【プロ直伝!】マスク着用時のメイク・アドバイス
新型コロナウイルスの流行でマスク姿がスタンダードとなって以来、注目されているのがマスクメイク。
マスク着用時のメイクには、普段と違う工夫が必要なのをご存じですか?
地域で活躍する専門家に、マスクメイクのためのアドバイスをうかがいました。
公開 2020/06/02
かめ
伊豆出身、習志野市在住。 こたつ暮らしのリクガメ(80cm)、カメしか友達がいないダックスフント(肥満)、歌でテレビの邪魔するオカメインコ(レパートリー12曲) プラス人間の夫&子ども2人と暮らす、主婦兼ライター(20年目)。 半額シールがついているモノなら何でも買っちゃう病を治すのが当面の目標です。★Twitter★@momokinototoupa
記事一覧へマスク着用時のメイクのポイントは?
今回お話を伺ったのは、千葉県市川市に本社がある化粧品メーカー、株式会社マーナーコスメチックスの長尾美枝さん。
日本化粧品検定1級を持ち、新商品の企画・開発に長年携わってきた化粧品のプロです。
ーーそれでは、さっそく一番聞きたかった質問から・・・
マスクを着をけている時も、きちんとしたメイクって必要なのでしょうか?
マスクで顔が半分隠れてしまうから、メイクも半分!
というわけにはいきませんよね(笑)。
見た目の問題だけでなく、紫外線からお肌を守りマスク焼けを防ぐためにも、これまで同様お顔全面のメイクをしていただきたいです。
ーーマスク着用時メイクのポイントを教えてください。
やはり露出部分の眉と目が重要になります。
眉は顔のフレームを決める大切なパーツ。
普段より気持ち濃いめにしてみましょう。
目元は色を重ねすぎるときつい印象になりがちです。
単色で仕上げるのがお勧め。
キリっとさせたい時はアイラインを。
目じりに細く入れましょう。
ーーマスクで隠れる部分のメイクはどうしたらいいですか?
マスクへの色移りも気になるのですが・・・
ファンデーションは、仕上げに無色のルースパウダーをブラシではたきます。
これでマスクへの色移りを減らすことができますよ。
特に気になさる方が多いのは口紅ですね。
どうしても色移りがしやすいのですが・・・。
リップラインを引き、無色のグロスで仕上げます。
このカバー方法なら色移りを最小限に防ぎつつ健康的な唇の色とツヤも保たれるので、ぜひお試しください。
マスクによる肌への負担は!?スキンケアを怠るなかれ
ーーどこに行くにもマスクが必携となっている今、スキンケアではどんなことに気をつけたらいいでしょうか?
とにかく保湿です!
マスクとの間に生じる摩擦によって肌は想像以上のダメージを受けています。
ですからマスク着用前後はいつもよりしっかりと保湿することを心掛けてください。
水分だけでなく、しっかり油分を含んだミストやオイルリッチエッセンス(美容オイル成分が高配合されたもの)を効率よく使い、肌の乾燥を防ぎましょう。
ーー新型コロナ流行前と比べて、最近人気が出た化粧品はありますか?
外出自粛が長く続いたので、他の人がいま何を使っているのか気になります。
やはりハンドアルコールローションは大人気です。
それから保湿系のものですね。
メイク直し用の保湿ミスト、バーム系保湿剤、オールインワン保湿液が多くの方に活用されているようです。
ーーその他、気を付けることはありますか?
気温が30℃を超えるとマスク周りの体温が上昇する「マスク熱中症」になる危険も指摘されています。
マスクメイクは気温や体調に注意しながら行いましょう。
ーーありがとうございます。
最後にメッセージをお願いします。
大変な事態が長く続いており、心身ともにヘトヘトという方が多くいらっしゃると思います。
こんな時だからこそ、ちょっとしたコツで皆さまの魅力を引き出すマスクメイクを楽しみ、心に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。