理想の住まいってどんな住まい?初めてのマイホームづくり
「吹き抜けが欲しい」「ガーデニングがしたい」「AIを取り入れて暮らしを楽にしたい」…
考え始めると止まらない住まいの空想。
だけど初めてのマイホームづくりは分からないことだらけ。
そんな、これからマイホームをつくろうとしている皆さんに、スケジュールやお金の話など、さまざまな情報をお届けします。
また、お申し込みいただいた方全員に、株式会社グッドリビング、株式会社アイ工務店、株式会社バウハウス、ザ・シーズンららぽーと柏の葉のカタログをまとめてプレゼントします!!
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公開 2020/06/24
編集部 閑(ひ ま)
編集部所属 編集&記者。佐倉市在住。閑と書いてひまです。休日は引きこもりの完全インドア派ですがロッキンは毎年全通します。運動は歩くのが限界です。★Twitter★@chiiki_hima
記事一覧へ住まいの基本を知ろう!大切なのはお金・スケジュール・会社選び
「そろそろマイホームを!」と意気込んでも、必要なことやどんな過程があるかなど知らないことばかりだと、何からやったらいいのかも分からないもの。
まずは知っておくべき大事な基礎知識を教えてもらいました。
教えてくれるのは…
株式会社グッドリビング野田本店 川村一雄さん
―子どもが未就学児だったりすると、見学などの時間もなかなか取れずつい後回しに。いつから本格的に住まい探しを始めたらいいですか?
スムーズに話が進んでも約1年はかかります。
ハウスメーカー以外の工務店では、着工から竣工まで約5、6カ月ほどかかります。
着工前には打ち合わせを重ね、仕様やプランを決めるため、早くても3、4カ月はみておきたいところ。
また契約後に確認がおりてくるまで約1カ月必要です。
余裕を持って準備しましょう。下図参照
―注文住宅ってとにかく高価なイメージが…。どうやって予算を決めたらいいですか?
基本は「自己資金+住宅ローン=総費用」です。
自己資金は現金で用意できる金額、無理のない返済計画でどれくらいローンを組めるのか考え、総費用を把握しましょう。
建築費以外にかかるお金が意外と多いので要注意です。
地盤調査をして補強工事が必要だった場合、地盤改良費がかかります。
他にも上下水道・ガスの設備や門扉などの外構費もあります。
登記費用・火災保険は必須です。
また、最初に予算を立てるときにカーテン・家具・家電も入れておけるのが理想的。
先に譲れないところなどの優先順位を考えてから削れる費用は削っていきましょう。
―複数社に相談して見積もりを取るといいってよく聞きますが、どんなところを見比べればいいですか?
担当者との相性がとても大事です。
一生に1度かもしれない大きな買い物を任せることになります。
同じ目線で考えてくれるか、引き渡し後の付き合いも大切に考えているか、相談しやすいかなど、担当者と長く付き合っていけるかを見極めましょう。
地元での実績や信用度も参考にしたいところです。
見積り書では建築費用以外にかかるものも全てきちんと把握し、希望が反映されているか確認しましょう。
一式見積もりではなく詳細見積りで品番など細かい部分も要チェックです。
あこがれの新築住宅をのぞいてみよう
住まいづくりの基本が分かったところで、では、「すてきな家」ってどんな家?
そう思ったら、まずは見学から!
