【千葉】京葉工業地域をめぐる工場夜景クルーズに行く前に知りたい八つのこと。

皆さん、船の上から工場夜景を見たことはありますか?

うわさに聞く、ファンタジックな世界を体験したい!!

 

千葉で「工場夜景クルーズ」ができる港があると聞きつけて、行ってきました「K`SHARBOR」(JR京葉線千葉みなと駅から徒歩6分)。

 

気になった工場スポットや、思わずインスタにあげたくなるような夜景をご紹介します。

乗船方法など「工場夜景クルーズ」に出発する前に知りたい八つのことをまとめました。カメラマンMakiさん(ラボママ)の写真(一部除く)と共にお楽しみください!

 

※こちらの記事は、「ちいき新聞」4月26日号(一部エリアをのぞく)を再編集してお届けします。ちいき新聞とは、千葉・埼玉・茨城の一部で配布するフリーペーパーです。
ラボママとは「ちいき新聞」の読者コミュニティー「ちいきラボ」に登録するママのこと。

 


<目次>

Check1   乗船場所はコチラ! K’S HARBOR(ケーズハーバー)

Check2   千葉の工場夜景がきれいな理由

Check3   注目!「琥珀色の夜景」と「マジックアワー」

Check4   千葉ポートタワーを見る、千葉ポートタワーから見る

Check5   魅力再発見!「港のキリン」ことガントリークレーン

Check6   異次元の世界へ!JFEスチール東日本製鉄所(コークス)

Check7   スマホでも大丈夫!フォトスポットで写真撮影

Check8   工場夜景クルーズ情報&まとめ

 

公開 2019/04/23(最終更新 2022/04/26)

TAEKO

TAEKO

生まれも育ちも千葉県です。わけあって富士山に登ろうと思ってます。 赤ちゃんの写真とめかぶにはまっています。

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Check1 乗船場所はコチラ! K’S HARBOR(ケーズハーバー)

2016年4月にオープンしたK’S HARBORは、旅客船ターミナルや飲食店などが集まる複合施設。

クルーズ船の受付場所であり、千葉みなとの拠点になっています。

周辺も整備されており、昼も夜も“映える”景色に出合えます。

 

ここから「あるめりあ」号に乗って出航です。

 

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Check2 千葉の工場夜景がきれいな理由

市川市から袖ケ浦市の手前、六つの市にわたる港湾「千葉港」。

海岸線の総延長は113km。これは日本一の長さです。

約24,800ヘクタールという日本一広い水域面積を誇る千葉港は、夜になるときらめく夜景スポットになります。

この辺りは、京葉工業地域とよばれ、鉄鋼業、火力発電所、石油化学工業などの大規模な工場が立地し、年間5万隻もの船舶が入航するんだとか。

貨物の取扱量は、名古屋港についで全国2位(2002年から連続)!

まさに、首都圏の経済を支えています。

そんな「千葉港」の中でも、千葉市・市原市の臨海部には、工場や食品コンビナートがたくさん集まっているため、より煌びやかな工場夜景を見ることができるんです。

クルーズ船ならではの陸上からは見ることができない景色が楽しめるわけです!

 

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Check3 注目!「琥珀色の夜景」と「マジックアワー」

千葉港の工場夜景は「日本11大工場夜景都市」に名を連ね、他で見ることができない「琥珀色の夜景」として人気です。

 

琥珀色の光から立ち上る白い煙、海面で揺らめく光、工場から響く機械音は、幻想的。

 

また、夕暮れ時に出航するこちらのクルーズ。

日没時間に近づくにつれ、空の色がピンクや紫、群青色などに刻々と変化し、工場の光も徐々に輝き出します。これがマジックアワーと呼ばれる時間帯。

美しすぎて、取材を忘れてうっとりしてしまいました…。

 

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Check4 千葉ポートタワーを見る、千葉ポートタワーから見る

東京湾を一望できる千葉港のランドマーク「千葉ポートタワー」。

 

4階建て(普通のビルの30階相当)で、高さ125,15m。

3階は、ビュッフェレストラン、2階の展望フロアは、「恋人の聖地」に選定され「愛の南京錠」をかけるフェンスがあったりします。

「工場夜景クルーズ」とセットで行かれる方も多いそう。

船の上からの工場夜景と、ポートタワーからの眺めを比較してみるのもいいですね。

 

普段、何の気なしに見ていた千葉ポートタワーですが、実はダイヤの形をしています。

そのため、太く見える面と細く見える面があるとのこと。

船からしっかり確認できたので、ぜひ注目してみてください。

 

