稲毛の人気ラーメン店に密着 屋台拉麺一’s(いちず)の飽くなき挑戦【動画あり】

千葉市の稲毛・幕張と船橋市でおすすめのラーメン店いちずの塩ラーメン

「千葉市・四街道市のラーメン店ランキング」1位に輝いたこともある屋台拉麺一’s(いちず)。

その名の通り、2002年に小さな屋台から始まったラーメン店です。

試行錯誤の末に作り出された牛骨スープの塩ラーメンがたちまち評判を呼び、2004年にJR稲毛駅前に本店を構えてから14年。

現在は幕張店、轟町店、船橋店と支店を増やし、稲毛本店2階では「焼肉Dining 一’s」も展開しています。

そんな一’sが、全店舗において、看板商品の「牛骨塩ラーメン」をはじめ、すべてのメニューの見直しと改良に挑みました。

十分評価されているラーメンを、なぜ今変えたのか。

そして、新生一’sが目指すものとは―。

一’sの挑戦に密着しました。

※2016年4月実施ちいき新聞アンケート調査

新たな一歩を踏み出した日

2018年10月某日。

屋台拉麺一’s 4店舗すべてのスタッフが稲毛に集められました。

そこには社長の志田 洋二氏、
創業者である小島 潤一朗氏、
現場で店を取り仕切る営業部部長の森 猛氏、
若きエース 早坂 祐樹氏、
そして創業時に一’sのルーツとなる味を作った料理人・荒川 恒一氏の姿が。

荒川さんは、創業者の小島さんと同級生で、高校時代からの“腐れ縁”。

現在も看板商品となっている牛骨スープの塩ラーメンを生み出し、小島さんとともに屋台で一’sを始めた人物です。

千葉県八千代市で自身のラーメン店「恒麺(こうめん)」を経営するなど、これまで一’sを離れてその腕を磨いていましたが、今回さまざまなタイミングが合い戻ってきたといいます。

 

一’sの牛骨スープを生み出した料理人の荒川さん

 

高校生や大学生のアルバイトまでもが一堂に会す中、志田社長から告げられたのは、
「メニューの全面刷新」。

一’sのさらなる進化のため、荒川さんが味の陣頭指揮をとり、今一度すべてのメニューの見直しを行うというのです。

一’sにとって非常に重要な転換期となることは、その場の緊張感が物語っていました。

 

志田社長の言葉に耳を傾ける従業員たち

 

その後、試作品の試食会が開かれました。

「意見があったら、遠慮なくどんどん言ってほしい」

荒川さんがそう言って手際よくラーメンや餃子を作り出すと、興味津々といった様子で厨房に集まってくる学生アルバイトたち。

ダシのとり方、使用する素材…これまでとの違いをひとつひとつ食い入るように見つめます。

「みんな、一’sのラーメンが好きなのだ」

そう感じさせる光景でした。

 

実は、アルバイトたちを現場で率いている森さん、早坂さんも、元々は一’sの常連客。

その味に惚れ込み、スタッフになってしまったという生粋の一’sファンです。

 

元は 一’sの常連だった早坂さん

 

特に森さんは屋台時代からの常連で、現スタッフの中で唯一、荒川さんと小島さんで作っていた当時の味を知っています。

荒川さんのカムバックに期待を寄せる反面、やはり寂しさもあるのか、「変える」ということに対する葛藤が垣間見えましたが、一’sのラーメンを誰よりも愛しているからこそ挑む変革。

森さんだけでなく、ここにいるみんなが、そんな気持ちを共有しているように見えました。

 

アルバイトスタッフと談笑する森さん(中央)

 

客観的に見れば、もう完璧に仕上がっているように思えた試作品。

しかし、一’sはまだまだ高みを目指していました。

「原点回帰すべきか、過去にとらわれず全く新しいものを目指すべきか」

「もっと深みがほしい」

「素材から見直そう」

その夜、志田社長と荒川さん、小島さんの議論は、深夜まで続きました。

この時すでにリニューアルまであと2週間足らず。

仕込みやアルバイトへの指導も考えると、もう時間がありません。

しかし、議論を通して確かになったのは、「記憶に残る味」、そして「日本一のラーメン」を目指すということ。

時間がなくとも、一切の妥協なし。

ここから、料理人・荒川さんの戦いが始まります。

 

遂に新ラーメン完成

――数日後。

 

「新ラーメンが完成した」との連絡を受け店へ駆けつけると、試食会の時よりも格段に洗練されたラーメンがそこにありました。

大胆に改良が加えられていながら、屋台時代から継承されてきたこだわりの「牛骨塩」と見事なまとまりを見せており、まさに「新旧融合」。

詳しくは企業秘密とのことですが、魚介の風味が効いて一段とコクが増した「新 牛骨塩ラーメン」が、遂に誕生しました。

 

試作品の時点で十二分においしく、正直なところ「これ以上おいしいものなど作れるのだろうか」と余計な心配をしていたのですが、職人の意地を感じさせる渾身の一杯は、想像をはるかに超えてきました。

しかし、創業者・小島さんは最初から言っていました。

「彼が作り出すもの、その表現にすごく期待している。
さかのぼれば高校生の時から、彼の味に対する信頼はずっと変わらずにある」

 

一’s創業者の小島さん(左)と荒川さん(右)

 

進化は、ラーメンだけに留まりませんでした。

まず、ファンの間で鉄板となっていた「すじこん飯(はん)」。

 

