【関東】日帰り旅行おすすめ3選(千葉・埼玉・茨城)~電車に揺られ名物の駅弁と一緒に~

電車に揺られて気軽な日帰り旅を楽しみませんか。千葉・埼玉・茨城の名物駅弁を持って、今の季節しか見ることができない風景に会いに行く小さな旅を提案します。

 

※この記事は「ちいき新聞 飲食特集」(11月16日号 一部エリアを除く)の記事を再編集・追記してお届けします。「ちいき新聞」とは千葉・埼玉・茨城の一部で発行するフリーペーパーです。

※こちらの記事は2018年12月2日に更新しました。

 

 

■目次 

【千葉県の駅弁の日帰り旅】
・くじら弁当と遅めの紅葉が楽しめる(千葉県館山市)

・海と陸とが交わる玄関口 “渚の駅”たてやま

【埼玉県の駅弁の日帰り旅】
ハイキング弁当と宝登山(ほどさん)の花々(埼玉県秩父郡)

【茨城県の駅弁の日帰り旅】
黄門弁当と吊橋からの絶景紅葉(茨城県常陸太田市)

公開 2018/11/19(最終更新 2022/04/26)

TAEKO

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生まれも育ちも千葉県です。わけあって富士山に登ろうと思ってます。 赤ちゃんの写真とめかぶにはまっています。

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【千葉県の駅弁の日帰り旅】くじら弁当と遅めの紅葉が楽しめる(千葉県館山市)

JR千葉駅から内房線直通に乗り、1時間45分程度で館山駅に到着。ただし、木更津駅や君津駅で乗り換えの場合があるので、行き帰りの電車の時刻は要チェック!

 

館山駅改札(東口)を出て階段を下りてすぐのところに喫茶マリンはあります。

マリンは27年前にオープンし、17年前頃から「くじら弁当」の販売を始めたそう。

南房総では調査捕鯨として年間26頭のクジラを捕鯨していますが、「くじら弁当」を販売しているのは関東ではマリンだけといいます。

 

「くじら弁当」1,000円(予約を除く限定30食)

 

ご覧の通り、クジラの大和煮(写真右)とそぼろ(写真左)の間にいり卵が挟まれたシンプルなお弁当です。大和煮は醤油風味、そぼろは味噌風味で、箸休め的な卵が入りバランスがとても良いです。

店主さん曰く、クジラは生臭さがあるので、臭みを抜くために生姜と青ジソでしっかり味付けしているとのことで、全く臭みを感じませんでした。

クジラのお肉はハラミのような食感で、ご飯との相性もよく、冷めてもおいしくいただけました!

「クジラはヘルシーで低脂肪、高タンパク、健康食としても人気です。観光シーズンは売り切れてしまうこともあるので予約しておくと安心ですよ」と店主さんは話します。

 

温暖な気候で冬でも花が咲き、目の前に広がる海に癒やされる自然豊かな館山市。名物の「くじら弁当」を持って、黄色く輝き赤く燃える紅葉と青い海を楽しんでみては。

 

喫茶マリン

場所/千葉県館山市北条1884

時間/10時~18時

休み/月2回の不定休

電話番号/0470(24)0622

 

ということで…。

JR館山駅からバスで約10分 城山公園へ「くじら弁当」を片手に行ってみました。

※ 駅前にレンタカーあり。「“渚の駅”たてやま」のレンタサイクルを利用しても!

 (C)館山市役所 (写真は過去のもの)

 

城山公園は、遅くまで紅葉が楽しめるスポットの一つとして人気。見頃は11月下旬から12月上旬です。小高い丘の上には館山城があり、館山湾も一望できます。

 

館山城は八犬伝博物館として、南総里見八犬伝の世界が展示された博物館。

館山城跡は、里見義康公忠義公居城跡で房総における里見氏終焉の地。館山市は由緒あるこの地を永く記念するとともに広く親しんでもらおうと城郭様式の博物館を建設しました。

 

公園内には、八犬伝博物館のほかに、孔雀園、つつじ園、梅園、つばきの径、万葉の径、芝生広場などがあり、季節に合わせて花木が楽しめる公園として観光客に親しまれています。

館山の海の眺めが美しく、歴史に思いをはせながら、季節の風にふかれて食べる「くじら弁当」は、よりおいしく感じられました♪

 

 

館山市立博物館本館・八犬伝博物館(館山城)