また、「千葉ポートタワー」は、イベントによって赤や青やピンク(バレンタイン)にライトアップされるそうなので、イベント時を狙っての乗船もいいかもしれません。

※クリスマスは、ギネスにも載った巨大なクリスマスツリーの形に点灯(11月下旬~12月25日)。

 

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Check5 魅力再発見!「港のキリン」ことガントリークレーン

コンテナを積み下ろしするガントリークレーン。

名前を聞いてもなんのことか分からない方がほとんどだと思いますが、

そうです、岸辺の工場地帯でよくみかけるあれです、キリンのようなあれです。

片側の柱が上を向いているとき「キリン」に似ているため港のキリンと呼ばれる人気者。

船の上から見るキリンは、より壮大で幻想的で、改めてその魅力にとりつかれてしまいました。

 

工場夜景クルーズでは、たくさんの種類のキリンたちが迎えてくれます。

 

首を下げたキリン(JFEのガントリークレーン)がいたり、二つ並んでいたり…お気に入りのキリンにきっと出合えますよ!

 

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Check6 異次元の世界へ!JFEスチール東日本製鉄所(コークス)

川崎製鉄と日本鋼管が合併してできた日本ではじめて建造された鉄鋼一貫の臨海製鉄「JFEスチール東日本製鉄所」。

Jは日本「Japan」、Fは鉄鋼「Fe」、Eはエンジニアリング「Engineering」の略だそうです。

重厚感のある夜景が異次元に来た感覚にさせてくれます。

 

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Check7 スマホでも大丈夫!フォトスポットで写真撮影

ここまでの写真は、カメラマンMakiさんが撮影したもの。

せっかくクルーズに参加したからには、自分でも写真を撮りたい!

そこで、スマホで工場夜景の撮影に挑戦してみました。

 

石油・LPG貯蔵の円柱形タンクがたくさん並ぶ「丸紅エネックス」。
出発地点からすぐのスポットです。真っ暗になる前に撮影できるので、比較的撮りやすいです。

 

日本最大級のクレーンを保有している「三井造船」。
WELCOME TO CHIBAの文字を発見。ここは写真に収めたいところ!
W一文字の大きさは6mもあるそうです。

 

石油製品の製造・開発を行う製油所「コスモ石油」。
球体タンクが並ぶ様子がフォトジェニック。
水面に映る光と一緒に撮影できればより素敵に。

 

二本の高い煙突が目印の「五井火力発電所」。
工場の煙が幻想的なフォトスポットです。

 

どれも、フラッシュOFFで撮影しました。

Makiさんの写真のようにはいきませんが、慣れてくると、スマホでもある程度の写真は撮れました(と、思いたい…)。

船はかなり揺れるので手ぶれに注意しながら皆さんもぜひ挑戦してみてください!

 

Makiさんに聞く! 一眼レフで撮る場合の簡単テクニック

●ホワイトバランスを白色蛍光灯にすると味のある写真に
●ISOは4,000くらいに設定
●限られた時間の中での撮影になるので、24-105mmや24-70mmクラスの標準ズームレンズ1本での撮影がおすすめ
●揺れる船上からの撮影はかなり厳しいです。カメラを船の壁につけて撮影したり、自分も船の壁や柱にもたれたり…カメラをいかに固定できるか工夫を!

 

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Check8 工場夜景クルーズ情報&まとめ

 

いかがでしたか?千葉の工場夜景クルーズ。

陸から見ただけでは分からない幻想的な世界に、すっかり虜になってしまい、うっとりしっぱなしの70分でした。

船上は、風が冷たいです。羽織るものを1枚持っていくなど、あたたかい格好でおでかけください。

写真撮影に挑戦したり、何も考えず目の前にある夜景を見つめたり、
素敵な時間をお過ごしください! かなりおすすめスポットです!!

 

工場夜景クルーズ

出航日/第2・第4土曜日(出航時間は日没時間により異なります) 

GW臨時便:5月3日(金・祝)・5月5日(日・祝) 各日18:45出航

受付場所/千葉県千葉市中央区中央港1-20-1 K’S HARBOR 1階 ※事前予約、空きがあれば当日受付可能

アクセス/JR京葉線「千葉みなと」駅から徒歩6分

京葉道路:幕張ICより20分

所要時間/70分

料金/大人2,000円(中・高生含む)・小人1,000円

   ※大人1人につき、幼児1人無料。 大人1人で幼児2人は1人分の小人料金が必要です ※荒天の場合は、航路変更・運航中止となる場合があります

予約・問い合わせ/043-205-4333 千葉ポートサービス 

 

航路/

桟橋→千葉ポートタワー→丸紅エネックス→三井造船→丸善石油化学→JFEスチール東日本製鉄所(ガントリークレーン)→JFEスチール東日本製鉄所(コークス炉)→レーザーショー(5分間)

 

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