千葉でよさこいを!人と人がつながるまちづくりを目指す「CHIよREN北天魁」

CHIよREN北天魁

ただ踊るだけではなく、よさこいを通じて、人を知り社会を知る。

やがてそれは生きるためのヒントとなり得る。

「CHIよREN北天魁」のメンバーが、熱い思いを語った。

公開 2020/05/20

海

兵庫県出身、市原市在住の主婦ライター。「こんなジブリグッズがあったらいいな」なんて想像を娘と延々と話している時間が楽しい。踊ることが好き。体は硬いけど。

記事一覧へ

世代を超えた仲間とのつながりが励みに

2001年に「NPO法人千葉よさこい連絡協議会」が発足し、同年、県内によさこいを広めることを目的に、ここを母体とするチームとして「CHIよREN北天魁」が生まれた。

小学生から70歳代まで、県内各地から集まった約100人が、週に1、2回、千葉市内の小学校などで練習をしている。

CHIよREN北天魁
練習も全力投球

「大声で叫んだり泣いたり笑ったり。大人になると感情を素直に表現できる場ってなかなかないですよね。ここは、素の自分を出せる私の居場所なんです!」と目を輝かせて話す女性。

現在は新型コロナウイルス感染防止のため、集まることができない日々が続いているが、「頑張って乗り越えようね」と、他チームの人とも互いに励まし合っている。

衣装制作中
衣装製作中

「仲間がいること、世代を超えて人とつながれることが、よさこいの魅力です」と役員の小川千彩音さんは語る。

トップへ戻る

常に全力でパフォーマンス

毎年テーマを決め、一つの演舞を作り上げていく。

2017年の作品「御一新」は、江戸時代の大火事、「明暦の大火」がモチーフ。

火事で全てを失ってしまった人々が手を取り合い、新しい時代をつくり上げていく様を表現した。

どの演舞にも必ず伝えたいメッセージがあり、それを親しみやすい形で伝えることをモットーとしている。

演舞「御一新」
演舞「御一新」

演舞「御一新」

地域の祭りから全国のコンテストまで、発表の場は年に30回ほど。

演舞を重ねるたびに振り付けに手を加え、常に全力を尽くす。

中学校教員の男性は、「自分に打ち込んでいるものがあるからこそ、子どもたちにも一生懸命の大切さを教えられる」と力強く話す。

また、祭りや演舞など何か一つのものを創り上げる過程を通し、地域や人との関係が強まり、社会や他人の事に関心が高まったという。

演舞「うちの猫」
演舞「うちの猫」

熱い踊りに込められたメッセージを、見る人は全身で感じ、心に刻む。

小川さんは「人と人のつながりが一番の醍醐味。よさこいを通してよりたくさんの人に同じ思いを感じてほしい」と熱く語った。

※問い合わせはこちら

トップへ戻る