場所/千葉県館山市館山362

休館日/月曜(祝日の場合は翌日が休館) 年末年始(12月29日~1月3日)

時間/9時~16時45分(入館は16時半)

観覧料/小・中・高 200円(150円)  一般 400円(300円) ※( )は20名以上の団体料金 ※特別展開催中は観覧料が変わります。 

 

海と陸とが交わる玄関口 “渚の駅”たてやま

館山駅周辺でもう一つご紹介したいのが、“渚の駅”たてやま。

館山駅から徒歩15分。

大きな水槽があり、館山湾に生息するたくさんの魚たちを観察できる「海辺の広場」、館山湾を一望でき、潮風を感じながらのんびりできる「展望デッキ」、「渚の博物館」(館山市立博物館分館)や情報発信スペース、さかなクンギャラリー、客船ターミナル、レストランなどからなる魅力あふれる海辺の施設です。

 

渚の博物館には、漁業に関する文化や漁民の生活を知ることができる展示スペースがあります。

さかなクンギャラリーには、館山おさかな大使であり、“渚の駅”たてやまの名誉駅長である「さかなクン」が描いたたくさんの絵やさかなクンの愛用品が展示されています。

館山の海にいるお魚のちょっとした知識も垣間見ることができ、さかなクンのイラストにほっこりした気持ちになりますよ~。

 

 

また、“渚の駅”たてやまは、「なぎちゃり」というレンタサイクルの拠点になっていて、半日500円から自転車を借りられます。

 

サイクリングマップを片手に、歴史を散策したり、海風を感じたり、ランチやスイーツを楽しむのもいいですね。

 

ちなみに、“渚の駅”たてやまから自転車で18分(3.6km)走ると沖ノ島にでられます。

南房総国定公園内のこの島は約1万年前頃の縄文海中遺跡や世界的に注目されている北限域のサンゴを育む貴重な自然が残る無人島です。

夏には海水浴もできます(沖ノ島海水浴の記事はコチラから!!)。

秋の沖ノ島は静かで、今回一緒に旅をした「ちいきくん」も秋の海を眺め、物思いにふけていました…。

※ちいきくんは「ちいき新聞」のキャラクターです

 

 

“渚の駅”たてやま

場所/千葉県館山市館山1564-1

電話番号/0470(22)3606 館山市観光みなと課

 

 

渚の博物館(館山市立博物館分館)・さかなクンギャラリー・海辺の広場

時間/9時~16時45分(入館は16時半)

休み/原則毎月最終月曜日(月曜が祝日の場合開館、翌日休館)、年末年始(12月31日~1月1日)、海辺の広場は原則毎週月曜休館(月曜が祝日の場合開館、翌日休館)

料金/博物館、さかなクンギャラリー、海辺の広場無料

海辺の広場レクチャールーム(80人収容)利用料 1時間 1,040円(税込)※海に関わる体験学習などの貸し出しに限ります

 

 

なぎちゃり(レンタサイクル)

料金/半日500円(4時間) 1日1,000円

時間/9時~16時45分

 

 

商業施設棟は、1階がお土産を販売する「海のマルシェたてやま!!」。2階が館山湾を眺めながら房総の旬を味わえるレストラン「館山なぎさ食堂」。

 

「海のマルシェたてやま!!」は、地元の農家さんが並べにきてくれる地場野菜、地元の漁師さんが獲れたてを直送してくれる新鮮魚介類など房総の“おいしい”に出会える産直マーケット。他にも、館山で昔から愛されてきた銘菓や、定番のお土産、こだわりセレクト商品など、房総を感じられるお土産がたくさん並びます。

 

お店のスタッフさんのおすすめは「房総はちみつみるくラスク」680円(税込)。テレビや雑誌でも取り上げられているので、こちらを目当てにくるお客さんもいるそう。

 

南房総の厳選素材①トチの木のはちみつ、②三芳村の牛乳、③宮本養鶏の赤卵を使ったこだわりの新ラスクです。

新ラスクというだけあって、ふわふわでサクサク! 優しい甘さに包まれた軽い食感なのでぽんぽん食べられちゃいます。

 

また、店外の窓口で販売している「びわソフト」380円(税込)も人気です。

びわの甘みとほのかな酸味で、後味すっきりの「びわソフトクリーム」。コーンには、パリパリの食感にバター風味が香ばしいワッフルコーンを使用しています。ご当地ソフトは思わず食べたくなりますね♪

