木更津市【金鈴塚古墳の主に迫る】出土品から歴史の謎に挑め!公開シンポジウム

木更津市の誇るべき文化財「金鈴塚古墳」。

だが金鈴塚古墳には誰が埋葬されているのかなどいまだ解明されていない謎も多い。

今回、市では専門家を招き、謎に挑む公開シンポジウムを開催する。

金鈴塚古墳の主に迫る、公開シンポジウムの広告

多くの宝と埋葬された
「主」とは誰だ

金鈴塚古墳は6〜7世紀ごろに造られたとみられる前方後円墳だ。

名前の由来となった金の鈴や馬具、20本近くにも上る飾大刀などの貴重な出土品や石棺が評価され、国の重要文化財に指定された、木更津市の誇るべき遺跡である。

しかし、金鈴塚古墳にこれほど多くの宝物と共に埋葬された被葬者については、諸説あるものの、いまだ謎に包まれている。

今回のシンポジウムでは、金鈴塚古墳の時代に造詣の深いパネラー5人を招き、金鈴塚古墳最大の謎、被葬者について、それぞれの視点から迫る。

5人の識者が出土品をヒントに
謎に挑む

金鈴塚古墳の石室入り口

金鈴塚古墳の石室入り口

 

金鈴塚古墳の謎に挑むパネラーは、島根県立松江北高校の大谷晃二氏、朝日新聞社の宮代栄一氏、宮内庁書陵部の土屋隆史氏、松戸市立博物館の小林孝秀氏、群馬県・高崎市教育委員会の須永忍氏の5人。

それぞれ「飾大刀」「馬具」「装身具」「石室、石棺」「古代史」を検証し、古墳に埋葬された主の正体について迫る。

最後に5人のパネラーが、互いの発表を受け全員で討論するディスカッションを行う予定。

普段なかなか聴くことのできない専門家の講義だが、一般の人にも分かりやすい説明を予定しているとのことなので、古代のロマンに触れてみたい人にはぴったりの公開シンポジウムだ。

なお、市は6月に小学生を対象に、金鈴塚について漫画で学べるパンフレットを刊行している。

市HP内で「教えてきさポン! 金鈴塚のひみつ」と検索すれば誰でも読むことができる。

そちらでまず予習してから参加してみるのも良いだろう。 (花)

金鈴塚のひみつ冊子

金鈴塚について分かりやく描かれている

 

公開シンポジウム
「金鈴塚古墳の主に迫る」

日時/11月9日(土)
午前10時~午後3時30分(途中休憩あり)

場所/木更津市民会館中ホール
(木更津市貝渕2-13-40)

料金/参加費無料(先着200人)

問い合わせ・申し込み/0438-23-5314
bunka@city.kisarazu.lg.jp
木更津市役所教育部文化課