【栄養士の料理】しその活用法 実は栄養満点の隠れたヒーロー!
こんにちは。料理担当のみぃすけです。
じりじりと日差しがまぶしい季節になってきましたね。
初夏から夏にかけてが旬の「しそ」。
独特な香りがとってもおいしいですよね。私も大好きです。
昨年、わが家に二株植えたものが、今年は大量発生中。
そのため、毎日しそを食べることに追われています。
日々食べていて思ったことは「しその効能」でした。
漠然としか認識していなかった栄養・効能を調べてみたので、みなさんに紹介してみようと思います。
保存方法の他、わが家の定番「赤じそシロップ」と「しそバター」のレシピもありますよ。
公開 2018/07/03
みぃすけ
越谷市在住。栄養士。香川栄養専門学校卒業後、食事委託会社に就職し、特別養護老人ホーム・産婦人科・病院で経験を重ねる。その後転職し、私立一貫校の学生食堂で責任者として栄養・調理業務の他、給食管理業務も行う。現在は1児の母。
記事一覧へ薬味や添え物だけじゃもったいない!
とっても栄養豊富な「しそ」。
ビタミン・ミネラルを豊富に含むため、
•免疫力を高めたい
•アンチエイジング
•カルシウム不足だと感じている
•生活習慣病が不安
•胃の働きを高めたい
…という人たちに積極的に取って欲しい食材です。
また、赤じその葉にはポリフェノールの一種であるロズマリン酸が豊富に含まれています。
こちらは、アレルギー症状の緩和が期待されています。
他にも高い防腐効果があるため、今の季節バラン代わりに、お弁当に使用するのもおすすめです。
でも、しそは安いからとつい大量に購入してしまいがち。
そうすると保存に困りますよね。
すぐにダメになって無駄にしてしまうことも…。
私の保存方法は、深さのあるタッパーに茎が隠れるくらいの水を入れ、シソを立てた状態での冷蔵保存。
結構長持ちします。
ここで注意したいのは、ぎゅうぎゅうに入れないこと。
一度経験したことですが、あまり詰め込みすぎると中心部のシソが変色し味も落ちます。
ふんわりと入れてください。
しそ活用レシピ!
赤じそシロップ
生の赤じそが手に入るのは、今だけ!
この時期にぜひ作っていただきたい一品です。
夏バテ防止のエナジードリンク。
飲みやすく、わが家では娘から祖母にまで大人気です。
保存は冷蔵でなるべく早く飲み切ってください。
≪材料≫
・赤じそ …… 200g(茎を除く)
・水 …… 500cc
・グラニュー糖 …… 500g
・レモン酢 …… 200cc
※なければリンゴ酢。それもなければ、レモン汁と酢を各100cc、レモン汁もなければ、酢200ccでも大丈夫です。
≪作り方≫
(1)葉はよく洗い、水気を切っておく
(2)分量の水を沸かし(1)を加え、5分間煮る。
シソをざるにすくい取り、最後の一滴まで絞るようにお玉などで上からぎゅっと押す。
(3)(2)に、グラニュー糖と半量のレモン酢を加え再度火にかける。
途中あくを取りながら、3分の2量ぐらいまで煮詰める。
火を止め、残りのレモン酢を加える。
(4)煮沸消毒をした清潔な瓶に入れて保存する。
炭酸水で2倍に割って飲むと最高です。
もちろん水で割ってもOK。
かき氷にかけてもおいしいです。
●しそバター
万能調味料です。
魚介や野菜によく合います。
≪材料≫
・バター …… 100g
・しそ …… 30g
・にんにく …… 5g
・玉ねぎ …… 15g
・ブラックペッパー …… 少々
≪作り方≫
(1)バターは常温に戻しておく。
(2)しそ・にんにく・玉ねぎは全てみじん切りにし、(1)と混ぜ合わせる。
仕上げにブラックペッパーを加える。
(3)瓶に入れるか、ラップに包んで保存をする。
私は、白身魚と野菜を炒めてみました。
味付けは塩こしょうのみでも絶品! パスタにも合うと思います。
また、じゃがいもなどに合わせてもおいしいですよ。
身近な食材なしそ。
これからは彩りや薬味としてだけではなく、積極的に取っていきたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。