理想のおうちを建てた新築にお邪魔しちゃいました。
野崎家は子どもの進学のタイミングと、両親が同居できる環境が整ったことから新居の建築を決意したそうです。
最も大きな特徴は、玄関が正反対に位置する完全分離の二世帯住宅である(★1)こと。
「1階、2階で分けるのではなく、メゾネット型にすることで生活音を気にする必要がない間取りにしました」と雄也さん。
▲キッチンを中心とした1階のLDK(17.5帖)。キッチンに立っていても家族と空間を共有できる形に。奥がつながっていて回遊できる。ペットの犬たちも元気に走り回れる。
雄也さんによると、このおうちはすべて標準装備だそうです。
そうすることでコストダウンを実現したのだとか。
動線を意識して回遊できる間取りにしたり、両親の居住スペースでは階段の傾斜をなだらかに(★2)して、浴槽は腰掛けられるユニバーサルデザインにしたり(★3)など、標準の中で最大限に工夫したそう。
また、耐震構造に加え制震ダンパーも導入。
昨年の台風で被災した経験から、オール電化にし、自宅避難ができるように各世帯に1台ずつ電気給湯器を設置しました。
「今使っている家具は新しい家に合わないので、家具もすべて買いそろえることに。
家づくりで息切れして家具まで気が回らないなんてことにならないよう、家についてはシンプルに考えることを心掛けました。
子ども部屋は子どもに、キッチン周りは妻に、一番長く過ごす人が満足いく形にするのが一番です」
▲長女と長男の部屋は、それぞれの好きな色を基調に。
▲階段を上がれば秘密基地のような屋根裏部屋。
理想の住まいを形にするために設計図を描いてみよう
住まいへの要望がいろいろ出てくると、何が重要か見失いがちです。
そこでお勧めなのが設計図を描いてみること。
設計図を描くことについて専門家に聞いてみました。
教えてくれるのは…
さくら事務所 住宅診断士 田村啓さん
建築設計図を作ることにはいくつかのメリットがあります。
まず一つに「自分の家への要望がクリアになる」ことです。
日当たりが良い部屋がいいのか、家事の動線を優先するのか、「いい家」というのは人によってさまざま。
実際に設計図を描いていくことで希望の優先順位が整理されます。
もう一つが「建築会社を選ぶ材料にできる」こと。
素人が描いた設計図をそのまま建てることは難しいもの。
その設計図を見て、自分たちが大切にしていることをいかに読み取ってくれるか、それを活かしてより良い設計を提案してくれるか。
設計図を見せることで担当者との相性を知ることもできます。
また、最も大切なのは「住まいへの愛着が湧く」ことです。
時間をかけて描いた設計図を基に出来上がったマイホームは、きっとどんな豪華な設備が整った家よりも、家族みんなに愛される住まいになるに違いありません。
建築設計図を作る流れ
①紙と鉛筆を用意
PCで作る方が簡単と思ってしまいがちですが、紙の方が全体像を把握できます。
方眼紙があるとなお良し。
②ゾーニング
まず道路と敷地、方角を書きます。
そこから駐車場や庭、リビング、サニタリーなど大まかな区分けをぐるぐると円を描いて、敷地に対する割合を考えます。
この段階ではざっくりで大丈夫です。
ゾーニングが最も大切な部分なので時間をかけ必要な空間を洗い出し、動線などを考えながら書きましょう。
住まいへの優先順位が伝わることが目的なので、この段階で担当者に見せてもOK。
③より詳しく必要なものを描き込む
リビングの中にキッチン、サニタリーにトイレやお風呂など、生活に必要な要素をゾーニングで描いた円の中に描き込んでいきます。
ここまででも十分ですが、さらに描きたい人は描いてみましょう。
④家の形をしっかり描く
方眼紙の場合、1目盛りを1メートルと仮定し、大体で描いていた円を1本の線に描き直していきます。
2目盛りで1帖と考えることができるので、部屋の広さを見直すことができます。
この段階で担当者に見せると、プロの意見がもらえてブラッシュアップできるでしょう。
⑤建具と家具を描き入れる
日当たりや動線を考えながら、窓や扉などを描きます。
家具などはきちんとサイズを測って描きましょう。
Point
・試しに今住んでいる家を書いてみると感覚がつかみやすい
・外壁は太線、窓や扉は細線で
・よく使う記号を覚えておこう
いかがでしたか?
ぜひ、いろんなおうちを見て、設計図を描きながら「わが家の理想の住まい」を考えてみてください。
皆さんに満足の住まいができますように。
「興味が出てきたけど複数の会社に連絡するのは面倒だな…」
そう思ったそこのあなた!
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