八千代市初のパクチー生産者
PAKUCI SISTERS 立川あゆみさん

八千代市で、パクチー農家として活躍されている立川あゆみさん。

新型コロナウイルスの影響があり、新たな販売方法を模索しました。

どういう取り組みをされているのか、立川さんにお話を聞いてきました!

ちいき新聞では、新型コロナウイルスに負けず新たな挑戦をするローカル企業・お店を応援しています。ちいき新聞webで紹介してほしい新たな取り組みがあればこちらまでお問い合わせください。※紹介可否は弊社内規定にて決定します。

<目次>

・パクチー農家を始めたワケ

・「ちょっと誰かにあげたい」パクチーペーストを開発

・コロナ禍で思いついた新たな販路

・「好き嫌いがはっきり分かれるのがパクチーの魅力!」

パクチー農家を始めたワケ

八千代市吉橋の畑で、ひとりでパクチーを作る女性がいます。

数々のメディアにも出演しているためご存知の人も多いと思いますが、その女性の名前は立川あゆみさん。「パクチーシスターズ」という屋号で活動されています。

(余談ですが、姉妹で活動されているのかと思い聞いてみたら、特にそういうわけではないそうです。「ひとりではなく、コラボして良いものを作り続ける」という意味合いに加え、語感的なことや、文字になったときのポップな雰囲気を大切にして決めたそう)

 

パクチー立川あゆみさん▲パクチーのいいにおいがいっぱいの畑で素敵な笑顔の立川さん

これまではアパレルデザイナーやお花の教室の主宰、飲食店などを経験してきた(その前にはお笑い芸人も!)立川さんですが、就農して4年。42歳のときでした。

高齢化が進む生まれ育った地域への恩返しをしたいと考え、農業を始めることに。幸い実家もにんじんやほうれん草などを作る農家なのでノウハウはあったといいますが、女性ひとりで新たな分野に挑戦するのは、きっと並大抵のことではなかっただろうと想像します。

数ある農作物のなかでもパクチーを選んだのは、

①パクチー自体が軽いから、女性や高齢者でも作業がしやすい 

②アジアンレストランも増えてきて需要が高まっている 

③八千代市ではパクチー農家が当時なかったため、「パクチーといえば立川あゆみ」とイメージさせられる

などの理由があったそうです。

パクチー立川あゆみさん▲「パクチーといえば立川あゆみ」を体現するため、オリジナルTシャツを作ったり、スマホケースも「PAKUCI AYUMI」の文言入り! 自らがキャラクターとなり印象づけていく

 

 

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「ちょっと誰かにあげたい」パクチーペーストを開発

42歳は一般的に就農するには遅い年齢。

「これはもう負けられない試合だ」と思ったと立川さんは話します。

「一気に駆け抜けなければならない」そう考えた立川さんは、何か新しいことを始めなければと、パクチーを作りながらサイズなどの関係で出荷できないパクチーを捨てることに疑問を感じ、フードロスを無くしたいという思いもありパクチーペーストを作ることを考えつきます。

船橋市のレストランのオーナーシェフと共同開発したパクチーペーストを商品化するため、クラウドファンディングに挑戦しました。それも2週間ほどで達成し、北海道から鹿児島までの人たちから賛同を得たそうです。

「安くはないけど、ちょっと誰かにあげたい」と思ってもらえるように、パッケージや箱にもこだわって作ったそう。現在も、大手コンビニエンスストアの夏ギフトなどに採用されて好調に走っています。

 

パクチーペースト立川あゆみさん▲バゲットなどにつけるディップとして、肉などを焼くときのシーズニングとしてなど万能に大活躍のペースト

 

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コロナ禍で思いついた新たな販路

パクチー立川あゆみさん畑昨年の台風の影響も受けてしまい、なんとか立て直して今がある畑

そんな中、新型コロナウイルスの影響が立川さんのところにも大きく及びました。そもそも昨年の秋の台風で全滅してしまった立川さんの畑。気持ちと畑を再度立て直したところで新型コロナウイルス騒動が。

3月から主な取引先であるレストランからの受注がほぼゼロになりましたが、持ち前の明るさで、新たな挑戦を始めます。すぐに準備をし始め、4月中旬頃にはECサイトを作り、商品を売り始めたのです。

 

「自分のパクチーだけではおもしろくない」と考えた立川さんは、知り合いのパン屋と協力をし、パクチーを使ったパンを開発、パクチーペーストと一緒に『おうちで楽しむパクチーセット』として販売をスタートしました。ありがたいことに大好評で、毎回ソールドアウトになるほど評判がいいそうです。

おうちで楽しむパクチーセット

パクチー立川あゆみさんおうちで楽しむセット
▲おうちで楽しむパクチーセット(税込3989円)。数量限定で販売されるやいなや、SOLDOUTに

 

「新型コロナウイルスの影響があったことはとてもいい勉強になりました」と話す立川さん。

「これまで目を向けられていなかったところに、気づかせてくれました。これまではどうしても必死になり、市場流通に目を向けがちだったのですが、個人のおうち時間をパクチーで彩ることができるといいなと具体的にイメージするようになりました」。

とてもポジティブで明るく前向きな立川さんですが、実はかつて、若くして配偶者を亡くすという大変な体験をしています。「あれ以上つらいことはもう無いと思って生きています。つらいことも楽しいことも、受け入れるのが人生。怒りに使う時間があったら、心豊かな時間を過ごしたいと思って常に前向きにやっていっています」。

今後は、「ちょっとやってみたい」と思ってくれる人をパートタイム雇用などして、雇用まで促せるようにしていきたいという希望も一緒に語ってくれました。

 

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「好き嫌いがはっきり分かれるのがパクチーの魅力!」

改めて立川さんに、パクチーの魅力を聞いてみると、

「パクチーは、好きな人と嫌いな人がいるところがいいなと思っているんです。好きか嫌いかだけで会話も広がるじゃないですか。嫌いだった人がある日突然好きになったりもする。そういうところがおもしろいなって」。

立川あゆみさんのパクチー
▲生命力がみなぎり、口に入れた瞬間に香りが広がる、新たなパクチー体験ができる立川さんのパクチーは一度食べたら忘れられない風味

ちなみに立川さんおすすめのパクチーの味わい方は、スムージーにすることだそう。バナナやりんごと一緒に刻んだパクチーをミキサーにかけるだけで、ものすごく美味しいとのこと。ぜひ、やってみてくださいね。

\ 予約、問い合わせなどはコチラ/

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この記事を書いた人

編集部 橋本いくら

編集部 橋本いくら

編集部所属 編集/記者。愛媛県出身。千葉の食べ物で一番好きなのはさんが焼き。完全に文化系のサブカル脳で生きてきましたが『リングフィットアドベンチャー』によって最近は筋トレに少しだけハマり中。でもツイッターが一番性に合います。★Twitter★@chiiki_ikura

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