【習志野隕石】発見された隕石の残片の大きさで呼び名が変わる!? 追跡にSonotaCo Networkが活躍!

7月2日午前2時32分、大火球が神奈川県上空に出現しました。

光とごう音を放ちながら、関東上空を西から東へと横切り、その後、落ちた隕石が千葉県習志野市で見つかり話題を呼びました。

習志野隕石(仮称)と名付けられた隕石について取材しました。

 

「大火球」追跡に、ネットワークが活躍

7月2日の大火球 撮影/藤井大地さん
▲7月2日の「大火球」 撮影/藤井大地さん

宇宙のちりが地球の大気内に飛び込むと、光を放って流星になります。

その中で満月のように明るい流星を、「火球」と呼びます。

今回の「大火球」の動画をツイッターに投稿し注目を浴びた平塚市博物館学芸員藤井大地さんに話を聞くと、火球は月に何回か見られる現象とのことです。

藤井さんの屋上カメラ
▲藤井さんの屋上カメラ

自宅屋根に動体検知ソフトが入ったPCにつなげた8台の自作カメラを設置。

360度24時間、流星が流れると数秒前の画像から自動録画して記録しているそうです。

7月2日の大火球は、睡眠中の録画映像を翌朝チェックして見つけ驚いたそうです。

急いでデータを送った先は、毎年約20万個の流星を記録し、そのうち約2万件はその軌道計算データも公表するSonotaCo Network。

「動体検知ソフト」の開発者ソノタコさんを中心にネット上で全国のプロやアマチュア天文家370人がつながる、国際評価も高い任意団体です。

今回も、9カ所からの動画データを基に、火球の軌道、隕石落下地域を素早く予測。

2020年7月2日隕石落下の可能性のある地域
▲2020年7月2日隕石落下の可能性のある地域 提供/SonotaCo Network

それが報道されて、隕石回収に貢献しました。

「火球軌道や大きさ予測は、どんな高性能の望遠鏡を使っても、1人では不可能。

最低2カ所以上、観測箇所が多いほど『真理』に近づけるのです」と語る藤井さん。

情報を共有し知恵を出し合う大切さは、天体に限らないとも感じているそうです。

 

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国内で53番目となる貴重な隕石

習志野隕石(仮) 
▲「習志野隕石(仮称)」回収された二つの破片を組み合わせた写真 写真提供/国立科学博物館

千葉県立中央博物館の高橋直樹さんが、習志野市で隕石らしい石があると連絡を受けたのは、7月4日。

大気突入で1度溶けたガラス質の黒く薄い膜を見て、即座に「隕石だ!」と確信。

すぐその足で、隕石の分析設備が整った国立科学博物館筑波研究施設に持ち込んだといいます。

前記ネットワークは、元の隕石を30㎝くらいと予想しています。

その後、船橋市でも隕石が見つかり、さらに隕石片が見つかる可能性も高いといいます。

今後、より大きな隕石の残片が見つかれば、そこの地名に隕石名が変わる可能性もあります。

関東では1996年「つくば隕石」以来、国内では53番目となる隕石です。

話題は、まだまだ尽きません。

 

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