かわいいバレンタイン♪マネしたくなるアイデアで脱マンネリ!
毎年同じものになってしまいがちなバレンタインチョコ。
かといって、家事に子育てに忙しいママは手の込んだものを作る時間もなかなか持てません。
そこで簡単で、なおかつ楽しく! もらう人にも喜んでもらえるバレンタインのアイデアを上級バースデープランナーのラボママ角伸子さんに教えてもらいました。
「今年はスルーで」と思っていたママもバレンタインにチョコをあげたくなりますよ♪
※ラボママとは、ちいき新聞読者コミュニティーちいきラボに登録しているママのこと。ちいき新聞は千葉・埼玉・茨城の一部で発行しているフリーペーパーです。
お話を伺ったのは…
角 伸子(かど しんこ)さん
<プロフィール>
元日本語教師。「日本にもパーティー文化を!」と、ホームパーティーのスタイリングやイベントのフォトブース制作、ワークショップ、スクラップブッキング講師など幅広く活動中。
12歳長男、10歳長女の2児のママ。
公開 2020/01/10(最終更新 2023/03/08)
編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ目次
かわいくて簡単!○○ポップ
ここ数年で「かわいい」と人気上昇中なのは、棒が付いた「ポップ」と呼ばれるお菓子。
棒を付けて焼いたクッキーにアイシングなどを施す「クッキーポップ」、いろいろな形の棒付きチョコ「チョコポップ」、丸めたスポンジにチョコをコーティングした「ケーキポップ」…。
ただ棒が付くだけでキュートに仕上がる「ポップ」ですが、普段お菓子を作らない人や時間がない、子どもと一緒に作りたいというママにおすすめなのが、少ない材料で簡単に、かつかわいく仕上げる「オレオポップ」です!
子どもと作れるオレオポップ
角さんも3年前から毎年作っているのは「オレオポップ」。
「わが家のバレンタインチョコは、基本は娘が中心となって作ります。
オレオポップは小学1年生の時に初めて作ったのですが、簡単だしカワイイ!
何よりお兄ちゃんが『コレおいしい!』ととても喜んでくれたので、以来バレンタインの定番となっています」
材料は、オレオクッキーや市販の板チョコに加えて、トッピングシュガーやチョコスプレー、アラザンなどの飾りのみ。
作り方もシンプル!
(1)板チョコを刻んで湯煎でとかし、スティックを挿したオレオを浸します。
(2)チョコレートが乾く前にトッピングをパラパラッとまぶして、冷蔵庫で冷やして完成。
ちなみに角さんは、スティックは竹串を使っています。
「オレオに差し込むのに、竹串くらいの細さがちょうどいいんです。
アイスの棒でもカワイイですね。
最近は『ポップ専用』のスティックが販売されているのでそちらを使ってもいいと思います」(角さん)
娘さんも毎年手作りするのを楽しみにしているので、角さんはなるべく手を出さないように見守っているそうです。
かわいく作るためのコツ
かわいく仕上げるために工夫していることは、
「チョコレートはミルクチョコレートとホワイトチョコレートの2種類を用意すること」。
2色あると並べたときに華やかになりますね♪
もうひとつ、角さん母娘のこだわりは、オレオをすべてチョコレートに浸すのではなく『半がけ』にすること。
そうするとポップな感じになるそうです。
「特にホワイトチョコレートの場合、クッキーの黒とツートンカラーになってよりキュートに!」(角さん)。
ワンランク上のテクニック
角さんが今年のバレンタインに挑戦しようと思っているのが、アイシングを使ったアレンジ。
「アイシングクッキーのように、絵柄や文字を入れてみようと思っています」とのこと。
冷蔵庫で冷やし固めたオレオポップに、アイシングを使ってパパやお子さんの似顔絵を描いたり、メッセージを入れたりするのもステキですね。
アレンジいろいろ
トッピング次第でアレンジも自由。
角さんのおうちでは、ハートなどかわいいイメージのトッピングを使っていますが、ナッツやドライフルーツにするとシックな雰囲気に仕上がります。
オレオポップをパパにあげるにはかわいすぎるかも!?と思った人はトッピングで変化を付けるのも手。
ラッピングもカンタン♪
ラッピングは100均などで売っているPP袋をオレオ部分にふんわりとかぶせて、根元をかわいいひもやモールなどで留めればOKです。
コップのような筒状のものに何本か立ててディスプレイしてもカワイイ♪
「竹串が細いので、立てる場合は安定感のある入れ物がおすすめです。
わが家は100均で購入したホーローの鉢カバーを使いました(笑)」
準備も楽しく。ママ友と集まってケーキ作り
一人で作るのが負担に感じるのなら、ママ友同士で集まってワイワイ作るのはいかがでしょうか。
角さんも、2018年のバレンタインは、お料理の先生のレッスンに親子で参加してお友だちとにぎやかにケーキを手作りしたそう。
娘さんと参加したそうですが、角さんも娘さんも「すっごく楽しかった」そうです。
よかったことを聞くと…
・自分では思いつかないレシピに挑戦できた!
