風疹流行中!症状と予防方法、千葉県の風しん抗体検査について知ろう

風疹が流行しています。

特に千葉県や東京都などの首都圏で患者が増えているので注意が必要です。

妊婦が感染すると特に危険な風疹。

その症状や予防方法について知り、必要な場合は風しん抗体検査やワクチン接種を受けましょう。

参考文献/NIID国立感染症研究所HP「風疹Q&A」より
監修/医療法人社団精樹会さくらホームクリニック 副院長・医師 近藤靖子さん

※この記事は、千葉と埼玉と茨城の一部で発行するフリーペーパー「ちいき新聞」掲載記事を再編集してお届けしています(レポーター:とりお)。

大人がかかると症状が重くなる?風疹とは

2018年の全国の風疹発生状況は、全国で496件、うち161件は千葉県で報告されています(※千葉県分は9月16日現在、全国分は9月9日現在)。
これはこの数年の報告数をすでに超え、急激に増加しています。

風疹とは、風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性感染症。
潜伏期間は2、3週間(平均16〜18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れなどが認められます。

これまでは、1〜9歳ころの小児に多く発症が見られましたが、風疹ワクチンの定期接種対象が女性だけであった期間があり、そのために近年は成人男性に多く見られます。

風疹ウイルスは患者さんの飛沫(唾液のしぶき)などによって他の人にうつります。
発疹の出る1週間前から、発疹が出た後1週間くらいまでの患者は感染力があると考えられています。
風疹の症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2千人から5千人に1人くらいの割合で発生することがあります。
また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。

 

妊婦がかかると子に障がいの恐れも

妊娠中の妊婦さんが風疹にかかるとお腹の赤ちゃんに障害が残る危険性があるため予防接種を受けましょう

妊婦、特に妊娠20週ごろまでの女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や体の発達の遅れなどの障がいのある赤ちゃんが生まれる可能性があります。
これらの障がいを先天性風しん症候群といいます。

先天性風しん症候群の赤ちゃんがこれら全ての障がいがあるとは限らず、一つか二つのみの場合もあります。
妊娠前に2回の予防接種を受けることによって、成人女性なら妊娠中に風疹にかかることを予防し、または妊婦以外の人が妊婦などに風疹をうつすことを予防できます。

風しん抗体検査について

千葉県では無料の「風しん抗体検査事業」を行っており、県内での患者増加を受け、2018年9月20日から「風しん抗体検査事業(無料)」の対象者に「妊婦(妊婦健診等で風しん抗体価が低いと確認された者)の配偶者、または妊娠を希望する女性の配偶者」を追加しました。

先天性風しん症候群の発生を未然に防止するため、過去に風しん抗体検査を受けたことがない、風疹の予防接種を受けたことがない、風疹にかかったことがないという人は、風しん抗体検査を受けることについて検討しましょう。

また、検査の結果、十分に風疹抗体を保有していなかった場合は、医師と相談の上、予防接種を検討しましょう。

千葉県の「風しん抗体検査事業(無料)」詳細・検査を実施している医療機関はコチラ

千葉市、船橋市、柏市でも「風しん抗体検査」を実施していますので、千葉市、船橋市、柏市にお住まいの方は、それぞれの市にお問い合わせください。

千葉市保健所の電話番号/043-238-9941
船橋市保健所の電話番号/047-409-3404
柏市保健所の電話番号/04-7167-1256

※麻しん(はしか)も発生しています。麻しんについてはコチラ

 

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