新型コロナウイルス感染予防のためマスクで鼻と口を保護することは有用ですが、目の保護についても意識する必要があります。
手で目を触らない、ゴーグルや眼鏡(花粉症用眼鏡等)で目を保護するといった対策の他、顔全体を透明フィルターで覆って飛沫を防ぐフェイスシールドも効果的です。
主に医療現場で医療従事者が使用していますが、医療用でなくとも100均グッズを用いて安価に簡単に作成することができます。
千葉県船橋市の「きたなら駅ビル内科クリニック」・原田貴之院長に作り方を教えていただき、実際にフェイスシールドを手作りしてみました。
情報提供・協力/きたなら駅ビル内科クリニック
公開 2020/05/21(最終更新 2024/01/11)
目次
動画で見るフェイスシールドの作り方
実際に作って装着してみた動画です↓
100均で揃う!フェイスシールドの材料
《材料》※大人用
・ラミネートフィルム(A4サイズ対応/厚さ100μ)
・ゴム紐 長さ35cm程度(おすすめは12コールの平ゴム ※幅11mm)
・すきまテープ 長さ10cm(幅30mm/厚さ20mm ※厚さ10mmのものを2枚重ねてもOK)
・穴あけパンチ
すべて100円ショップで購入可能です!
クリアファイルで代用することもできますが、視界の良さや強度の面でラミネートフィルムがおすすめです。
ラミネート機がない場合は、手貼りの「セルフラミネート」(以下)を使用してください。
ただし、手貼りラミネートフィルムは、手貼りする際に空気が入ると視界が悪くなってしまうので注意が必要です!
フェイスシールドの作り方
(1)ラミネートフィルムをラミネート機に通す
(2)ラミネートしたフィルムの上部両端に穴あけパンチで穴を空ける
※穴とすき間テープの位置を書いたA4用紙を重ねて作業するとやりやすいです。
(3)穴にゴム紐を通して結ぶ
(4)フィルムの上部中心にすき間テープを貼り付ける
これで完成です!
不器用な私でも10分足らずでできました。
使用時は必ずマスクとセットで使うようにしましょう。
注意点
・ウイルスなどが付くおそれのある外側の表面を触らない。
・使用後はアルコールで拭き取ったり洗剤で洗ったりして、そのまま放置しないようにする。
まとめ
感染を予防するためには、人と人との距離(Social distancing; 社会的距離)をとることが必要ですが、接客業などにおいては、十分な距離をとるのが難しい場面もあります。そのようなシーンでは自作のフェイスシールドを活用してみてはいかがでしょうか。
合わせて、不要不急の外出を控える、「3つの密」を避けるといった基本的な感染予防を徹底し、自己のみならず、他人に感染させないことを心がけていきましょう。