【船橋市】献血ルームでリラックス&社会貢献 「献血ルームフェイス」

新型コロナの影響で献血協力者は激減しました。

競泳の池江璃花子選手が献血を呼び掛けると一転、3月の献血者数は増加しましたが、その後はどうなっているのでしょうか。

「献血ルームフェイス」で実際に献血して現状を取材しました。

公開 2020/10/07

ちいき新聞ライター

ちいき新聞ライター

地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

記事一覧へ

献血ルームの感染症対策と献血の今

献血ルームフェイス(以下「フェイス」)は船橋駅直結のフェイスビル7階にあります。

混雑を避けるには事前予約が一番。

まず入り口で検温と手指の消毒します。

献血ルーム受付
▲受付

受付にはシールド(覆い)が設置され、フェイスガード着用の職員がいます。

献血ルーム休憩スペース2

献血ルーム休憩スペース2
▲開放的な休憩スペース

現在、休憩テーブル間のパーティション設置を検討中で、感染症対策を少しずつ充実させているとのこと。

それにしても平日なのに大勢の人が利用しています。

献血者は増えたのでしょうか。

池江選手効果は絶大で、3月の献血状況は大幅に改善しました。

しかし緊急事態宣言を受け、再度落ち込みました。

従来、献血バス(移動採血車)で行っていた企業や学校での献血が難しくなったためです。

宣言解除後は徐々に回復しましたが、必要数は下回っています。

血液は人工的に造れないため、大型商業施設などに協力を求め、献血会場を確保する努力が続いています。

 

トップへ戻る

需要が高まる「成分献血」とは?

船橋の献血ルームフェイス
▲血液運搬用ケース

フェイスでは医療機関の需要に応じて全血献血と成分献血(血小板成分献血と血漿成分献血)を呼び掛けています。

成分献血は献血者の赤血球を体内に戻すので、体への負担が軽く、2週間で次の献血が可能。

血小板は有効期間が4日と短いため、血小板成分献血の優先度は高いです。

最近は免疫グロブリン製剤などの血漿分画製剤の需要急増で、血漿成分献血の需要も増加中です。

船橋献血ルームフェイス
▲血圧測定コーナー

採血キットは使い切りで衛生面も安心。

献血を行う前に、まず受付でモニターの質問に回答します。

成分献血では心電図に関する質問もありますが、フェイスでは必要に応じて心電図検査も実施。

船橋の献血ルーム
▲心電図検査用ベッド

問診、血液検査の後、採血します。

採血時間は全血献血で10~15分、成分献血で40~90分程度。

献血前に温かい飲み物を取ると体温が上がり、時短効果もあります。

献血後は水分を多めに取り、十分休みましょう。

献血にはたくさんのメリットがあります。

検査成績は健康管理に役立ちますし、献血Web会員サービスのラブラッドに加入すると献血ポイントがたまり、記念品と交換もできます。

手軽にできる社会貢献といえるでしょう。(取材・執筆/ヒロ)

献血ルームフェイス

住所/千葉県船橋市本町1-3-1(MAP
   フェイスビル7階

受付時間/〈成分献血〉午前10時~正午、
           午後2時~午後5時
     〈全血献血〉午前10時~午後1時、
           午後2時~午後5時30分

定休日/年末年始

問い合わせ/ 047-460-0521

献血Web会員サービス「ラブラッド」
登録はこちらから

 

トップへ戻る