千葉の定番、千葉市動物公園をちょっと通(ツウ)っぽく巡る

はじめまして、こんにちは。ライターのかとみと申します。

生まれてからずっと千葉に住んでおり、千葉を愛し続ける者です。

顔面はベーグルでやらせてもらっています。

違和感がすごいですが、どうぞよろしくお願いします!

ところで皆さん、最近動物園に行っていますか?

 

私は子どもの頃から動物が好きで、家から近い千葉市動物公園は定番の遊び場でした。

大人になった今でも相変わらず動物は好きなのですが、昔と比べると動物園へ足を運ぶ頻度は下がってしまったように思います。

ある時、ふと昔を懐かしむ気持ちで千葉市動物公園へ行ってみたところ、ハッと目が覚めました。

子どもの頃に気がつかなかった良いスポットがごろごろ転がっていたのです。

 

ということで、今回は大人になって気づいたナイスでちょっとだけ通な千葉市動物公園の魅力をご紹介したいと思います。

 

公開 2019/07/01(最終更新 2024/03/16)

かとみ

かとみ

千葉市在住。最寄駅まで徒歩1時間の場所に家があり、最近「最寄」の概念が分からなくなってきました。普段はOL、たまにオモコロなどでウェブ記事を書いています。 ★Twitter★@kato_mi

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人間のような動きをする動物たち

寝ているゴリラです。動きがないのでつまらないと思うかもしれません。

いや、待ってください。このだらけっぷり、私はひと目見てすぐにピンときました。

これ休日の私じゃん、と。

親近感がすごい。とても他人事とは思えないポージングです。つい感情移入して熱心に見てしまいます。

 

 

そこで? そこで寝ちゃうの?! と思わず起こしたくなるこちらのレッサーパンダ。

私はベロベロに酔っぱらって帰ってきて朝起きると、床に打ち上げられたエビみたいなポーズで起きることがあるのですが、それを思い出しました。

志半ばで変なところで寝てしまう、動物にとってもあるあるなのでしょうか。

 

 

 

カンガルーと目が合った瞬間、

「え? ごめん、テレビ見てて聞いてなかった」

というセリフが意識に流れ込んできました。 

 

かとみさんカンガルー

鍛えぬいたボディに反して少女マンガみたいな潤んだ瞳で見つめられてキュンとしてしまいました。

 

 

 

 

細かいシチュエーションで想像しにくくてすみません。

必死さと、それを悟らせないおすまし顔が、あまりにもパフェをほじくる自分とシンクロしてしまって……!

 

 

 

 

決してポジションをゆずらない牛たち。人間界でも電車の入り口付近などでよく見られる戦いです。ドアの横だけはゆずらない!

 

カトミさん牛

戻ってきた。 強い。

 

 

 

 

こう考えると、動物が人間に寄せてきてるというより、人間が動物的な行動をしてるのかもしれません。

 

 

 

※音声つきでお楽しみください

 

動物同士でもこういうことってあるんでしょうか。場の空気に飲まれて気まずい、みたいなこと。

 

 

かとみさんジフ

普通に歩いてたのにいつの間にか歩道なのか車道なのかよく分からないゾーンに入ってる時ないですか? この戸惑うヤギも多分それです。

このように動物をよく観察すると「こんな人いるな」という気持ちにさせられます。親近感。
「こんな人いるな」の視点で動物を愛でてみると、また違った楽しみ方ができるので是非お試しください。

 

間近で見られる動物たち

かわいい動物たちは近くで見たいですよね。

ご安心ください。その願い、千葉市動物公園で叶います。

動物との接近チャンスが多いスポットをいくつかご紹介したいと思います。

動物公園正門前の坂を上るとすぐに見えてくる建物、動物科学館。

熱帯雨林をテーマにしており、熱帯性鳥類、南米の小型サル、夜行性動物などを展示しています。

  

まずは順路どおり、バードホールと呼ばれる鳥類を放し飼いにしているゾーンへ。

 

2階まで吹き抜けになっているので開放感があります。

熱帯に住む鳥類が放し飼いになっているので目をこらしてみましょう。

 

注目していただきたいのは、こちらのカンムリバトです。公園で見かけるハトとは似ても似つかない髪型がかっこいいです。ロック!

