千葉市代表、JFE東日本が都市対抗野球で悲願の初優勝!
7月13日から13日間、アマチュア野球の最高峰を目指し、都市を代表する36の社会人野球チームが、東京ドームで熱戦を繰り広げた第90回都市対抗野球大会。
令和初、第90回の節目の大会は、千葉市代表のJFE東日本硬式野球部が初優勝を果たした。
写真提供/JFEスチール
公開 2019/08/13(最終更新 2023/03/07)
昨年の覇者を破り、 勢いに乗って決勝へ
橋戸賞(MVP)を受賞した須田投手
初戦は7月14日。
オーロラビジョンには「第3試合 大阪市 千葉市」の文字が光る。
都市対抗野球は、企業対抗戦ではなく、都市対都市の戦い。
南関東予選を勝ち抜き、東京ドームのグラウンドに立った千葉市代表、JFE東日本は、3年ぶり23回目の出場だ。
初戦の相手は昨年の優勝チーム、大阪ガス(大阪市)。
両チームとも無得点のまま、延長12回タイブレークの末に3-2で、JFE東日本が勝利。
4戦目までで3試合がサヨナラ勝ちと勢いに乗り、決勝戦へと躍り出た。
見事な初優勝 観客席も大興奮!
若獅子賞(新人賞)を受賞した今川選手
JFE東日本は一昨年、昨年と2年連続で都市対抗野球への出場を逃し、その後、若手中心のチームに刷新。
今年は横浜DeNAベイスターズで活躍した須田幸太投手が9年振りに復帰し、新人選手も9人入団。
再起を懸けたチームで今大会に挑んだ。
若獅子賞(新人賞)を受賞した峯本選手
決勝戦は、強豪のトヨタ自動車(豊田市)。
初回に1点を先制されるも、2回にベテラン長谷川裕介選手の2点本塁打で逆転。
新人の今川優馬選手、峯本匠選手らの打撃も光り、リードを広げる。
2点リードで迎えた7回、守護神・須田投手が登場。
好投を続け、いよいよ9回。
3階席まで埋め尽くした大応援団から地鳴りのような須田コールが響く中、最後の打者を三振に抑えて優勝が決まると、両手を上げて喜びを爆発。
ベンチから選手、監督らが一斉にグラウンドへ飛び出す姿を、大応援団は万歳三唱で祝った。
試合を盛り上げた応援団は、応援団最優秀賞を受賞
今後は追われる立場になりますが、チームとしても選手としてもさらにレベルを上げて、実力を証明していきたいです。
この勝利を祝して8月18日(日)、千葉市中央公園で行われる「第44回千葉の親子三代夏祭り」にて凱旋パレードが決定。
千葉市代表として戦い、栄冠を手にした選手たちに会いに行こう。 (OT)