・先生が教えてくれるから失敗なし!
・ママ同士のおしゃべりがリフレッシュになった。
・トッピングやラッピングのアイデアを友人たちと「シェア」できた。
「他のママたちのトッピングやラッピングの方法を見て、『それいいね』とか『そういうやり方があるんだ!』とみんなで大盛り上がり!
同じものを使って作ってもそれぞれ個性が出るので、すごく刺激になりました。
娘も、いろんな人のアイデアが見られて楽しかった!と話してくれています」と角さん。
同世代の子どもたちも数人集まったので、子どもは子ども同士、ワイワイと作業をしていたそう。
「家で1対1でお菓子作りなどをすると、つい手を出したくなってしまいますが、大勢で集まるとおおらかな気持ちで見守れるんです。
娘ものびのび作業できたようでそれもメリットでした(笑)」
サプライズも♡ おうちバレンタインを素敵にするアイデア
お部屋の飾り付けやディスプレイにこだわって
せっかくのバレンタインだから、おうちをバレンタインらしく飾り付けて気分も盛り上げたい!
そこで、角さんがバレンタインのコーディネート例をご紹介!
「ピックは、爪楊枝にステッカーを貼り付けてキスチョコに挿したもの。
LOVEの文字は100均で購入できるアルファベットにアクリル絵の具でペイント。
周りに散らしたコンフェッティ(紙ふぶき)も100均で売っていました!」
※ステッカーは、爪楊枝に貼り付けたあと接着面にベビーパウダーをはたいておくと、サラサラになってゴミの付着などが防げます。
例えば、ホイップクリームを絞ってトッピングシュガーなどを乗せれば市販のカップケーキも十分なかわいさに。
お金や時間をかけなくても工夫次第でステキにできるんですね。
また、「ここまで大掛かりなものでなくても、家族が普段よく目にする場所だけでも飾ると雰囲気が出ます。
玄関やテレビ台の横などに季節のモチーフを飾るだけでも見違えますよ」と教えてくれました。
※こちらの記事ではラボママのEmiriさんがバレンタインに使えるお菓子の盛り付け方を教えてくれています↓
渡し方も一工夫
作ったチョコをただ渡すのもいいですが、一緒に暮らす家族だからこそできるちょっとした「サプライズ」を仕込んでみてはいかがでしょうか?
<遅く帰ってきたパパに…>
今年のバレンタインはパパの好きなチーズケーキも作る予定という角さん。
混ぜて焼くだけで作れる簡単なキットも豊富に売っているので、時間がなければそれを利用しても◎。
ただ、「見せ方」にひと手間を掛けましょう!
型から外したチーズケーキは、レースペーパーを敷いたケーキスタンドに乗せ、竹串とステッカーで作ったケーキトッパーを挿すと…、
シンプルなチーズケーキが一気に格上げ!
「竹串をカットして長さを調節し、高低差を出すとバランスよく仕上がります」(角さん)。
そして、ケーキの前には娘さんが書いたパパへのお手紙をセット。
家族が寝てから帰宅することが多いという角家のパパ。
電気を点けて、ダイニングテーブルの上にこんな光景が広がっていたらそれは驚きますね!
今は安価でケーキスタンドも購入できますが、
「ケーキスタンドはかさばるので、普段使わないならわざわざ買わなくても大丈夫!
