【千葉】フルーツサンドを食べるならココ売り切れ御免の人気店4選
食事なの?おやつなの?と思いつつも、なぜか無性に食べたくなる魅惑の食べ物「フルーツサンド」。
今回は、サンドイッチ専門店やカフェで楽しめるフルーツサンドをご紹介します。
公開 2019/06/25(最終更新 2021/06/04)
街のパン屋さん「toi toi toi」(船橋市)
1日限定100個のコッペパンと食パンを使ったサンドイッチを販売する「toi toi toi」(船橋市三山)。オープンして約2年のこのお店、午前中には売り切れてしまうことも。
(※売り切れ情報は、インスタグラムで確認できます)
お店の注文口からお顔を出してくれたのは、店主の清水陽子さん。定番だけでなくいろいろとカスタマイズでき、注文があってからサンドするスタイルです。
(自宅のお庭に建てられた2坪のお店)
一番のこだわりは、使用しているパン。
今年の3月より、幕張本郷にあるパン屋さん「SAKAMOTO Boulangerie」のパンに切り替えたばかりだといいます。
替えた理由は、国産小麦を使用していて、マーガリンではなくバターを使っているということ。「お子さんが食べることを考えると、国産にこだわりたい」と話します。
友人にすすめられて「SAKAMOTO」へ行ったことがきっかけで、すっかりここのパンの魅力に取りつかれたという清水さん。
「SAKAMOTO」の店主さんにパンを使わせてほしいと頼みこみ、何度も何度も交渉し、少しずつ心を通わせ、使わせていただけることに。
「一人じゃ無理だってなんども言われたんですけど、押し切りました。すごくおいしいパンなんです。焼いてもおいしくて、そのまま食べてもおいしいんです」と目を輝かせます。
人柄がでてるパンなんだとか。
清水さんをそんなにも魅了するパンで作ったフルーツサンド、一体どんな味がするのか気になりますよね。
まずは、
「フルーツホイップ(みかん、黄桃、ホイップ)」230円
耳までおいしいので耳は残したまま。
しっとりもちもちのパンの中に、ふわふわの生クリームがたっぷり入っています!
このもちもちが「SAKAMOTO」のパンの特徴。国産小麦は保水力があるので、少し重ためですが、生クリームのふわふわ感とほんのり酸味のあるフルーツのおかげで、そこまで重たく感じません。
続いて、
「チョコバナナ(カスタード、ホイップ、バナナ、チョコソース)」290円
こちら、生クリームとカスタードクリームが入っています。
チョコがちょうど良い甘味で、幸せな気分に~。
中にはさむものは、自分がおいしいと思うものだけ。クリームやチョコソースも実際に食べてみて、おいしいと思ったものを使っています。
ここで新作のご紹介!
白玉シリーズです(白玉シリーズは今後数を増やしていく予定)。
「白玉入りフルーツホイップコッペパン」 360円
あんこ、杏、白玉、生クリームの組み合わせで登場~!
幸せすぎる組み合わせです。杏は、シロップ漬けされたものに、少しだけリキュールを足して香り付けしているそう。
生クリームが甘すぎると、他のものの味が負けちゃうので、甘くないものを選んでいます。
杏の酸味とあんこの甘味のあとに、追い白玉がやってくる!!
ぜひ、食べてほしい食感です♪
ちなみに、食べきれなかったサンドイッチを翌日にいただきましたが、もちもちした食感がそのままでした。
「好き嫌いはいろいろあると思うんで、お客さまから意見をもらい、いただいた意見はすぐ取り入れ、日々改良しています」。目指すのは町のパン屋さん。こだわりながらもお客さまに寄り添ってくれるような温かいパン屋さんでした。ぜひおでかけください♪
(※価格はすべて税込み)
日暮らしサンドウィッチ(千葉市中央区)
2018年秋にオープンした「日暮らしサンドウィッチ」は、契約農家から届く野菜を使用するなど、食材にこだわったサンドイッチ専門店。
入口を入ってすぐにあるショーケースには、総菜系とスイーツ系それぞれ常時5~6種が並びます。
定番に加え、週替わり品や季節限定品もあり、お店に行く度に新しい味に出合えるのも人気の理由。
中でもフルーツサンドは、フレッシュフルーツと生クリームの組み合わせだけでなく、自家製ジャムを使ったりコンポートを入れたり…とオリジナリティあふれるラインナップです。
フルーツの味が引き立つように、生クリームは軽い口当たりに仕上げているのも特徴。
左・「ぶどう」各240円、右・「いちご」300円
食べてみるとパン、フルーツ、生クリームの絶妙なバランスに驚きます。
一見ボリュームがありそうですが、甘さ控えめなのでペロリと食べられちゃいますよ!