 

カトミさんカンムリバト

このカンムリバトは人慣れしているらしく、近づいても逃げません。
けっこうな頻度で1階の手すり周辺を歩いているので、見かけたら接近チャンスです。

 

そっと指を差し出すと遊んでくれます。 かわいい。

 

 

 

続いて夜行性動物ゾーンへ。

暗いので足元にお気をつけください。

ショウガラゴです。

彼らの気分次第ですが、たまにガラスのすぐ近くまで来てくれます。

音や振動に敏感なのでそっと近づくのがポイント。

 

かとみショウガラゴジフ

躍動感あふれる首の回転を間近でお楽しみください。

 

かとみショウガラゴ

これだけ近いと、先ほどのカンムリバトとやった指遊びもいけるかもしれません。

 

ショウガラゴ1

ショウガラゴ2

ショウガラゴ3

首の回転に追いつけなくて、めちゃくちゃ無視される形になるので気をつけてください。

 

 

続いて、小型サルのゾーンへ。

クロミミマーモセットが窓と窓の間の柱にしがみついていました。

君、かわいい顔してるわね!

 

のってる時はこういう遊びもしてくれます。閉園時間まで無限にやっていたい。

この遊びをやる時は、ガラスに向かってハァハァ興奮しながら反復横跳びすることになるので、他のお客さんがいる時は気をつけたほうが良いかもしれません。

 

 

 

 

続いてライオンの獣舎へ。

 

かとみさんライオン

2016年に千葉市動物公園にやって来たこちらのライオンくん、けっこう頻繁に寝ております。
実はライオンを間近で見られる時間帯があることをご存知でしょうか。

 

かとみさんライオン2

ライオンは暑い時季になると日陰でゴロゴロしていることが多く、わずかにお客さん側のガラス沿いに日陰ができる午後~夕方の時間帯(5月下旬時点で14時30分前後)を狙っていくと……
かとみさんライオン3

無防備な寝顔に接近するチャンス!
失礼してライオンの毛穴などをまじまじと見させていただきました。百獣の王は毛穴も迫力がある。

激あつフォトスポット3選

2005年に一大ブームを巻き起こした二本足で立つレッサーパンダ、風太くん。 

今は風太くんの子どもや孫などと合わせて7頭が暮らしています。めちゃくちゃにかわいいです。

そんなレッサーパンダたちの獣舎の近くにあるのがこちらのフォトスポット。

 

かとみレッサーパンダ

昔は右側のソロ風太くんだけだった気がするのですが、いつの間にか風太くんファミリーも増えていました。
ボディビルダーのごとくぬらぬら光るボディのレッサーパンダたちとの写真を1枚いかがでしょうか。良い思い出になること間違いなし。

かとみさんレッサーパンダ2

個人的にはソロ風太くん推しです。絶妙な前傾姿勢がかわいいので、ぜひ斜めアングルからもご覧ください。

 

 

 

かとみさん動物科学館

続いては、動物科学館1階にある類人猿の展示室から。

 

 

かとみさんゴリラ

資料と共に類人猿たちのオブジェが置いてあります。
ここのオブジェは絵になるというか、3体の配置がかっこよくていつ来ても唸ってしまいます。

かとみさんゴリラ2

このアングルいいな~

かとみさんゴリラ3

後ろから撮るのもいいな~

好きなアングルが決まったら、類人猿たちと記念写真はいかがでしょうか。

かとみさん類人猿

展示室の壁にちょうどヒトのイラストがあるので、

かとみさんヒト

このようにヒトとして一体感を出してみてもいいかもしれません。

 

 

ラストは中央広場近く、赤い屋根の売店にあるフォトスポットです。

 

katomi

動物園で証明写真を……? と思うかもしれませんが、大丈夫です。ご安心ください。

 

かとみさん照明写真

こちら、証明写真機の居抜きとなっておりまして、中に入ればプリクラ感覚で記念写真を撮れます。

かとみさん証明写真2

ぺらっとカーテンをめくると、見慣れた光景が。くるくる回して座高を合わせるあのイスが!
思い出しちゃうな、就活のこと。
でも、ここに入るのにこんなにワクワクしたことは一度もありません。

かとみさん証明写真3

そうして出来上がった写真には、背筋が良い真顔の者が写っていました。
そのまま履歴書に貼れそう。完全に雰囲気に呑まれて証明写真の温度感になってしまいました。
ひとりだと緊張するので、2人ぐらいで撮影したほうがいいかもしれません。密室にぎゅうぎゅうになるアトラクションとしても楽しいと思います。

ありがとうございました

千葉市動物公園のナイスなスポットをご紹介いたしました。

まだまだたくさんあると思うので、みなさんも動物たちを愛でながらナイスなスポットを探してみてくださいね。

 

なんと2020年にチーターとハイエナがやってくるそうです。

これまた楽しみですね!