 

2階の「館山なぎさ食堂」では、1階の「海のマルシェたてやま!!」の新鮮野菜をふんだんに使った、多彩な地産地消メニューを展開しています。

ランチタイムにお邪魔しましたが、館山湾を眺めながら食事ができるとあって、人気のパスタや多彩な海の幸を使った丼など、たくさんの方がお食事されていました。

 

「海鮮丼上」 1,980円(税込)

 

テラス席ではペットと同伴で食事が楽しめ、カフェタイムの特製ケーキも大変好評という「館山なぎさ食堂」。

海を見ながら名物の海鮮丼やスイーツを味わうのも旅の楽しみの一つになりますね。

 

 

海のマルシェたてやま!!(渚の駅1階)

時間/9時~18時

休み/なし ※臨時休業あり

電話番号/0470(28)4926

 

館山なぎさ食堂(渚の駅2階)

時間/ランチ 11時~14時半(L.O.)※土日祝は15時L.O. 

カフェタイム 14時~16時半(L.O.16時)

カフェテイクアウト 10時~17時 ※季節により変動あり

休み/なし ※臨時休業あり

電話番号/0470(28)4927

 

帰り道、偶然通りかかった道沿いの海からきれいな夕日を見ることができました。

何気ない景色がとてもきれいな館山。

その地でしか食べられない駅弁を片手に、お1人でもご家族でもデートでも、日帰り旅行にぜひお出かけください。

【埼玉県の駅弁の日帰り旅】ハイキング弁当と宝登山(ほどさん)の花々(埼玉県秩父郡)

冬桜やロウバイなどが楽しめる宝登山。497mながら山頂からの展望も抜群です。

秩父の山々を眺めながら「寶(たから)メシハイキング弁当」を食べればおいしさ倍増!!

 

JR大宮駅をスタートしJR熊谷駅に40分程度で到着。JR熊谷駅で、秩父鉄道に乗り換えます。改札口は少し離れているので乗り換え時間にご注意を。熊谷駅から50分程で長瀞駅に到着します。

 

長瀞駅から徒歩3、4分の飲食店「寶TEARS」で、おすすめの駅弁「寶メシ ハイキング弁当」を購入。

わらじかつ、豚味噌焼きなど秩父の名物がたっぷりの2段弁当です。3日前までに必ずご予約くださいとのこと。

秩父名物  寶(たから)メシ ハイキング弁当 980円(税込)
電話番号 0494(69)0005 寳TEARS

 

長瀞駅から徒歩約20分。ロープウェイの駅「宝登山麓」駅に。ロープウェイで約10分「宝登山頂」駅から徒歩6分で山頂へ。

冬桜は11月下旬~12月下旬、ロウバイは1月下旬~2月下旬が見頃。徒歩7分で小動物公園もあるので、ご家族でお出かけしてみてはいかがですか。

住所/埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766-1

【茨城県の駅弁の日帰り旅】黄門弁当と吊橋からの絶景紅葉(茨城県常陸太田市)

2段重ねの豪華な黄門弁当を食べて、日本有数の長さを誇る竜神大吊橋から、水府の街並みや竜神ダム、絶景の紅葉を堪能すれば、おなかも心も大満足!

水戸駅で購入可能な黄門弁当。松茸ご飯や鮎の香り揚げ、水戸の名産納豆など、黄門様が食べたであろう料理が現代風にアレンジされ詰められています。

黄門弁当 1,300円(税込) 
電話番号/029(222)1818 しまだフーズ

JR水戸駅をスタートし、最短30分程度でJR常陸太田駅に到着します。朝・夕には直通電車はありますが、本数は少ないです。直通以外は上菅谷駅で乗換えを。

常陸太田駅からバスで約45分で「竜神大吊橋」に。そこから徒歩約20分で竜神大吊橋に到着!

なのですが、バスの本数が少ないので事前に確認を。

駅前で、常陸太田市内周遊観光レンタカーがあります。
12時間の軽自動車レンタルで2,430円(税込)ととってもお得です。
駅改札出た目の前にある観光案内センターでレンタカーの空き状況を確認してくれます。

茨城百景の竜神橋に架かる竜神大吊橋。長さ375m、高さは100mの巨大な吊橋からは、赤や黄に染まる美しい山並を眺められます。11月下旬までが見頃なので、この時季に訪れたいスポットです!

住所/茨城県常陸太田市天下野町2133-6