「自撮りのキミちゃん」こと西本喜美子さんに聞く人生を最大限に楽しむヒント

年齢にとらわれず、いつも前向きな人たちの生き方から、人生を最大限に楽しむヒントを見つけてみませんか。

自虐的な自撮り写真で人気の「スーパーおばあちゃん」西本喜美子さんにインタビューしました。

 

(この記事は、2019年6月28日号「ちいき新聞」の記事を再編集してお届けします)

 

公開 2019/06/26

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・埼玉情報”をお届けします!!

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何でもチャレンジ!ダメならやめるだけ

息子が始めた写真教室に、お友達に誘われて参加したのが72歳の時。

カメラを触ったこともなかったけれど、写真表現は自由だと教わってすごく楽しくなって。先生(息子)の言葉「何事も上手い下手はある。だけど良い悪いはない」、この言葉で自信が持てた。

 

何でもチャレンジしてみよう、やって無理だったらやめればいい。

思えば独身時代、2人の弟が競輪選手で全国を回っているのがうらやましくて、私も美容師辞めて競輪選手になったこともありました。

何でも興味を持つことが大事! 若いうちから何か打ち込めるものを持つといいね。

私ももっと早く写真に出合っていたらよかったな。

同年代の人には「どんなことでも諦めずに挑戦してみよう」と伝えたい。

仲間がたくさんできるから。

全国の遊美塾の仲間たち、何十歳も年下の皆さんのいろいろな感性に触れることができるから、講座が楽しいの。

友達がたくさんできて、とっても幸せ。

今後の目標? 死ぬまで写真を続けること。

もし寝たきりになったら、ベッドで天井を撮ってるよ!

 

遊美塾とは

 

音楽業界のアートディレクター、フォトグラファーとして活躍する西本和民さんが主宰する写真塾。

技術・知識よりも、カメラを使って「感性のドア」を開く内容が人気で、現在全国7カ所で開講中。

 

西本喜美子さん年表

 

1928(昭和3)年 ブラジルで生まれる
1946(昭和21)年 美容学校を卒業し、美容室を開業
1950(昭和25)年 競輪選手に転職
1955(昭和30)年 競輪選手を引退し27歳で結婚。専業主婦として3人の子どもを育てる
1997(平成9)年 長男・和民さんが熊本で「遊美塾」を開講
2000(平成12)年 「遊美塾」入会。72歳でカメラを始める
2011(平成23)年 熊本県立美術館分館で初個展を開催
2016(平成28)年 初写真集『ひとりじゃなかよ』発行
2017(平成29)年 東京・西新宿で個展「遊ぼかね」開催
2018(平成30)年 インスタグラムをスタート(@kimiko_nishimoto)

 

インスタグラムのフォロワー数 現在21万5千人!

SNSを騒がせた代表作