【栄養士の料理】好き嫌い克服レシピ色んな野菜を食べてもらうコツ

こんにちは。料理担当のみぃすけです。

今回も野菜が嫌いな子どもたちに向けたレシピをご紹介します。

とにかく色々食べてもらえるよう、野菜をたっぷり使用した栄養満点の料理を選びました。

 

青菜の克服レシピはこちら 

ピーマンの克服レシピはこちら

 

公開 2019/01/08

みぃすけ

みぃすけ

越谷市在住。栄養士。香川栄養専門学校卒業後、食事委託会社に就職し、特別養護老人ホーム・産婦人科・病院で経験を重ねる。その後転職し、私立一貫校の学生食堂で責任者として栄養・調理業務の他、給食管理業務も行う。現在は1児の母。

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使う野菜にルール無用! トマト缶でうまみアップのカレー

「冷蔵庫整理レシピ」といっても良いほど、なんでもかんでも入れちゃいました。

好みのものをなんでも入れてください。

水分はほぼトマトです。

トマト缶を水の代わりに使うことで、栄養が凝縮され、うまみが加わります。

●野菜もりもりトマトカレー

 

≪材料≫4人分
豚ひき肉 …… 200g サラダ油 …… 少々
玉ねぎ …… 1個 にんにく …… 少々
ニンジン …… 1本 しょうが …… 少々
ナス …… 1本 市販カレールゥ …… 半箱
ピーマン …… 3個 はちみつ …… 大さじ1
ほうれん草 …… 1/2袋 牛乳 …… 200cc
カットトマト缶 …… 1缶 マンゴーチャツネ(あれば) …… 大さじ3

 

《トッピング》

レーズン・目玉焼き・フライドオニオンetc…

 

《作り方》

(1)野菜類は全てみじん切りにする。

 

(2)深めの鍋にサラダ油、にんにく、しょうがを入れ、香りがしてきたら豚ひき肉をよく炒める。

(3) 次に玉ねぎを加え少し炒めたら、野菜を全て入れしんなりするまで炒める。

(4)カットトマト缶を入れぐるりと全体になじませたら、蓋をし野菜が柔らかくなるまで弱火でじっくり煮込む。

(5)一旦火を止めカレールゥを溶かし、はちみつ、チャツネ、牛乳を加え少し煮込んだら完成。

仕上げにガラムマサラを少し振り入れると香りがよくなります。

 

このカレーは、かなり甘口です。

大人が食べると少し物足りないかもしれません。

もし、辛みを足したい場合は好みでカレー粉を加えてください(辛党はカイエンペッパーでも!)。

仕上げに加えるガラムマサラを多めに入れると風味が増します。

 

また、水を使わずに煮込むカレーなので、密閉性の高い鋳物の鍋で作るのをおすすめしますが、うちでは時短の為に圧力鍋を使用しています。

それでも十分おいしく作れますよ。

 

油で揚げて食べやすく! 栄養吸収率も◎

油で揚げたニンジンは甘く、とってもおいしいです。

また、油と一緒に摂ることにより栄養の吸収率もUP!

ピーマンもだいぶ食べやすくなりますよ。

●ニンジンとピーマンのから揚げ

 

≪材料≫食べきり量
ニンジン …… 1本
ピーマン …… 2個
 ▲しょうゆ …… 大さじ2
 ▲酒    …… 大さじ1
 ▲にんにく …… 少々
 ▲しょうが …… 少々
片栗粉 …… 少々
揚げ油 …… 適量

 

《作り方》

(1)ニンジンは皮をむきスティック状に切り、ピーマンは種を取り短冊に切る。

(2)▲を合わせておき、(1)に絡めて15分ほど置く。

(3)袋に片栗粉を入れ、調味料の水分をよくきった(2)を入れて粉をまぶす。

170℃の油でじっくり揚げる。

 

ケチャップを付けて食べるとおいしいですよー。

娘はフライドポテト感覚で食べてくれます。

 

●ミートソーススパゲッティー

以前掲載した「作り置き」記事で紹介したミートソースもおすすめです。

 

 

 

食事時間にイライラしないためにママ自身がマイルールを決める

子どもの好き嫌いって精神的に参ってきますよね。

私も、自分が作る料理がダメなのか…など自分を責めて、本当に悩んでいました。

そして、食べてくれないと常にイライラ…。楽しいはずの食事の時間にいつも怒り、雰囲気を壊してしまったことに自己嫌悪。

これでは、娘は食事=ママに怒られる時間と感じてしまうに違いないと反省しました。

 

そこで心を入れ替え、自分に言い聞かせるように

 

・はじめから食べてくれないと思う

・「食べてくれたらラッキー」くらいの感覚で挑む

・ゲーム感覚で取り組むと気分的に楽になる

・ほどよく誰かに愚痴をこぼす(自分を褒めてくれる人限定)

 

という逃げ道を、自分に作りました。

 

あと色々と調べすぎるとかえって落ち込むので、(完璧な事や綺麗ごとしか書いていないから)我が道を行く方が良いです。

それでも実際は、今でも落ち込むことは多いです。

日々焦っています。

でもいつか、自分のやってきたことが正しかったと思えるように少しずつ頑張って行こうと思っています。

それにしても好き嫌いって……強敵です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。