サンドイッチに使用するパンは白パンと黒パンの2種類。
黒パンには、消化を助けるキャラウェイシードが入っており、脂肪分が高いサンドイッチにはこちらを使うことが多いそうです。
さりげない心配りがうれしいですね!
多国籍料理のお店も並行して経営するオーナーさんいわく「いろいろな国の料理と相性がいいのがサンドイッチのいいところですね。洋風はもちろん、中華も合うし、アジアンもイケる。和風でもおいしいですよね」とのこと。
「日暮らしサンドウィッチ」の看板メニューのひとつ「厚焼き卵サンド」は、自家製だし汁を使った和風な味わい。
最近では、ハワイ料理の「フリフリチキン」を使ったサンドイッチが好評だったそうです!
店内にはカフェスペースもあり、おしゃれな空間でサンドイッチを楽しむこともできます。
千葉駅近くのコーヒー豆専門店「mamenakano」の豆を使用したホットコーヒー(350円)や旬のフルーツから作られた自家製酵素ドリンクのソーダ割(フルーツによって価格は変動)などドリンク類も魅力的。
開店時間が8時からとのことで、通勤前に立ち寄りその日のお昼を購入する人も多いのだとか。
なるべく切らさないように補充していますが、特に土日は早い時間に売り切れてしまう商品もあります。
たくさんの種類から選びたい場合は、やはり平日の朝が確実ですよ、と教えてくれました。
これからの季節は、甘夏やブンタンなどのかんきつ系のフルーツサンドが充実する予定とのことなので、ぜひチェックを♪
(※価格はすべて税抜き)
場所/千葉県千葉市中央区新田町15₋1ダイアパレス101
営業時間/8時~16時
定休日/月・火
アクセス/JR千葉駅から徒歩15分、京成千葉駅から徒歩7分
駐車場/なし
電話番号/043-306-9977
サンドイッチハウス メルヘン東武船橋店(船橋市)
デパ地下を中心に全国に20店舗以上を構える「サンドイッチハウス メルヘン」。
取材(6月上旬)時点では千葉県内唯一の店舗である東武船橋店に出掛けてきました!
(※2019年6月21日に千葉ぺリエ店もオープンしました)
東武百貨店船橋店に出店したのは10年以上前。今やフロア屈指の人気店です。
人気の秘密は「こだわり」の数々!
まずは素材。
サンドイッチの土台となるパンは独自に開発したオリジナル品。
具材の味を邪魔しないようシンプルに、ふんわりとした口当たりに仕上げています。
そしてフルーツサンドの具材には、旬を大切に新鮮な果物をふんだんに使用。店内の厨房でホイップした甘さ控えめの生クリームもおいしさに一役買っています。
次に「手作り」であること。
百貨店の食品フロアなどに出店していることが多いメルヘンですが、それぞれの店舗に厨房を構えていて、一つ一つ心を込めて手作りしています。
「できたて」を提供することを大切にしているんですね。
日本人の味覚に合わせたサンドイッチのレシピは季節限定品も合わせて100種以上とバリエーション豊か。
フルーツサンドや具だくさんの野菜サンドなどがズラリと並ぶ華やかなショーケースは、見ているだけでワクワクします♪
店長さんにお話を伺うと、ここ数年でフルーツサンドの売れ行きが上がってきているそう。
「以前は総菜系のサンドイッチと一緒に、デザート感覚でお買い求めいただく方が多かったのですが、今はフルーツサンドを数種類…というお客さまもたくさんいらっしゃいます。
ケーキなどの代わりに手土産としても喜ばれているようですよ」
確かにフルーツサンドなら切り分ける手間も、お皿やフォークを用意する必要もありません。
片手で食べられる手軽さが、渡す相手も負担に感じずちょうどいいのかも!