 

コチュジャンだれで甘辛く味付けした牛すじとこんにゃくを白飯の上にのせた丼もので、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、「塩ラーメンのスープをかけてクッパ風にシメる」というのが通の楽しみ方。        

この一’s名物にも、荒川さんによってさまざまな隠し味が加えられ、さらにレベルアップしました。

聞けば料理人としてのキャリアは韓国料理から始まり、現地に何度も足を運んでいるという荒川さん。

その知識と経験が詰め込まれ、新しい塩ラーメンとの相性まで計算し尽くされた仕上がり。

まさに職人技です。

 

そして、我々取材班の中でも驚きが特に大きかったのが餃子。

生地はもちもち、あんはそれはもう贅沢にボリュームアップしています。

少しピリッとした辛みがあるのが特徴で、最初はそのまま、それからお好みでポン酢やコチュジャンをつけて食べるのがおすすめ。

相当ジューシーなので、したたる肉汁にはご注意を!

 

 

この他、定番の塩ラーメンをつけそばにした「塩つけそば」、インパクトのあるトッピング「肉塊(にくこん)」など、豊富なラインナップが揃いました。

 

塩つけそばは細麺、平打ち麺、合盛りの中から
選ぶことができる

 

それでもなお、まだまだ開発中の商品があるとのこと。

 

「一杯幸心」をモットーに、一杯のラーメンで幸せを届けてきた一’sにとって、
ラーメンはルーツであり、これからも大切なもの。

「その味を守る」という選択肢もあったはずですが、あえてリスクを恐れずラーメンの改良という決断をし、さらにこうしてラーメン以外のメニューにも力を入れるのは、

「地域のお客様の期待に応え続けたい」

という強い思いがあるからだといいます。

顧客満足を追求する限り、立ち止まることなく挑戦していく。

それが一’sのスタンスなのです。

きっと、これからも訪れるたびに驚きや感動をくれるのではないでしょうか。

 

果たして、
新生一’sに対する反応は…

提供商品の切り替えが完了して数日後、再び稲毛本店を訪ねました。

平日の午前中にも関わらず、お店の前には開店を待つ数組のお客様が。

オープンして間もなく、店内はほぼ満席になりました。

 

カウンターに座っていた常連さんらしき男性が味の変化に気付いたようで、厨房の森さんに何やら声をかけています。

笑顔で答える森さんの表情からは、確かな自信が見えました。

 

一’sの挑戦は、まだ始まったばかりです。

 

 

それでは最後に、この密着期間中カメラを回して記録した、ラーメンを愛する男たちの熱い思い、新生一’sの船出を動画でご覧ください(※飯テロにつき空腹時、深夜の閲覧注意です!)。

 

屋台拉麺 一’s(やたいラーメン いちず)

稲毛本店
住所/千葉県千葉市稲毛区小仲台2-3-3 1F
(JR総武線「稲毛駅」から徒歩1分)
電話番号/043-287-5117
営業時間/
【月〜木】
11:30~14:30
17:30~24:00
【金】
11:30~14:30
17:30~25:30
【土】
11:00~25:30
【日・祝】
11:00~24:00
※祝前日は25:30まで営業
定休日/不定休
座席数/20席
駐車場/無(店舗前にコインパーキングあり)

幕張店
住所/千葉県千葉市花見川区幕張町5-417-112 ミノサ幕張1F
(JR総武線「幕張駅」南口より徒歩5分)
電話番号/043-205-4806
営業時間/
【平日】
11:30~14:30(L.O.14:30)
17:30~23:00(L.O.23:00)
【土・日・祝】
11:00~15:00(L.O.15:00)
17:30~23:00(L.O.23:00)
定休日/不定休
座席数/28席
駐車場/無(土日・夜営業時間帯のみ店舗隣の郵便局駐車場利用可能)

轟町店
住所/千葉県千葉市稲毛区轟町2-4-25 塩住ビル1F
(千葉都市モノレール「天台駅」より徒歩13分/JR総武線「西千葉駅」「稲毛駅」より車で6分)
電話番号/043-305-4469
営業時間/
【月〜日】
11:30~14:30
17:30~22:00
定休日/不定休
座席数/26席
駐車場/無(近隣にコインパーキングあり)

船橋店
住所/千葉県船橋市本町4-42-11 藤代ビル1階
電話番号/047-406-3322
営業時間/
【月〜木】
11:00〜25:00
【金〜日】
11:00〜28:00
定休日/不定休
座席数/8席
駐車場/無(近隣にコインパーキングあり)

焼肉Dining 一’s
住所/千葉県千葉市稲毛区小仲台2-3-3 2F
(屋台拉麺 一’s 稲毛本店2F)
電話番号/043-239-5244
営業時間/
ランチ
【平日】
11:30~14:30(L.O14:00)
【土日祝】
11:00~15:00(L.O14:30)
ディナー
【全日】17:30~24:00
(L.O FOOD23:00 / DRINK23:30)
定休日/不定休
座席数/カウンター席:2名掛け×3
テーブル席4名掛け×2(最大10名まで)
テーブル席6名掛け×1
駐車場/無(店舗前にコインパーキングあり)
喫煙席/全席禁煙 喫煙スペースあり

この記事を書いた人

ちいき新聞web 管理人M

ちいき新聞web 管理人M

春日部市出身、八千代市在住。お酒(ハイボール)と旅好き。勝田台駅周辺の飲み屋のことならおまかせ。

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