【市原市】うしくにぎわいマーケット 上総牛久駅前で毎月第2日曜に開催
2016年12月からスタートした、うしくにぎわいマーケットがこの12月で4年目を迎える。
小湊鉄道線上総牛久駅前で毎月第2日曜日に開催され、毎回地元客でにぎわっている。
▲外には飲食店
牛久のまちの活性化を目的に
「牛久のために、何かイベントができないものか…」。
3年前、こんなつぶやきから立案されたこのマーケット。
主催の大鐘さんは「何より、自分たち地元民の力で開催することと、地元から出店者を募ることを大切に、牛久の活性化を図ろうと思いました」と笑顔で話す。
地元中心に集められた出店は、地元商店街の総菜や甘味、おいしい飲食物、地元クリエーターによるアート作品など毎回おおよそ20店舗。
出店内容がかぶらないように実行委員が調整し、月替わりでラインナップが変わる。
そんな毎月のお楽しみのマーケットが他と大きく違うと誇るところは、その客層だ。
「地元客が多く、皆さん和気あいあいとお買い物をしてくださいます。
人の優しさも牛久の自慢ですね」と大鐘さん。
モットーは、労力をかけすぎず、内から湧き出るアイデアなどを大切にすること。
高望みをせず、売り上げを期待せず、そんな気持ちで継続し、いつの間にか来場者のみならず出店者ものんびり癒やされると定評のイベントに成長した。
▲温かい笑顔あふれる時間
個性豊かな出店が牛久をにぎわす
上総牛久駅に来た人を商店街へ誘導するために、駅舎の一角にコーヒースタンドを作りたいと活動している出店者に出会う。
「駅で買ったコーヒーを片手に商店街をめぐり、コロッケや和菓子などを食べるという、そんな文化・時間・景色を牛久に作りたいんです」と、高橋さんは話す。
今までになかった文化を、これまであったものに組み合わせて商店街を活性化していきたいと話sす若者たち、和菓子に合うブレンドコーヒーも考案中だとか。
そんな彼らは、毎週土日に駅で試飲会を行っている(詳細はこちら)。
▲会場の様子(雨天時)
シャッター通りを明るくしたい
牛久で生まれ育った大鐘さんは、日々の仕事で忙しいが、うしくにぎわいマーケットを運営することで地元にいられる時間が増えたという。
今後は空き店舗の軒先に出店して会場を広げていきたいとも考える。
子どもの頃はみんな顔見知りだった商店街。
今やシャッター通りとなりつつあるその場所に、再び温かい時間と人を巡らせたいと、未来像を描く。 (みんみん)