家にあるカップをさかさまに置いて、その上に同じ色の平皿を乗せれば立派なケーキスタンドになります」とのことなので、まずはおうちにあるもので代用してみましょう。
<ワクワクすることが大好きな息子に…>
「お兄ちゃんへのサプライズは娘が企画しています」(角さん)
宝探しのようにチョコレートを渡したい、と話しているそうで「洗面所の引き出しを開けて」や「リビングの棚を覗いて」など、指令が書かれた手紙を5~6カ所に隠し、辿りついた先にチョコレートがある、という仕掛けを考えているそう。
もともとは、パパが子どもたちとの遊びで宝探しをやっていて、それを参考に娘さんが考えたのだとか。
「お兄ちゃんのお誕生日でも一度やっていて、本人もノリノリで探していたので今回もきっと楽しんでくれると思います!」
<夕ごはんをバレンタイン仕様に!>
甘いものが嫌いなパパへのバレンタインプレゼントに、毎年悩むというママも多いのではないでしょうか。
角さんに聞いてみると、「もしパパが甘い物が苦手なら、お菓子にこだわるのをやめてみては?」とのこと。
夕ごはんのメニューにハートのモチーフを散りばめてバレンタインの雰囲気を演出しましょう。
「ちょっとしたことですが、ハンバーグをハート型にしてその上にハートの形にカットしたチーズを乗せたり、カレーのニンジンやチーズをハート型にしたり…。
それだけでも、いつもと違う夕ごはんにパパも『おっ?』と思ってくれるのではないでしょうか?」
バレンタインのラッピングアイデア
■瓶詰めで
透明な瓶にチョコを詰めました。
底にクッション材を入れ、リボンとタグを巻き付けるだけの簡単ラッピング。
折り紙や色画用紙をクラフトパンチで型抜きした飾りを付けてもステキです。
■テトラパックで
折り紙を半分に切り、端をのりで貼り合わせ、お菓子を入れたら口を折り、飾り付けるだけの簡単ラッピング!
ひもやステッカー、ウッドクリップで飾っています。
<テトラパックの折り方>
(1)折り紙を半分に切ります。
(2)口の部分を閉じ、折ります。
(3)柄の面を裏にして縦長の長方形になる向きに置き、上、下、右の辺に約5mm幅にのりを付けます。
上下の辺を真ん中で重ねるようにして貼り合わせ、右ののりの付いた部分も貼り合わせます(封筒のような形になるように)。
■クラフトペーパーバッグで
クラフトペーパーの袋の中にお菓子を入れてくるっと包みます。
袋の口の部分をマスキングテープで貼って固定します。
ラベルなどで飾り付け、最後にひもで結んで完成です。
■タルト型で
花びらのような形のタルト型は、実はアレンジ次第でかわいく使えるんです♪
これを利用し、底にピンクのクッション材を敷いてお菓子を載せました。
マチ付きの透明ラッピング袋に入れて、口をひもやお花でかわいく飾って。
■レースペーパーと透明袋で
透明な袋に好きな紙と、クッキーなどのお菓子を入れ、半分に折ったレースペーパーで挟み、穴を開けて麻ひもを通し、結びます。
ナチュラルでシンプルなかわいいラッピングが簡単にできます。
まとめ
アメリカのミシガン州で、子どもたちに日本語を教えていた経験もある角さん。
子どもたちと過ごす中で、欧米の文化や考えに触れるきっかけもたくさんあったそうです。
バレンタインが近付いたある日、生徒の一人である女の子に「Who is your Valentine?」(あなたのバレンタインは誰?)と聞かれたことがあったそう。
どういう意味なの?と聞いてみると、「バレンタインは大切な人に思いを伝える日」で、男女関係なくあげたい人に花やお菓子、カードをプレゼントするのだと話していたそう。
日本でも、最近では「友チョコ」や自分のために用意する「マイチョコ」が定番になりつつあるので、この女の子の考えるバレンタイン像に近付いてきているのかもしれませんね。
固いチョコを刻んだり、温度管理が大変だったり、ちょっと作るのが面倒なチョコ菓子ですが、簡単で見た目もかわいいお菓子なら作るママ自身もテンションが上がりそう。
商業的だといってしまえばそれまでだけど、普段はちょっと恥ずかしくて言えない「LOVE」な気持ちをパパに伝えたり、お友達に日ごろの感謝の気持ちを示したりする絶好の機会でもあります。
子どもやママ友とかわいいチョコを手作りしたり、おうちを飾ったりして今年はバレンタインを思いっきり楽しんではいかがでしょうか?