皆既月食に火星大接近!
2018年天体カレンダー

まず1月からの皆既月食。7月には、火星も15年ぶりの大接近と天体ショーが楽しみな1年! 

惑星の面白い動きに注目しながら、火星が明るくなっていく様子を楽しもう。

皆既月食の赤銅色の月 @白井市文化センター・プラネタリウム

年に2回の皆既月食
注目は1月31日

約2年ぶりの皆既月食。今年はなんと年2回、1月と7月に見ることができます。

お勧めは、観測する時間も高さも申し分ない1月31日の皆既月食。

関東では午後8時48分開始、午後10時30分に「食」の最大を迎え、日付が変わった午前0時12分に丸い月に戻ります。

この約3時間半の月食の間に見逃せないポイントは三つ。一つ目は「色」。皆既月食時、月面は地球の影にすっぽり覆い尽くされると、何とも印象的な「赤銅色」に染め上げられます。これは地球の大気がレンズの働きをして、夕日と同じ原理で太陽光の赤色を月に届けるから。一生記憶に残る色となるでしょう。

二つ目は、「地球の影の輪郭」。紀元前にアリストテレスは、この影を見て「地球は丸い」と推測したといいます。私たちも地球の形を自分の目で確かめてみたいですね。

三つ目は、「月や星の動き」。月が地球の周りを公転することで起こる月食。月食を機会に西へと移動する星々の動きにも注目して、地球の自転も体感してみよう。忙しい日々の中で忘れていた宇宙の天体運行の不思議さに、きっと心揺さぶられるはずです。

 

木星より明るくなる
赤い火星を楽しむ

今年、7月31日に大接近する火星。1月の未明には、非常に明るい木星の近くで、暗い小さな星に見えます。夏の火星と比較するために、早起きして今の姿を一度確認しておきましょう。  

この火星が徐々に地球に近づき明るさを増して、7月初めには夜9時に昇るようになり、「赤いあの星は何?」と、一挙に衆目を集める存在となります。その頃、肉眼で見られる惑星―水星、金星、木星、土星も火星に先だって姿を現し、さらににぎやかな夜空となります(図1)。

 

7月28日の未明には、2回目の皆既月食を見せる月に、明るい火星が並走する姿も見られます。 

そして、7月31日は、ついに地球に6千万km以内に近づく大接近(図2)。

 

 

この大接近日を挟む約2カ月間、火星は木星よりも明るく輝きます! 

さあ夜空を見上げて、月や惑星を大いに楽しんでみよう。(F)

協力:白井市文化センター・プラネタリウム

 

 

2003年大接近時の火星 @平野岳史

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