団セレモニーはなんだったのか、返せ!というのは冗談ですけど(笑)、
これもサッカーにおける人と人とのつながりだとか、こうやってレイソルのサポーターの皆さんに喜んでいただける姿を見せてもらうとすごく嬉しいので、このチャンスを生かせるように精進するだけです。