間もなく皆既月食と火星大接近!2018年天文ショーまとめ

2018年7月、火星が15年ぶりに地球に大接近します!

また、今年2回目の皆既月食も7月。 

惑星の面白い動きに注目しながら、火星が明るくなっていく様子を楽しもう。

@白井文化センター・プラネタリウム

皆既月食の赤銅色の月 @白井市文化センター・プラネタリウム

年に2回の皆既月食

約2年ぶりの皆既月食。今年はなんと年2回、1月31日と7月28日に見ることができます。

観測する時間も高さも申し分なかった1月31日の皆既月食。
関東では午後8時48分開始、午後10時30分に「食」の最大を迎え、日付が変わった午前0時12分に丸い月に戻りました。

7月28日の皆既月食は明け方のため、1月に比べるとあまり条件がよいとはいえませんが、未明の午前3時24分頃に月が欠け始め、欠けながら地平線に沈んでいきます。

月食の間に見逃せないポイントは三つ。

一つ目は「色」。皆既月食時、月面は地球の影にすっぽり覆い尽くされると、何とも印象的な「赤銅色」に染め上げられます。これは地球の大気がレンズの働きをして、夕日と同じ原理で太陽光の赤色を月に届けるから。一生記憶に残る色となるでしょう。

二つ目は、「地球の影の輪郭」。紀元前にアリストテレスは、この影を見て「地球は丸い」と推測したといいます。私たちも地球の形を自分の目で確かめてみたいですね。

三つ目は、「月や星の動き」。月が地球の周りを公転することで起こる月食。月食を機会に西へと移動する星々の動きにも注目して、地球の自転も体感してみよう。忙しい日々の中で忘れていた宇宙の天体運行の不思議さに、きっと心揺さぶられるはずです。

 

木星より明るくなる
赤い火星を楽しむ

今年、7月31日に大接近する火星。

1月の未明には非常に明るい木星の近くで、暗い小さな星に見えていた火星が、夏になるにつれ徐々に地球に近づき明るさを増します。

7月初めには夜9時に昇るようになり、「赤いあの星は何?」と、一挙に衆目を集める存在に。

その頃、肉眼で見られる惑星―水星、金星、木星、土星も火星に先だって姿を現し、さらににぎやかな夜空となります(図1)。

7月31日午後8時肉眼で見える惑星 ※水星は、すでに沈んで見えません。

 

7月28日の未明には、2回目の皆既月食を見せる月に、明るい火星が並走する姿も見られます。 

そして、7月31日は、ついに地球に6千万km以内に近づく大接近(図2)。

 

惑星の位置…7月31日以外はその月の1日の位置。※白井文化センター・プラネタリウム作図。作図参考 ステラナビゲーターVer.10

 

この大接近日を挟む約2カ月間、火星は木星よりも明るく輝きます! 

さあ夜空を見上げて、月や惑星を大いに楽しんでみよう。(F)

協力:白井市文化センター・プラネタリウム

 

 

@平野岳史

2003年大接近時の火星 @平野岳史

※こちらの記事は2018年1月8日に公開した記事を更新してお届けしています。

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