【南房総市】伊予ヶ岳に登ったら「千葉のマッターホルン」と言われる理由がよ〜くわかりました!
夏ならではのアウトドアといえば登山!
今回の記事では千葉県内の山をご紹介。
県で唯一「岳」という名称がつく「伊予ヶ岳」(別名:千葉のマッターホルン)を実際に登ってみたので、詳しく様子をレポートします!
※登山許可は南房総市役所からいただきました
公開 2020/08/28(最終更新 2022/08/11)
梶原 よんり
大学卒業後、旅行会社の広報部に就職するもライターの夢を追いかけるために退職。現在は雑誌や新聞など各種媒体で執筆中。2019ポートクイーン千葉としても活動している。 ★instagram★ https://21/www.instagram.com/yonri.kajiwara/
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駅から登山口までバスで行こう!
山と言うと、へんぴな所にあると思われがちですが、伊予ヶ岳の登山口は最寄りのJR内房線「岩井駅」からバスでわずか十数分のところにあります。
市営路線バス富山線に乗り、「天神郷」で下車しましょう。
「国保病院前」止まりのバスの場合は、「国保病院」で下車し、「天神郷」まで歩きましょう。
歩いて5分くらいの距離です。
白い鳥居が目印です。
鳥居をくぐって少し進むと無料駐車場もあるので、車で来ても大丈夫。
駐車スペースが広いので混雑の心配はあまりなさそうです。
駐車場付近にはトイレがあるので、登山前に済ませておくと安心です。
※登山道と山頂にはトイレがありません
まるでジャングルの入り口?緑いっぱいの登山口からスタート
駐車場から1 分ほど真っ直ぐ歩くと、すぐに登山口にたどり着きます。
まるでジャングルへの入り口のよう。
最初は傾斜が少々キツイので頑張りましょう。
道なりに進んでいくと緑いっぱいの空間に囲まれます。
森林浴がたっぷりできますね。
登山道には、歩きやすく舗装された階段もあります。
木の根っこが絡み合っている箇所もあるので、足元には十分注意するように。
道なりに進むと、このような看板が!
「富山」の方面へ進むと伊予ヶ岳の山頂から離れてしまうのでご注意を。
私はこの写真を撮ったにもかかわらず、なぜか富山の方向まで進んでしまいました…。
道に迷わないよう、しっかりと標識を確認するようにしましょう。
また、倒木にもご注意を。
昨年の台風の影響で倒木が何箇所かありました。
道が塞がれているようなことはありませんでしたが、足場が悪いのは事実。
気を抜かずに注意して登りましょう。
山頂のような景色が楽しめる休憩スポットに到着
登山口から歩いて1 時間もしないうちに、休憩スポットに到着しました。
ありがたいことに屋根があるではありませんか!
おかげで日差しを避けながら涼むことができました。
右手にある階段を登っていくと…
これまた休憩スポットを発見しました!
座りながら素敵な景色を眺められます。
こんな最高な眺めを楽しみながらお昼ごはんを楽しむのもよさそうですね!
たしかにこれは「千葉のマッターホルン」!鎖場がひたすら急斜面だった
さぁ、休憩もしたところで登山の続きをしましょう!
先ほどの休憩所までが前半戦。
後半からは鎖場に突入します。
看板には「ハイキングコースはここまでです。この先、大変危険ですので注意してください」とあります。
大変危険ってどういうこと?
そう思いながら進んでいくと…
あ……納得です。
これは大変危険ですわ。
ほとんど直角と言っても過言ではない崖が、どーんと目の前に立ちはだかってきました。
備え付けられたロープと鎖があるので、それを頼りに登っていきます。
この崖を登ったらきっと頂上なはず…!
そう思いながら必死に登りました。
それなのに…
え!?
まだあるの!?
まだまだ崖が続いていきます。
もう頂上かな?
頂上かな?
そう思いながら登っていくものの、何度か崖が続いていくのです。
気分はロッククライマー。
ここでやっと、別名が「千葉のマッターホルン」と呼ばれている理由がよ〜く分かりました。
ふと後ろを振り返るとこの眺め。
足元から下が直角でとても怖かったのですが、美しい景色に癒されました。
登山の醍醐味ですね。
恐怖心を振り切って、このまま頑張りました。
山頂の景色が最高のご褒美
やっと山頂に着きました!!
鎖場の登山時間はわずか15 分ほど。
たった15 分なのに、私にはとても長く感じられました。
怖かった〜〜!!!
これは「千葉のマッターホルン」と言われるのも納得です(一部では「大げさだ」と言われている呼び名ですが、高所恐怖症の私からすると、とてつもなくしっくりくる呼び名です)。
最後の鎖場を前に進むと…
壮大な景色が広がっていました!!
(いつもなら足がすくむはずなのに、崖の鎖場が怖すぎたからなのか、もはや恐怖も何も感じ
なくなりました…)
【本音】実際登ってみてどうだった?
舐めたらあかん!!
ひと言で言い表すとそれです。
標高336メートルはそんなに高くないし、「楽勝かな〜」と思って登ったら大間違い。
鎖場がとにかく大変でした。
全身を使う体力と、高所の恐怖に打ち勝つ精神力、怪我をせずに登り切る集中力が必要です。
「とりあえず登ってみるか〜」という軽い気持ちで登ったら危険なのでご注意を。
事前にしっかりと準備をして気をつけて登りましょう!
この夏を少しでも有意義に過ごせるように、伊予ヶ岳の登山を検討してみてはいかがでしょうか?