こちらで購入できるフルーツサンドは常時15種前後。
「フルーツスペシャル」(写真左・454円)などのロングセラー商品に加え、イチゴがマルッと入った「苺生クリームサンド」(写真右・432円)などボリューム感のある商品も。
「苺生クリームサンド」に使うイチゴの品種はその時々で変わるそうなので、食べ比べてみるのも楽しそうです。
旬を重視しているので、季節替わりのフルーツサンドも豊富。
不定期に東武船橋店オリジナルのものが登場することもあるとのことで、取材にうかがったときは千葉県旭市にある飯岡地区の名産品「飯岡メロン」を使用したフルーツサンドが並んでいました。
夏季の定番ではシャインマスカットやイチジクが登場。
常連のお客さんから「今年はまだ?」と聞かれるほど、ファンが多い商品だそうです。
(※価格はすべて税込み)
場所/千葉県船橋市本町7-1-1 B1F
営業時間/10時~20時30分 ※日曜日は19時30分まで
定休日/東武百貨店船橋店に準ずる
P/あり。詳細はこちら
アクセス/JR・東武アーバンパークライン船橋駅直結
電話番号/047-425-2211 (代)
キッチン ポテト(千葉市花見川区)
最後にご紹介する「キッチン ポテト」は、JR新検見川駅の近くで40年以上店を構える老舗サンドイッチ屋さんです。
近くに住む人や、通勤途中に購入する人、評判を聞きつけて市外から足を運ぶ人…など毎日たくさんのお客さんでにぎわっています。
「なかには、『結婚して今は遠くに住んでいるけど、帰省中に懐かしくなって買いに来ました』なんて方もいらっしゃるんですよ」と店長さん。
根強いファンが多いんですね~!
オープン当初の店名は「ポパイ」。
10年ほど前に創業者である先代が亡くなり、親族がお店を引き継ぐことになった際、現在の店名となりました。
当初のレシピをベースにしつつ、現代人の嗜好に合わせて少し薄味に仕上げています。
通年味わえるフルーツサンドはみかんとパイナップルが入った「フルーツ」(240円)の1種類。
フルーツと合わせるのは、生クリームではなくバタークリーム。
対面販売というスタイルゆえ、お客さんが買ってすぐに食べるとは限りません。
そこで少しでも傷みにくいものを…と考えたことからバタークリームを採用することにしたのだそうです。
実は編集テラモト、小さいころからこちらのフルーツサンドを食べていました。
コクのある甘さのクリームが、サンドイッチに使われているパンとマッチしていて、「また食べたくなる」味わいなのです。
(告白すると取材に伺ったその日まで「しっかりめに泡立てた生クリーム」だと思い込んでおり…。バタークリームが使われているとはつゆ知らず!)
フルーツサンドはこれまでいろいろな具材を試してきましたが、スタッフもお客さんも一番しっくりしたのが、現在の「みかん&パイナップル」だったそう。
毎年冬から春にかけては「イチゴ」(350円)も登場するのでお楽しみに!
そしてパンの耳にも工夫が隠されています。
「キッチン ポテト」のサンドイッチは、すべて耳が薄く残されています。
この理由を尋ねると、「パンの耳にはパンの耳のおいしさがあるから」というお答えが。
店舗から少し離れた場所にある調理場で、毎朝仕込みの際に食パン3斤分をスライスしています。
このとき、口当たりの良さはそのままに味わいだけを楽しんでもらえるよう、耳を少しだけ残すのがこだわり。
この切り方は技術もいるし時間もかかるしで、なかなか大変な作業ですが、おいしさには代えられないのだと教えてくれました。
そして、具がたっぷりで食べ応えがあるのに、お手ごろ価格という点も「キッチン ポテト」の魅力です。
フルーツサンドと合わせて、ぜひ総菜サンドイッチもチェックを!
左から、「カニ味」「ポパイ」「カツタマサンド」「ハム」「ミックス」。
長年にわたり人気が高いのは、ポテトサラダやハム、チーズが入った看板メニューの「ポパイ」(240円)や、キャベツとカニカマをタマゴサラダで和えた「カニ味」(240円)。
その他、野菜たっぷりの「ミックス」(270円)、タマゴサンドとカツサンドの黄金コンビ「カツタマサンド」(210円)、シャキシャキレタスがおいしい「ハム」(270円)と、オリジナリティあふれるサンドイッチがそろっています。
売り切れ次第終了で、日によってはお昼前に閉店してしまうことも。
ぜひお早目にお出かけください~!
(※価格はすべて税込み)
キッチン ポテト
場所/千葉市花見川区花園1-10-1
営業時間/6時~売り切れ次第終了
定休日/月曜
P/なし
アクセス/JR新検見川駅北口から徒歩1分
電話番号/043‐275‐2691