【さいたま市】岩槻人形博物館・2月22日(土)いよいよオープン!
「人形のまち」岩槻に、公立では日本初の人形専門博物館が誕生する。
隣接する「にぎわい交流館いわつき」も同時開館、さらに毎年恒例の「まちかど雛めぐり」も同日スタートで、盛り上がること間違いなし!
▲一文字瓦を用いた切妻屋根の外観
屈指のコレクション
修復技術者の育成も
昨年のプレス発表会で清水勇人さいたま市長は、「東京五輪がある今年、市内で育まれてきた価値ある人形文化を世界に発信できる好機です」とあいさつ。
館長の林宏一さんは同館の特徴を「全国初の人形専門公立博物館であり、貴重なコレクションが充実していて、修復室を構えていること」と説明した。
人形玩具研究家で日本画家の西澤笛畝(1889〜1965)が収集したコレクションを柱に5000点以上を収蔵し、国内屈指のラインナップを誇る。
修復室については「優れた人形の修復・保存のために、技術者育成に尽力します」と話した。
林館長、大妻女子大学の是澤博昭教授、評論家の山田五郎さん、3人のトークセッションも。
山田さんは「現代サブカルチャーも取り込み、体験や参加ができる施設に」と、期待を述べた。
▲昨年のプレス発表会(左から)林宏一館長、山田五郎さん、是澤博昭教授
交流館も同日開館
雛めぐりもスタート
▲古今雛/江戸時代
展示室は、常設の「埼玉の人形作り」「コレクション展示 日本の人形」と「特別展示・企画展示」の3室。
無料で入れるロビーにはミュージアムショップやカフェもある。
3期にわたって開館記念名品展を開催。
Ⅰ期「雛人形と犬筥・天児・這子」は、開館と雛祭りを祝って同館所蔵の雛人形の名品が一堂に展示される。
期間中のトークセッションや講演会は事前申込制につき、同館ホームページで確認を。
隣接する「にぎわい交流館いわつき」も同日開館。
岩槻の特産品を使ったメニューが味わえるカフェや、お土産ショップ、ものづくり体験などが楽しめる。
博物館のある岩槻駅東口エリアでは、同日から3月8日(日)まで「まちかど雛めぐり」も開催。
一足早く春の訪れを感じられそうだ。 (信太)
▲犬筥/江戸時代
開館記念名品展Ⅰ「雛人形と犬筥・天児・這子」
日程/2月22日(土)~4月12日(日)
※2月24日(月・休)は開館
場所/さいたま市岩槻区本町6-1-1
開館/午前9時~午後5時/月曜休館
※入館は午後4時30分まで。
2月22日は午前10時から
観覧料/一般300円、高校生・大学生・65歳以上150円、小学生・中学生100円
※団体、障害者料金別途設定あり
問い合わせ/048(749)0222