おにぎりアートを世界へ発信堀はるかさん

真っ白な皿をキャンバスに見立て、思わず息を止めるほど繊細な作業で米や食材を次々と「誰かの顔」に作り上げ、インスタグラムで発表している堀はるかさん。ちいきくんのアートを発表してくれたことが縁で、お話を伺いました

まずは堀さんのインスタにアップされている、楽しいおにぎりアートの数々をご覧ください!

堀はるかさんおにぎりアート

そして堀さんがある日突然、インスタにアップしてくれたちいきくんのおにぎりアートがこちら。

ちいきくん おにぎりアート

これまで堀さんのインスタをチェックしては「かわいい」と話題にしていた編集部が、「ちいきくんがアップされている!」と大騒ぎになりました。

早速震える手で堀さんに恐る恐るDMをしてみると、取材を快諾してくださり、取材に伺うことができました。

おにぎりアート 堀はるかさん

千葉市在住の堀はるかさんは、ふたりの息子さんを育児中。子どもたちが学校へ行っている間に、毎日のようにおにぎりアートを制作しています。

そんな堀さんに、おにぎりアートについて聞いてみました!

公開 2020/07/29

編集部 橋本いくら

編集部 橋本いくら

編集部所属 編集/記者。愛媛県出身。千葉の食べ物で一番好きなのはさんが焼き。完全に文化系のサブカル脳で生きてきましたが『リングフィットアドベンチャー』によって最近は筋トレに少しだけハマり中。でもツイッターが一番性に合います。★Twitter★@chiiki_ikura

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子どもに作ったキャラ弁が始まり

「これはもう私の趣味。毎日作っていて、作らないとストレスがたまるほど」と話す堀さん。インスタのフォロワーは6千人を超え、テレビや雑誌など数々のメディアにも出演しています。

元々、海外で活躍するプロのバレエダンサーだった堀さんが、多くの有名人やキャラクターをお米で表現し始めたのは、ふたりのお子さんの弁当作りから。

「子どものお弁当を作っていて、初めはキャラ弁を作っていたんですが、それが進化していって。キャラ弁はよくあるけど、他の人とは違うおにぎりを作りたいと思い、始めました」と話します。

おにぎりアート堀はるかさん制作風景▲まずご飯で顔の形を作ります。ご飯はどんどん乾燥してしまうので、こまめにラップをかけることで乾燥を防ぎます

こだわりは輪郭と細かなパーツの配置

顔だけおにぎりで、体はイラストで表現するという手法は堀さんオリジナル。まず「明日はこの人を作る」と決め、前日のうちに体のイラストを作成します。

おにぎりアート堀さんちいきくん下絵▲ちいきくんの下絵。どのパーツを何の食材で作るかも書き込まれています

翌朝、子どもたちが学校へ行ってからが堀さんの創作時間。土台の米に色をつけ、イラストで描いた体とのバランスを念入りに参考画像で確認しながら顔を形作っていきます。その後、表情の部分は、のりやきゅうり、魚肉ソーセージ、カニカマやチーズで作り、完成です。

(堀さんによると、「魚肉ソーセージとカニカマ、チーズ、のりがあればなんとかなる!」そうです)

おにぎりアート堀さん ごはんの色つけ▲ご飯の色付けはこの『デコふり』を愛用。人物であれば、めんつゆを使って肌の色を調整することもあるそう。ご飯を炊くときのポイントは、かために炊くこと。ゆるめに炊くと、パーツとしてのせたのりがふにゃっとなってしまう

その間の作業は本当に繊細で、思わず息を止めてしまうほどの細かさです。「輪郭と、パーツ配置には特にこだわります」と堀さん。ちょっとしたバランスで似たり似なかったりするのが、一番大変なところだそう。

おにぎりアートのちいきくん制作風景はこちら! ぜひご覧ください~!

人物だと、1時間半から2時間かけてじっくり仕上げて、インスタに投稿するという堀さん、「集中する時間が私のストレス発散になっています」と話します。

オリジナリティーあふれるおにぎりアートを、インスタを通して世界に発信している堀さんの活動に、今後も注目です。

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